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視えない世界を掘る理由

幼少期から他人には視えないものが自分

には視えるという恐怖を抱え生きてきた。

他人の思考もある程度視えていたので、

人と付き合うのも苦手だった。

親に相談しても気のせいだとあしらわれ、

子供ながらにどう処理していいのかが

わからず、常に恐怖に怯えていた。

そして、いつの間にか視えてるものを

気のせいだと脳で拒否する癖をつけだした。

すると、私が認めざるをえない様な現象を

起こす様になった。

「それをどこまで拒否るか?」

日々それとの戦いだった。

ごまかしごまかし過ごしてきた。

20代後半に1年ちょっと仕事でヨーロッパに

住んだ時、あからさまに他人には視えない

「世界のあの世の洗礼」を受け、認めざるを

えなくなった。

そこからまた自分しか視えてないものたち

との距離感に苦しみ出した。

当時占い師という方々は私と同じ感覚を

持つ人ばかりだと思っていたので、この

現象について教えてくれる占い師がいない

か散々探し鑑定してもらったが、言及でき

る人はいなかった。

そうこうしてるうちに人生後半になり、

病気をして仕事ができなくなり、療養せざる

を得ない状況の中で有り余る時間を潰せず、

あまり興味のなかったYouTubeを見始めた。

そこには怪しげな話がゴロゴロしていた。

ここなら自分の視ている世界を説明できる

人がいるのでは?と探しているうちに

2人の霊能力者を見つけた。

その2人のサロンや鑑定、セミナーを受け

この世について学んでいくうちに、自然に

占い師になっていた。

占い師をして分かった事が、自分の能力が

どんなタイプか。

今まで考えた事がなかったので、どこか

他人事の様な感じで初めて自分の能力に

ワクワクしたのを思い出す。

でもワクワクも数日するとすぐ悶々とする

日々が始まった。

私の鑑定は問題のある次元に遡り、どんな

事があり今問題となって現れているかを

見つけ、その情報を引き出し言語化し

クライアントさんにお話しして解決して

いくという手法。

そして今のクライアントさんの状況が

続くとどういう現実になる可能性が高い

かを視る事ができるので、あまりにも

今に囚われすぎている場合はお伝えする。

これは考えてできる様になったわけでは

なく、自然に視える(情報が来る?)感覚

で行います。

そんな鑑定していくうち、相手に視えない

情報領域を使い、お金を頂く事に

だんだんと罪悪感を持ち始めてた。

自分でもどういうシステムなのかが

わからないにも関わらず占いをする事に

対し無責任なのではないか?

幼少期から無意識にやっていた事で

本来は嫌いだった能力を使い、人様

からお金を頂きカウンセリングをしている

自分って何なのだろうと。

そんな疑問から浮かんだのが、「それなら

自分の視えてる事をできる限りどうなって

いるのか調べてみよう」と。

古典物理から量子理論まで調べると、

思いの外情報がある事に本当に驚いた。

そして色々腑に落ちた時に、私は自分が

1番自分を信じられないまま、嫌悪感を

持ったまま占い師をしていた事に

気がついた。

幼少期から誰も理解してくれなかった。

自分の全てを否定するという形でしか

生きて来れなかった。

そして生きていくにはこんな変な能力を

悟られてはいけない。

誰も頼れないのだから自分でお金を

稼げる人間にならないといけない。

いつに間にかお金さえあれば幸せなんだと

転換して考えてた。

当然友人はいなかったし、そういうのは

必要ないと思ってた。

今思うと寂しい生き方をしていた。

そしてようやく占い師という自分と

向き合う覚悟を決め、自分の為に調べて

いた私の視えてる世界の仕組みを、

完璧に証明できないのはわかった上で、

間違いを指摘されたり批判されるかも

しれないのも承知の上で全てを受け入れて

noteに書いてみようと思った次第です。

もし私の様に持って生まれた自分の能力

に苦しんでいる人がいるのなら、

「自分は頭がおかしいわけではないんだ」

と知って欲しい。

視えない世界の話をするお子さんを持つ

親御さんにも、理解して受け入れて欲しい。

そんないろんな思いと、書きながら

自分を赦す作業、そしてほんの少しでも

自信が持てる様になる為にも掘っている

んだと思います。

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