見出し画像

ベストティーチャー賞!

先日、発表がありまして。学部のベストティーチャーに選ばれました!

…って何ですか??という感じですよね(笑) 自分としては、かなり感慨深いものがありましたので少しお話させてください。


ベストティーチャーってなに?

大学って「授業評価」というものがあるんですね。おそらく、どの大学でも実施していると思います。授業を受けた学生たちが「授業を評価」するんです。ちょっと怖いですよね(笑)

いろいろな項目があるのですが、その一つに「授業に対する満足度」が5段階評価であります。1が低く5が高いという。で、私が担当した授業で、その値が学部の中で最も高かったので、「ベストティーチャー」を受賞したということなんです。

どんな授業なのか?

かなり特殊な授業といっていいかと。2022年から学部で始まった「地域留学」という教育プログラムがありまして。夏休みに一か月間、地方都市に滞在しながら、その地域の課題を知り、解決に向けた糸口を探すという内容です。

これまで、10県以上の地域に学生を派遣してきました。1カ月も過ごすって、とんでもないチャレンジですよね。でもすでに100名近くが地域留学を経験しました。

で、その地域留学に行くために必須の授業がありまして。その授業を私が担当しており、今回、受賞対象になったということです。

授業では、派遣前の心構え、ヒアリングの技法、リサーチの方法などを盛り込みました。さらには、派遣先の方にzoomで参加して頂いたり。ときには、わざわざ東京まで出張して頂き、対面で地域のご説明をしてもらったりと。こういう時は、だいたい盛り上がりますね(笑)

学生たちの様子

これはもう、毎回めちゃくちゃテンション高めでしたね。そもそも、地域留学にチャレンジしようという学生さんたちなので、コミュ力もあるし、反応スピードが速いといいますか、受け答えもしっかりして的確なんですね。

この授業を受けているのは、入学したばかりの1年生も多いんです。で、なかには北海道出身です、とか熊本出身です、とか、遠方から進学した学生もいるんです。で、

  ”なんでウチの大学を選んだの?”

と聞いたら。高校生の時に「地域留学」を知って、どうしても行ってみたいと思いました、とか言うんですね。もう驚きと感動が入り混じった感情が沸き上がるっていう感じで…。

そんな学生さんたちなので、ヒアリングに出かけるにしてもチームビルディングもちゃんと出来ているし、事後のフィードバックとかもしっかり対応できるんですね。やれるんですよ、若くてもなんでも。

だからモチベーションがすべて

学ぶということに対して必要なのは何か。それはもう、「モチベ一択」じゃないでしょうか。どんな知識があるか、どんな経験があるか。そんなんじゃないんですよね。「やりたい!」っていう気持ち。それがすべてだと思っています。

そして教員が出来ることは何か。そのモチベにさらに火をつけ、風を起こし、薪を絶やさずに燃やし続けることだと思います。私の大好きな言葉がありまして。

"A child is not a vessel to be filled, but a fire to be lit."

プルタコスの言葉がオリジンのようですが。大人の役割は、前向きな気持ち、好奇心、チャレンジ精神などを持った子たちを見守って、彼ら自身が成長を遂げていくのを支えることだと、そう信じています。

毎回の授業で、目をキラキラさせていた学生たち。そこに真実があったんじゃないかと。もっともっと、できることあるはずと思い続けています。引き続き頑張ります!ということで、お読みいただき、ありがとうございました。

動画はコチラです!



この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?