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ありのままを生きること〜ルチアのラスール物語15〜

第15話 オンラインでコネプラ?

2020年4月、コロナの緊急事態宣言を受けて、あらゆる活動がストップした。勤めていたインテリアショップもショッピングモールごと休館になり、学校は休校に、そしてテレワークがあらゆる企業で始まった。

ステイホームという言葉がテレビからひっきりなしに流れていた頃、私が目指していた、コネクションプラクティスのラスール認定コースの学びにも変化が起きていた。
コネクションプラクティスは、
「共感と洞察を統合し、人生のあらゆる課題を解決するためにあなた自身を力づけるスキル」(コネプラの定義より、一部抜粋)
と定義づけられている。

そのため、講座では、ロールプレイでワークするので対面で行うことになっていた。このままでは、講座に入ることができなくなってしまう。
これから本格的にコミットして学ぼうとしているのに・・・
困惑して、途方に暮れていた頃、マスターラスール(ラスールを認定するラスール)やラスールの皆さんがオンラインで出来る様に試行錯誤してくださっているところだった。

そんな中で、最も困難なワークがあった。パート2の中にある「つながりの道」と言うワークだ。
道とついているので想像がつくかもしれないが、実際に道を歩いて行くワークである。それをオンラインで一体どうやってやったらいいのか?ワークのリアリティや本物さを維持したまま本当にできるのだろうか?
そんな疑問が湧いていた。

だが、そんな疑問は不要となった。
オンラインでも道を歩くことができる。
ラスール(トレーナー)が様々な形でそれを実現していった。

その頃の実践が今現在、ハイブリッドやオンラインでの開催の時に活きている。海外や遠方だったり、介護や育児など様々な事情で対面でどうしても学ぶことができない方たちに喜んでいただいている。

私は、IT関係が全くの音痴で周りにも詳しい人は居なかった。そんな中でのオンラインでの講座の受講。ファシリテーターとしての参加に緊張しながら手探りで必死についていこうとしていた。ネット環境が悪くて落ちてしまったり、フリーズしたりとアクシデントは尽きなかった。

大変なこともあったけれど、利点もあった。
自宅から、あるいはネット環境があるところならどこでも出来る。
移動時間や交通費はかからない。
自分の時間が増える。

そんな、新たなライフスタイルも楽しむことができていった。

認定トレーナー・ラスールに向けての学びの中で私の大きな支えがあった。
それは、少し前から始まった、メンター制度だった。
1対1の家庭教師のような感じでそれぞれ自分にとって必要な学びをそこで個人レッスンしていく。
そのメンターをどうやって決めてお願いしたらいいのだろう・・・

私の周りの仲間たちは、マスターラスールのくみくみに相談して紹介してもらっている様子を何度か見ていた。
中々相談できずにいる中、ふと「そうだ、ハートに聞いてみよう」
とハート/脳洞察をして聞いてみた。

すると、あこさんのzoomのアイコンの写真が見えた。広いつばの白い帽子を被った笑顔のあこさん。
しかし、まだ、話したことがなかった。
それから、個人セッションで伺った時にくみくみに相談してつないでもらった。それが、メンターのあこさんとの出会いだった。
今思えば不思議な出会いだった。
最初のメンタリングでお互い顔を見合わせながらキョトンとしてたのをとてもよく覚えている。

だけど、あこさんとのメンタリングで沢山の共感を受けて、全てを受け入れてもらって、ほぼ、個人セッション状態だったメンタリング。
鬱が治ったからといっても全ての痛みが解消された訳ではなかった。
ラスール認定コースを目指す1年の間に起きた様々な困難もあこさんに聞いてもらったこと、受け入れてもらったことで逃げずに前に進めたのだと思う。

                     次回へ続く

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