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【原田ゼミ7期ブログ】変な母校での3年間

初めまして!
7期ゼミ長の五十嵐碧(いがらしあおい)と申します。
福岡出身で博多弁がとてもキュートなふわふわ系ゼミ長をやらせてもらっています👤
ESTJ(幹部)、小学校2年~高校3年まで丸坊主(基本3ミリ時々五厘)で野球をしていました⚾️

小学校の時から野球一筋でした!
西日本新聞に掲載していただきました!

 ブログ書いて!と言われ何を書こうか考えたときに、野球について書こうかと思ったのですが、野球好き以外の人からすると別に面白くないのでやめておきます。面白い話をしたいな〜ということで、自分が通っていた高校が少し変わっていたのでそれについて書こうと思います!皆さんの高校にも独自の文化やあるあるが存在していたと思うのですが、皆さんも高校時代を思い出しながら読んでみてください!💭


1. 高校プロフィール

名称:福岡県立修猷館高等学校
沿革:1784年(天明4年)に福岡藩の藩校として開館。(創立240年!?)
著名なOB:金子堅太郎(大日本帝国憲法の起草人)や広田弘毅(第32代内閣総理大臣)など。最近、モデル・女優として活躍している井桁弘恵さんもOGです!✨️

2. 修猷の一風変わった行事

洗礼を浴びる対面式&応援歌指導

 入学後すぐ。憧れの修猷生となれた幸せとこれから始まる青春に期待を膨らませている新入生は対面式のため講堂1階に集められます。すると突然「構えろ!」と大きな声が。もちろんなんの事かさっぱりな1年生は周りをみておどおど。そんな様子の1年生に対し、2階の2.3年生から怒号が飛び交います。「はよ立たんかい!」「なめとんかゴラァ!」といった様子です。実際にはここでは書けないような言葉もちらほら💦(笑)。そして、2.3年生が上体を前後に激しく振り、絶叫しながら館歌を歌います。「館歌もこんなふうに歌えないお前たちはまだ本物の修猷生ではない」というメッセージが込められています。驚愕の対面式を終えた新入生はここから地獄の1週間に突入します。

 応援歌指導は、入学後2週目の月曜から金曜の放課後を丸々使って行われます。修猷館には館歌の他にも幾つか應援歌があり、野球部の全校応援などで勝敗に応じて歌われます。その應援歌を歌えるようになる、そしてこの1週間を通じて修猷生としての入口にたつということが目的だと思います。

 月曜日の放課後、席に座っていると、突然太鼓の音が校舎に響きます。どー--ん、どー--ん、どー-ん、どーん、どん、どん、どん、ど、ど、どと徐々に音の間隔が短くなり、廊下から男の叫び声と走る音が聞こえてきます。ものすごい勢いで教室のドアが開き、応援団(学ラン、裸足)が2人飛び込んできます。「てめえら全員立て!」「のろのろすんな!」そんなことを叫びながら、鬼のような形相で迫ってきます。全員が立つと、”構え”という姿勢をとらされます。”構え”は足を肩幅に開き、握った拳を背中で合わせ、胸を張った姿勢です。そして準備が整うと、出席番号順で一人ひとり点呼が行われます。この点呼が異常なんです(笑)。構えをとった自分の前に応援団が立ち、顔が触れんばかりの超至近距離で「なぁまえはぁああああ!」と聞いてきます(叫んできます)。それに対し「いがらしでえええええす!!!!」と叫び返します。するとまさかの返答が返ってきます。「聞こええええええん!」それを聞いて「!?!?!?!?!?!」状態の僕。するとまた「なぁまえはあああああ!」「いがらしでえええええす!!!」「声が小さい!なまえはあああああ!」数回これを繰り返した後、「今からお前の名前を3回呼ぶ!大きな声で押忍と返事をしろ!いいや!?」と言われ「押ー------忍!」と返事をします。そして「五十嵐!」「押ー---忍!」「五十嵐!」「押ー---ー忍!」「五十嵐!」「押ー------忍!」といった具合の叫び合いをします。これをクラス40人、大人しそうな女の子含めて全員行います。時間にして1~2時間ほどだったでしょうか。1日目は最後に、館歌以外の応援歌(4~5曲)を全暗記してくるよう言われ終了します🫥

 2日目以降も同様の点呼が行われ、全員分の点呼が終わり次第、応援歌の練習に移ります。応援団のうち1人が教壇の上で音頭をとり、もう1人が生徒の周りをぐるぐる周回しながらちゃんと歌っているかチェックします。僕は歌詞がうろ覚えだったため、応援団が近くに来たときは咳ばらいをしてごまかしてました😶(笑)。同じ歌を何度も何度も繰り返し、2日目が終了します。同様の流れを金曜まで行い、最後は学年全体で集まり全曲歌い切ります。そして最終日には、クラスの担当だった2人の応援団員から「これでホンモンの修猷生たい!」「修猷を誇るな!修猷が誇る人間になれ!」などの言葉を言われ、達成感や感動(?)を覚えます。かくして応援歌指導は終了となります。

