羽生結弦の結婚相手は渡辺麻友ではないかという一考察
昨日、衝撃のニュースが飛び込んできた。日本を代表するトップスターの羽生結弦が突如として結婚を発表したのだ。発表はツイッターを介して行われた。以下が全文である。
発表の文面は独特である。まず文章はほぼスケートと自身の人生についての語りである。肝心の結婚についての言及は「入籍」の一言しかない。相手がどんな人間だとか、どうやって知り合ったとか、どういう夫婦生活を営みたいかといった項目が全く存在しないのである。
おそらく理由は自身のイメージを考慮してのことだろう。羽生結弦はカリスマ的な人気を誇るため、安易に異性との関係を開示してファンを失望させたくはないと思われる。相手の女性に迷惑がかかる可能性もある。だから、意図して結婚について言及しなかったのだ。
ところで、相手の女性の素性はどういうものなのだろうか。まず、公式発表に全く言及がないことから、スケート関係者である可能性は低い。現役選手はもちろん、仮に引退した選手であろうとも、スケート関係者に関して全く言及しないのは不躾だと思うからである。結婚は現在でも公的意味が大きいイベントなので、もし関係者と結婚した場合はスケート業界の皆で祝福するという形になっていただろう。したがって羽生の結婚相手はスケート関係者でもなく、おそらく公人でもないと思われる。
ここで一つの噂が存在する。羽生結弦の結婚相手は芸能界を電撃引退した、元AKBの人気メンバー・渡辺麻友だというものである。
これはあくまで憶測に過ぎない。なんの裏付けもなく、事実である可能性は低いだろう。ただし、仮に事実であったとするなら大変確からしいストーリーでもあるのだ。渡辺麻友は既に芸能界を引退しているので公人ではない。かといって「一般女性」でもないだろう。あえて「一般女性」と明言していないこととも整合性が取れる。
渡辺麻友は熱狂的な羽生ファンだったと言われる。2014年頃に流れた真偽不明の流出画像によれば、彼女は「事務所の許可さえ降りれば羽生と結婚する」とまで言っているようだ。この事実をもって羽生結弦と渡辺麻友は交際しているという噂まで立った。しかし、この時点で羽生結弦と渡辺麻友が交際していた可能性は低い。
渡辺麻友は2020年に突如引退する。これはファンとしても不可解な行動であった。アイドルの卒業後は厳しいとは言え、AKBの神7クラスあれば芸能界で確実に生き残ることができるからである。現に前田敦子や高橋みなみなど、転身に成功したとは言えないメンバーでも、芸能界の第一線で活躍している。渡辺麻友は総選挙一位を獲得したメンバーでもあり、芸能界で生き残れない可能性はゼロだろう。したがって渡辺麻友の引退の理由は体調不良であろうと言われていた。
しかし、もし何らかのルートで羽生結弦と交際が成立したらどうだろうか。彼女にとっては芸能界のキャリアよりも遥かに優先すべきと感じるに違いない。羽生の集客力は残りの全スケート選手を合わせたよりも大きく、今後生活に困る心配は皆無であろう。だから、引退の理由が羽生であれば、彼女ほどの人物があっさり引退しても全くおかしくはないのだ。
また、他の理由もある。羽生結弦と渡辺麻友は人間的に似たところがある。どちらもおそらくINFJ型だろう。両者ともに真摯に理想を追求する努力家だ。渡辺麻友の場合はその自己像がAKBだったのだが、AKBという集団は彼女が考えているよりもモラルが低く、途中で失望してしまったと言われる。
交際禁止のルールを無視して堂々と交際しているものが多かったのが一つの例だ。スキャンダルを契機にのし上がった指原莉乃は渡辺麻友を破って総選挙で三連覇を果たした。2017年の須藤凛々花の卒業の際に彼女が結婚を宣言したことは騒動を生んだ。この時に怒りに顔を歪ませる渡辺麻友の姿は話題になった。似たような話は掃いて捨てるほど存在しただろう。AKBの風紀委員を自称していた岡田奈々ですらスキャンダルが発覚するほどだ。
AKBに失望した彼女だが、もしアイドル時代よりも遥かに高い理想を追い求めているスーパースターが存在したらどうだろうか。羽生は平成に存在したどのアイドルよりもスター性があっただろう。2014年頃から彼女は羽生に惚れ込んでおり、実際にあらゆる手段で羽生に接近することを試みていたという噂がある。彼女のストイックな性格を考えれば10年越しで虎視眈々と羽生にアプローチをしても不思議ではない。
