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<MBTI>16タイプの観点からSNSの特徴について考える

 今回は16タイプ診断の特性を元にSNSの特徴を考えてみようという企画である。同じネットにも関わらず、SNSは性質によってかなりユーザー層が偏っており、その分ノリも異なってくる側面が強い。

ツイッター(現X):INT型

 ツイッターのノリは完全なNT型だ。特にINT型が多い。ツイッターはSNSの中でもかなり高学歴の人間が多いプラットフォームだと思う。学者やエンジニアのような高度な知見を持つ人間が多く、少しでも変なことを言うとすぐ反論がやってくるのが特徴だ。NT型の好む政治系の情報はツイッターでは凄まじい勢いで流れてくるし、やたらと議論も高度なことが多い。

 ツイッターはNT型が多いので、その分どす黒い空気を帯びることになる。NT型は相手の意見に反論したり、揚げ足を取ったりするのが好きだし、場の空気を重んじようという気はない。したがって誹謗中傷が飛び交う独特の嫌な感じの空気がある。パリ市長曰く「悪意の下水道」とのことだ。

Instagram:S型

 一点、インスタグラムはかなりS型の性質が強いプラットフォームだ。N型のようになにかの持論を展開するような方向に持っていくことが難しいからだ。どちらかと言うと旅行や飲食といった日常的な楽しみを視覚的に味わおうというプラットフォームである。「インスタ映え」という話も視覚的・体験的なことがらを重んじるS型に相性が良いだろう。

 私はN型なので、インスタグラムの面白さは未だに良くわからない。芸能人の画像はしばしばインスタで追いかけることがあるが、その程度だ。

Facebook:E型

 FacebookはE型の性質が強いと思う。E型は実名で表に出ることをあまりマイナスと思っていないからだ。むしろ堂々と目立つことを重視するタイプである。それまで日本のネットはI型の人間が好むものという固定観念が強かったので、Facebookは日本では流行らないと言われていたが、結局かなりの程度定着したようだ。

 Facebookは公の顔で行うため、誹謗中傷や過激な投稿は起こりにくい。ネット弁慶なタイプには向いていないだろう。このあたりもE型の性質を感じる。E型にとっては公的空間でのアイデンティティと私的空間でのアイデンティティがそこまで分離していないので、Facebookはちょうどいいのだ。

TikTok:ES型

 TikTokはかなりES型の性質が強い。投稿されている動画の内容を見れば明らかだ。ダンスを集団で踊ったり、一発芸をしたり、どう見ても陽キャの性質が強い。

 また、TikTokは持論を長々と表現することにはとことん向いていないようだ。むしろ少ない情報を音楽や表情でコミカルに伝えることに重きを置いている。この点もまたES型のコミュニケーション方法に近い。IN型はもちろん、EN型にとっても情報を伝達するにはタームが短すぎるように感じるだろう。

2ちゃんねる:INT型

 2ちゃんねるは紛うことなきINT型のコンテンツだ。F型の要素が全く欠落していると言って良いだろう。創設者のひろゆき氏のキャラが良く現れていると見ていいだろう。

 2ちゃんねるは参加者が自分のことをニートだという前提で語ることが多い。実際は全く違うらしいが、このようなネタで盛り上がれるのはIN型に他ならないだろう。それに、2ちゃんねるはツイッターですら真っ青なくらいに言動が刺々しい。F型の要素は皆無に等しいと思う。

note:NF型

 noteのカルチャーはNF型だ。エッセイ調の文章や、人生語りのようなコンテンツが多い一方、学術的な記事や政治経済の記事はツイッターに比べて弱いようだ。専門職者はそこまで多く見かけない。

 ツイッターと違ってnoteはめちゃくちゃ平和だと思う。揚げ足取りや個人攻撃はほとんど見ない。どちらかと言うと場の空気を重んじるような記事やコメントが大半だ。同じネット社会でもここまでカルチャーが違うものかと驚いている。

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