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#131 主動筋と補助動筋のお話④

私たちは、日常生活やスポーツ
などを行っていく上で、
たくさんの筋肉を使っています。

人には何個の筋肉があると思いますか?

人の筋肉は、筋肉は640個と
言われています。

筋肉には2通りありまして、
自分の意志で動かせる筋肉を骨格筋といい、
全体の筋肉の約40%になります。

残りは、自分の意志で
動かせない筋肉となりまして、
ここには心筋と平滑筋がございます。

普段、身体を動かすために使っている筋肉は骨格筋になります。

骨格筋で身体を動かすときに、その動きを
行うために主に働く筋肉は主動筋と呼ばれ、
補助的に働く筋肉は補助動筋と呼ばれます。

今まで多くの方を施術を
させていただいておりますが、
主動筋(メイン)と補助動筋(サブ)の
逆転現象が起きてしまっている方や
主動筋の中でもバランス悪く使われている
方を多く見てきました。

メインはメインの働きを、
サブはサブの働きをさせてあげることが、
ケガをしないためには大切になります。

ここでは、股関節の主動筋・補助動筋
綴っていきたいと思います。

主動筋をメイン、
補助動筋をサブとしていきます。

股関節の関節運動には
・屈曲
・伸展
・外転
・内転
・外旋
・内旋

があります。

・屈曲
メイン:腸腰筋、大腿直筋、恥骨筋、
大腿筋膜張筋
サブ:縫工筋、中殿筋、小殿筋、薄筋、
長内転筋、短内転筋、大内転筋

・伸展
メイン:大殿筋、大腿二頭筋、半腱様筋、
半膜様筋
サブ:中殿筋、小殿筋、薄筋

・外転
メイン:大腿筋膜張筋、中殿筋
サブ:大腿直筋、縫工筋、大殿筋、薄筋

・内転
メイン:恥骨筋、長内転筋、短内転筋、
大内転筋、薄筋

・外旋
メイン:大殿筋、深層外旋六筋
サブ:腸腰筋、縫工筋、恥骨筋、
大腿二頭筋、中殿筋、小殿筋、
長内転筋、短内転筋
※深層外旋六筋の中には
下記の筋肉が含まれます
梨状筋、大腿方形筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋

・内旋
メイン:小殿筋
サブ:半腱様筋、半膜様筋、中殿筋

股関節は、人に備わっております関節に中で
圧倒的に多くの筋肉が関わっております。

ヒトが進化の過程の中で、
四つ足歩行だった時は
上記の筋肉たちをフルに
使っておりましたが、
直立二足歩行になると基本的に歩行に関わる筋肉しか使わなくなってしまいました。

ただ、日本人は畳での
床生活をしていたときは、
立ち上がる動きなどは自然と
股関節の筋肉を使っておりました。

ですので、長くご自身の足で
歩き続けるためには
股関節にあります筋肉を多く
使い続けることが大切になります。

股関節は回すことができる関節ですので、
ぐるぐる回すだけでも
筋肉に刺激を与えることができます。

こちらの投稿も参照していただけると
幸いです。

股関節は、片足立ちでも
鍛えることができますので、
片足立ちはやってみていただけると
幸いです。