海と桜を見に行ってきた日記

2024年3月8日 19:02

今日は日記的なものを書こうと思う。

先日、河津桜と海の映像を撮ろうと電車で千葉県勝浦市へと向かった。
電車で出かけるのは結構好きだ。
好きな曲とかラジオを聴きながら、過ぎ去っていく風景を観察しているとなんか頭が楽になるというか、整理されるというか。
風景に集中していて思考が単純になっているからかもしれない。
「田んぼだ。」とか「あの山の中どうなってんだろう。」とか「雲の形覚えておこう」とか。すぐに忘れるようなどうでもいいことしか考えてない。
電車に揺られながら。
それでもそんなタイミングでポンッと、とんでもないアイデアが降ってきてくれたら面白いのになぁと思っている。
だから景色を眺めながら、どうでもいいことを思い浮かべて、脳内に余白をあけているのかもしれない。
最近は「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」のポッドキャストをよく聴いている。
田舎だと田んぼとか河川のまわりによく青鷺が佇んでいて、それを見る度に「ジブリみたいだなあ」と思う。
最近はそういう長閑な風景を見る度に青鷺を探してしまう。

勝浦駅に着いた。ちょうど雛祭りのイベントを開催していたようで街は人で賑わっていた。
ああ、今日は天気がいい。
天気がいいとか悪いとか。そういった当たり障りのない話題は、
「何かしら発言したいけど話題がない。。」とか「とりあえず会話のキャッチボールを。」みたいな。なんとか会話を繋ぐためだけに使われる最後の切り札として、存在しているものであると、なんとなくそう思っていたのだが、それでも「いや天気いいなぁ！」と脳内話題のメインコンテンツに躍り出るほどに天気がよかった。

まず近くのコンビニに寄っておにぎりを調達した。
最初の目的地に向かおうと歩いていると、街の至る所に大量の雛人形が飾られていてインパクトがすごさに驚いた。

勝浦駅から30分ほど歩いて官軍塚という場所に向かった。
官軍塚は河津桜の名所で、さらに海を眺望することができるというまさに絶景スポットとなっている。
この場所は小さい頃から何度か訪れたことがあって、映像作品を作るようになってからは毎年訪れるようにしている。
いつもはだいたい車で来ていたのだが今日は徒歩。
距離は3kmくらい。しかも坂道が多いというかほとんど坂道だったので、到着した時に登山みたいな達成感があった。