これは誰にでもできることではないだろう。一般人はおろか、有名人でも難しいに違いない。しかし、渡辺麻友ほどの人物ならば可能なのではないか。渡辺麻友ならば喜んで羽生の追求する理想を支えるだろうし、その能力もあるだろう。
今の時代、有名人は肩身の狭い思いをしている。SNSなどで情報が拡散してしまうため、容易に身動きできない。特に羽生ほどのスターなら尚更だ。したがって、羽生と一般人との交際はリスクが高いだろう。実際に一般のファンが羽生に近づけたとは考えにくい。羽生にとっては相手は得体のしれない者だろうし、関係は非対称だ。仮に関係が露見すれば深刻なファン離れを招くリスクがある。
有名人同士のカップルであればこうしたリスクは少ない。お互い立場が同じだからだ。有名人同士のカップルが成立するのはそれなりの必然性があるのだ。新垣結衣と星野源のように業界内での接触がきっかけで結婚まで至ったケースは枚挙に暇がない。
この点で羽生結弦と渡辺麻友のカップルは遜色がない。もちろん羽生結弦は日本を代表するスターなので人気アイドルと同格ではないだろうが、それでも仕事柄接触する機会はそれなりに作れるだろう。こうした有名人は羽生結弦に接近することが一般人に比べて遥かに容易なのである。一般人のファンからしても、別のファンに羽生を取られるよりはまだそれなりに定評のある芸能人の方が納得できるだろう。
もちろん他の可能性もある。高校時代の同級生や、舞台裏の関係者だ。しかし、羽生と交際をしていたと噂された同級生は明確に事実を否定している。舞台裏の関係者に関しては可能性を否定することはできない。仕事場にこういう関係を持ち込む是非はともかく、可能性は高いだろう。
羽生結弦の興味深いところは一切情報が漏れなかったところである。隙の無さは彼らしいと思う。羽生結弦の交際相手は週刊誌が最も嗅ぎ回っているネタだろうから、ここまで隠し通せたのはかなりの凄さだ。
この点で参考になるのは中村倫也と水卜麻美である。両者に直接の接点はなかったが、芸能界のツテ（日村勇紀と言われる）を通して知り合った。有名人同士であれば、環境を共有していなくても交際は可能である。両者は徹底した情報対策の下で結婚までこぎつけた。羽生もこれに匹敵する対策を講じていたに違いない。もちろんコロナという情勢も味方しただろう。
羽生結弦と渡辺麻友の性格を考えると、くだらない匂わせをしたとは思えないし、ごく一部の人間にしか打ち明けなかっただろう。両者ともに ストイックで完璧主義のところがある。彼らの交際が一切漏れなかったとしても不思議ではない。どちらも浮世離れしているだろうから、発覚のリスクを取ってまで、典型的なカップルのような外デートを行うことはないだろう。（要するにNJ型の特徴が強いということだ）。比較的リモートにも耐性があったに違いない。
となると、羽生結弦と渡辺麻友の結婚は、単なる憶測に過ぎないとしても、比較的整合性の高いシナリオと言えるだろう。積極的な証拠がある訳では無いが、状況証拠としてはそれほど矛盾はない。有名人同士が交際・結婚するケースは統計上優位に高く、羽生の結婚相手が人気アイドルでも「奇跡的な偶然」とは言えない。渡辺麻友は芸能界を引退しているから、公式に一切言及されなくても問題はない。
こうした考察はあくまで勝手な憶測に過ぎない。重ね重ね言うが、羽生結弦と渡辺麻友の結婚については積極的な根拠が全くない。あくまで矛盾の発生しないシナリオの一つを挙げているに過ぎない。しかし、有名人同士の交際が多いことやその他の事情を考えるならば、このシナリオが全くの荒唐無稽な妄言とも言えないのではないか。
羽生結弦の結婚相手は渡辺麻友かもしれないし、そうではないかもしれない。一つだけ言えるのは、日本を代表するスーパースターが新たな人生のステージに足を踏み入れたことである。彼の自己表現は競技を引退した後もさらに広がっていった。アスリートとしては例のない人物だろう。羽生結弦はこれからも我々に理想の世界を見せてくれるに違いない。そしてその活躍を傍らで支える人物が1人増えることになったのだ。
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