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至高の100冊…ならぬ35冊だった

先日インスタの読書好きの方のアカウントを見ていた際に「至高の100冊」のハッシュタグを利用して紹介している方が何人かいた。
面白そう、と思ったものの、私の読書量は「並」であり、一ヶ月に何冊もよみこなすような読書家ではない為、「至高」に入れたい本だけで数えると100冊は難しい。ただ、カウントの仕方は人それぞれで、漫画、エッセイ、ノンフィクション、絵本など全てのジャンルを含めてカウントしている方もおり、それならばといけるかも、と考えてみた。

だがそれらを含めた上で実際にカウントしてみても、「至高」は難しい、と思った。普通に好きで手元に置いてたまに読み返す本、などはたくさんあるが、それを「至高」とカウントするのは微妙だ。
そんなわけで、あえて数は絞らず、あくまで自分の中で「至高だ」と思うものを挙げていったところ、キリよく(?)35冊に収まった。
以下、2024年4月現在の私が選ぶ超超超・個人的な「至高の35冊」である。


★赤毛のアン モンゴメリ
★タラチネ・ドリーム・マイン 雪舟えま
★誰かjuneを知らないか 中島桃果子
★すいかの匂い 江國香織
★つめたいよるに 江國香織
★ここはすべての夜明けまえ 間宮改衣
★夏物語 川上未映子
★きみは赤ちゃん 川上未映子
★コンジュジ 木崎みつ子
★schoolgirl  九段理江
★ミシンと金魚 永井みみ
★ハンチバック 市川沙央
★かか 宇佐見りん
★車の娘 宇佐見りん
★あたしたちよくやってる 山内マリコ
★一心同体だった 山内マリコ
★みつあみ レティシアコロンバ二
★バナナブレッドのプディング 大島弓子
★夏の終わりのト短調 大島弓子
★ローズティーセレモニー 大島弓子
★真鶴 川上弘美
★Butter  柚木麻子
★まぶた 小川洋子
★寡黙な死骸、淫らな弔い 小川洋子
★旅をする裸の眼 多和田葉子
★雲上的少女 夏伊
★コンスエラ ダン・ローズ
★潔く柔く いくえみ綾
★トーマの心臓 萩尾望都
★風と木の詩 竹宮恵子
★キャンディ・キャンディ いがらしゆみこ
★セリの熱い夏 森下ヒバリ
★ドナウよ静かに流れよ 大崎善生
★女生徒 太宰治
★しろいろの街の、その骨の体温の 村田沙耶香


ちなみに今回は選別するにあたり、読んだ回数や、今手元に所持している・いないとかは関係なく、「読了した時に心が震えたもの」または初回読了時にそこまでの感動を覚えたわけではないが、なぜか好きで何度も借りたり、または購入したりして読み返してその度にしみじみと「ああ、やっぱり良いなあ、またきっと読むな」と思うもの、を基準に選んだ。
また「赤毛のアン」や、「すいかの匂い」「つめたいよるに」の江國香織作品、「セリの熱い夏」などは小学生の時に図書室で借りてから今にいたるまでずっと大好きで、読むたびに「懐かしさ」で胸がぎゅっとなってたまらない気持ちになってしまう。そういった意味合いでの「至高」のカウントの仕方もある。

前述のとおり私そこまでの読書家ではないしペースはゆっくりだし、読める時は一気に読めるがその気にならない時は一ヶ月に一冊も読めない時もある。
だがまだまだ私が「至高」だと思う本はこの世にたくさん眠っていると思うと、やはり読書はやめられないなと思う。

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