 もちろんものすごい唾が飛ぶのでコロナ禍においては中止されましたが、僕の代はありました。この激ヤバイベントを越えて初めて入学が認められます。どうでしたか?異常さを伝えたいがために長々と書いてしまいました。すみません💦(笑)
 実は応援歌指導のヤバいエピソードやおもしろエピソードはまだまだあるので、気になる人が居たら聞いてください😁(笑)

ここからちょっとスピードアップしますね🏃🏻‍♂️

これが本物の遠足なのか!? 十里踏破遠足

 これは冬に行われる行事です。遠足と言えば楽しい!ですが、この行事は違います。学校から十里(40キロ)を1日かけて全員で歩きます。初めは友人と談笑しながら楽しく歩けるものの中盤~終盤にかけてはきつさしかなかったです💦ただ、歩き切った達成感はもの凄いものでした。ちなみに應援團は下駄で歩いてました(笑)

ちなみに僕は40㌔歩くくらいなら走りたい人間ですけど。

全員本気!笑顔と涙の大運動会

 「修猷と言えば大運動会。」皆が口を揃えてこう言う行事があります。運動会でも体育祭でもなく大運動会。ここには謎のこだわりがあります。準備も含め夏の5か月間を使う修猷大運動会の目玉は、応援コンテスト(通称:応コン)とタンブリングです。応コンとはひな壇に座った状態でパネルを使い文字を作る競技です。ブロック全員で作り上げるため、とてつもない熱量になります。全員で歌を歌い叫びながら自分のパネルを何度もめくります。声とパネルをめくる音が合わさり大きな一体感が生まれます!1つのパネルには4色ほどの面があるため、ミスなくやり遂げるのがとても難しいんです。1人だけ違う色を出している状態にならないように、緊張感をもって取り組まなければなりません。説明が難しいので、良かったらYouTubeに上がっている動画を見てみてください!👀

    

左:全て自分たちで書いてた絵
右:高い完成度だからこそミスしたら目立つ緊張感

 タンブリングとは男子の集団演技です。簡単に言えば、組体操の上位互換です。上裸、下半身柔道着で行います。戦闘をイメージした陣形を技で表現します。各ブロックの男の意地がぶつかり合うこの競技。最も難度が高く、これを成功させるかどうかが命運を握るのが7段ピラミッドです。成功して涙を流しながら叫ぶ者、失敗し呆然とする者、それを見て涙を流す女子や保護者。これぞ青春。誰か一人でも潰れたら全体が崩れるため大変危険です。僕も1年生の頃、タワー崩落に巻き込まれ4メートルの高さから落下し、全治数カ月の首の怪我を負いました。実際、このご時世にこの競技をやるのはどうなのか?といった議論もあります。ただ、それでもこの伝統を守りたいという生徒たちの強い思いで存続しています。こちらもYouTubeで見てみてください!👀
1つ目の動画は最初に7ピラを行い、2つ目の動画では最後に7ピラを行っています。YouTubeにあがっているのが少し前の年のものしかなかったのですが雰囲気は伝わると思います!!🔥


左:花形の7段ピラミッド
右:非常に危険度の高い4段タワー

 この他にも、棒倒しや騎馬戦など昔ながらの肉体勝負系競技が多くあります。今の時代ここまでやる学校もそう多くないのでは?と思います。ただ、だからこそ本気になれる、熱くなれる大運動会になるんだと思います。ちなみに、運動会に熱中しすぎて受験勉強に大幅な遅れが出る人が多数いることは内緒です🫢(笑)
実際、部活を引退した後、準備のために夏休み~10月を返上したのが僕です、、、

 大運動会だけでなく大文化祭もあります。文化祭ではクラスごとの展示(学習要素を詰め込んだもの)と有志による発表が主になります。ちなみに自分のクラスは楊貴妃の映画を自分たちで1から全て制作しました。また、バンドと講堂での有志にも参加しました。

366日・赤い糸・そっけないを歌いました🎤

3. おわりに

 いかかでしたか?書いていると愛校心に駆られ沢山書いてました笑。だいぶバンカラ色強めの母校の紹介になりました😂他にも様々な行事があったり朝課外と呼ばれる0時間目の授業が毎朝あったりと凄く大変な学校ではありましたが、どれも全力で取り組むという雰囲気が自然と学校全体に浸透していたのは、今思えば凄いことだったと思います。また、校則がなくスマホも自由。そんな環境だからこそ、自身を律し続けなければなりませんでした。

 私が今回改めて高校時代を振り返り感じたこと。それは、何事も気合と根性、タフな精神が大切であるということです。THE 体育会系の考えで安直だと思う人もいるかもしれません。でも、自分はそう思います!(逆あばれる君)それが激しい運動を伴うものでなくとも、目標を達成するためには必要不可欠なものじゃないかなと思います。

 また、なにかを全力でやりきった経験は、自分自身を形作る重要な要素になるということは本当にそうだと思います。私にとってそれは野球であり、高校生活でもありました。

 これから特に7期はきつい時期に入ってきます。ただ、皆で研究をやり抜こう。
絶対に大きな経験になると信じてます。
そしてみんなでやりきった先の景色を見たいです。

 ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!🙇🏻‍♂️
今後もゆるふわ系ゼミ長をよろしくお願いします👦🏻


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