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#77 意外と多い 足関節不安定症

学生時代に負ったことが
あるケガはなんですか?

と質問されますと、
多くの方が思い浮かぶのが
足関節の捻挫ではないかと思います。

部活などで運動されていた方は
程度が軽いものから重いものまで
複数回捻挫してしまったことが
ある方も多いのではないでしょうか。

何度も捻挫をしてしまい、
加えて適切な施術や治療など
を行わなかったりしますと
何も原因が思い当たらなのに、
足関節が痛かったり、
足関節がゆるい感じがしたりする場合は、
足関節不安定症の可能性が考えられます。

足関節不安定症とは、
足関節捻挫後の治療が
不十分であった結果として、
靭帯が弛緩してしまい
足関節に慢性的な不安定性(ぐらつき)
がある状態をいいます。

繰り返す捻挫や歩行時の
足関節周囲の不安感の原因と
なってしまいます。

放置してしまうと
関節軟骨の損傷や変形性足関節症を
もたらすこともあります。

足関節不安定症の状態ですと、
足関節の真ん中にあります
距骨という骨の位置が悪くなったり、
収まりが変化したりしてしまいます。

そうしますと、足関節の動きが悪くなり、
硬くなりやすくなります。

足関節が不安定かつ動きが
硬くなってしまいますと
足関節の上にある膝関節、股関節、
腰などにも負担が乗る形になりやすいので
注意が必要になります。

足関節は骨盤とともに、
むしろ骨盤よりも大事な
土台になりますので、
ご自身の足関節に一度
目を、耳を傾けていただけると幸いです。