投資のはじめの一歩。【浪費家でビビりの体験談】
株式投資。この言葉に対するイメージは人それぞれだとは思うが、始める前の私にとっては、「投資=ギャンブル」であり、「投資=素人は損するもの」だった。当時は時間と心身を削って稼いだ大事なお金をそんなことに使いたくないと思っていた。その割には貯金は全然なかった。正直なところ、30歳まで本当に貯金がほぼ0円だった。そんなビビりで浪費家な私が投資を始めたきっかけと、投資の始め方について少し書いていきたいと思う。
前回にも書いたが、投資を始めたきっかけは、5年前に職場の大先輩が楽しそうに株式投資をしていたことだった。儲かったときは、お酒を奢ってくれたし、損した時もお酒を奢ってくれて愚痴を聞かされた。当時は、モノタロウが絶対上がるからなと言っていたのを思い出す。今では大好きなロレックスも車もきっかけをくれたのはその先輩だ。
興味はあったけど、リスクもあるしなーと悩み、取り敢えず勉強したいと考え、中桐啓貴の『日本一カンタンな投資とお金の本』を買った。結果、株式投資の可能性にまんまとハマり、一先ずやってみようと思い、始めた。この本は物語形式になっており、とても読みやすい。今では投資がブームになっており、周りにやっている人がいると思うので、体験談を聞いてしまうのも手っ取り早いと思う。
投資のハードルとして、初めの一歩の物理的・心理的な敷居の高さがあると思う。単純に証券口座を作成するのが面倒くさい。しかし、やってみると意外と簡単で、楽天証券かSBI証券かマネックス証券辺りが始めやすいと思う。この辺りは、ポイント投資対応や、手数料が無料だったり、取引ツールが優秀であったりする。また口座開設時にポイントサイトを経由すればポイントも貰えるので、一石二鳥。よくわからなければ全部開設してもいいと思う。
次に心理的なハードルは、「株は損するもの、株で破産する人もいる、投資詐欺など余り良いイメージがない、株で稼ぐのは邪道だ」などなど、色んなイメージがあると思うが、それを払拭するのは、自身で体験するということが一番だと感じる。やってみて合う合わないはあると思うし、全員が得するとは思わないが、体験としてやってみて損になることはないと思う。やらないでイメージだけで喋る人にはなりたくないしね。最初は、楽天ポイントなどで投資をして、慣れたら現金でやればいいと思う。最初の半年くらいは半信半疑でやっているので、常に資産額が気になるし、色んな銘柄や手法に興味を持つけど、やりながら自分なりに合う手法を吟味し選択していけばいいと思う。日本の好きな個別株、オルカンやS&Pなどの投資信託あたりから始めてみてそこから興味を広げていけばいいと思う。
自分もそうだったけど、勉強してからやろう、だといつまでたってもできないので、えいやでやることも大事。意外とみんなそんなもんだし。
また、今ならNISAがあるので、積み立てで始めてもいいかもしれない。最初はどれを買ったらいいのかわからないし、選択出来ないと思うが、書籍やYoutubeなどを参考に自分で決めるのがいいと思う。自分で決めるということが本当に大事で、ここを他人に任せたりすると今後も他人任せになり、判断するときに自分軸がなくなり、狼狽することが出てくると思うので、間違っても遠回りしてもいいので自分で判断するということが本当に大事になる。自分のお金だしね。
投資5年目の今、楽しくて仕方がない。正直、劇的に儲かっているかと聞かれるとそうではないが、やる前と比べるとお金に対する考え方の変化、将来への漠然としたお金の不安がなくなったり、社会経済に対する理解が高まり社会に参加しているという意識が強くなったり、数字に強くなったりするので、良いことしかない。たまに外して損もあるけど、それすらも楽しい。損についても書いても面白いかもしれない。また、機会があれば、自分の投資している銘柄や、選択した基準や考え方なども述べていきたいと思う。