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#63 意外と多いXO脚

コロナでの家で生活することが
長かったため
若い方の運動不足が
深刻視されるようになっています。

そのため比較的若年層から
年齢を問わずにXO脚になるリスクは
高いと言われています。

XO脚は、膝下O脚とも言われます。

XO脚とは脚を閉じた状態で直立したときに、両方の太ももやヒザに関してはくっ付くが、
ヒザから下が外側に曲がってしまっている
状態をいいます。

内股気味であることが多く、
膝を内側に締め付ける力が強いとされる
女性に多くみられます。

太ももとお尻の外側、
ひざの外側が異常に発達して
太くなるのが特徴だったりします。

XO脚かどうかの
チェックポイントとしましては
ふくらはぎの間の距離を測っていきます。

姿勢は、膝蓋骨を前面に向けて両膝、
足部内側をつけて揃えた状態で
立位になります。

ふくらはぎの距離が2横指以上離れている
場合はXO脚と判断することができます。

XO脚の原因・要因には下記のものが
挙げられます。

①骨盤・股関節・膝関節の歪み、ねじれ
②大殿筋の筋力低下、機能低下
③内転筋の過緊張
④回外足
⑤生活習慣(姿勢・座り方・立ち方・
歩き方)

①骨盤・股関節・膝関節の歪み、ねじれ

骨盤が前に傾くと、股関節が内旋
(内側に回転すること)することに
なってしまい、
それに連動する形で膝が内を向くように
なってしまいます。

XO脚の方の場合は、反張膝になっている
ことが多かったりします。

②大殿筋の筋力低下、機能低下

座る時間が増えると腸腰筋が収縮して
硬くなり骨盤前傾になりやすく、
それに連動する形で膝が内を向くように
なってしまいます。

大殿筋は大腿骨を外旋させるため
筋力低下により大腿骨を外旋できなくなり、
内旋しやすくなります。

③内転筋の過緊張

内転筋群の緊張が亢進してしまうと大腿骨が内側に引っ張られやすくなってしまいます。

股関節の内向きの状態が
長く続けば続くだけ、
内転筋群の緊張が高まってしまいます。

④回外足

正常な足関節は約5°回内しているが、
足の小指側に重心がかかるクセがあったり、内反捻挫による外側側副靭帯の緩みや、
足関節回内機能を持つ腓骨筋群や総趾伸筋の機能低下などがあると、
回外足になりやすくなります。

回外足の状態が続くと外側重心になり、
O脚傾向になってしまう。

⑤生活習慣(姿勢・座り方・立ち方・
歩き方)

横座り・ペタンコ座りをし続けると、
膝脛骨・腓骨全体は、
足首を支点に外側に倒れ、
膝下全体は外側方向へ捻じれてしまう。

ねじれ歩行は、歩く時に足の外側を蹴り出すような歩き方で、立っているとき、
歩くときに小指側に体重がかかると
XO脚を助長することになるので、
修正する必要があります。

ここで挙げさせていただいたXO脚をはじめ
X脚、O脚に関しましては、
女性の方にとりましては、立ち姿などに
影響が出てきてしまいます。

また、男性も女性も将来的に、
ケガや身体の不調などが出やすくなり、
自分らしい未来に影を落とす
可能性があります。

ですので、痛みがないからといって
無視することなく
ご自身のお身体に向き合っていただけると
幸いです。