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#128 主動筋と補助動筋のお話①

私たちは、日常生活やスポーツなどを
行っていく上で、
たくさんの筋肉を使っています。

人には何個の筋肉があると思いますか?

人の筋肉は、筋肉は640個と
言われています。

筋肉には2通りありまして、
自分の意志で動かせる筋肉を骨格筋といい、
全体の筋肉の約40%になります。

残りは、自分の意志で動かせない
筋肉となりまして、
ここには心筋と平滑筋がございます。

普段、身体を動かすために使っている
筋肉は骨格筋になります。

骨格筋で身体を動かすときに、
その動きを行うために
主に働く筋肉は主動筋と呼ばれ、
補助的に働く筋肉は補助動筋と呼ばれます。

今まで多くの方を施術を
させていただいておりますが、
主動筋(メイン)と補助動筋(サブ)の
逆転現象が起きてしまっている方や
主動筋の中でもバランス悪く使われている方を多く見てきました。

メインはメインの働きを、
サブはサブの働きをさせてあげることが、
ケガをしないためには大切になります。

ここでは、肩関節の主動筋・補助動筋を
綴っていきたいと思います。

主動筋をメイン
補助動筋をサブとしていきます。

肩関節の関節運動には
・屈曲
・伸展
・外転
・内転
・外旋
・内旋
・水平屈曲
・水平伸展

があります。

・屈曲
メイン:三角筋前部、大胸筋鎖骨部
サブ:烏口腕筋、上腕二頭筋短頭

・伸展
メイン:三角筋後部、広背筋、大円筋
サブ:上腕三頭筋長頭

・外転
メイン:三角筋中部、棘上筋
サブ:上腕二頭筋長頭

・内転
メイン:大胸筋胸腹部、広背筋、大円筋
サブ:大胸筋鎖骨部、烏口腕筋、肩甲下筋、上腕二頭筋短頭、上腕三頭筋長頭

・外旋
メイン:棘下筋、小円筋
サブ:三角筋後部

・内旋
メイン:肩甲下筋、大円筋
サブ:三角筋前部、大胸筋鎖骨部、
大胸筋胸腹部、広背筋

・水平屈曲
メイン:三角筋前部、大胸筋鎖骨部、
大胸筋胸腹部、烏口腕筋、肩甲下筋

・水平伸展
メイン:三角筋中部、三角筋後部、棘下筋、小円筋
サブ:広背筋、大円筋

肩関節は、インナーマッスル、
アウターマッスルが連動しながら
上記の動きを複雑に複合的に
行うことが出来ています。

肩関節のインナーマッスル
でありますローテターカフ
(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)は
とても大事な筋肉たちになりますので、
肩関節の求心性を保つために
鍛えていただけると幸いです。