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イギリス

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イギリスの素敵な風景など
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実は軍によって守られている?? 気温30℃、またタイナムへ・・

夏休み中は毎日17℃ほどしかなく海にも川にも出かけられなかったが、新学期が始まった途端連日25℃以上あり、とても暑い1週間だった。 昨日なんか各地で30℃を越し、ビーチはどこも大賑わいだったらしい。 いわゆる「海水浴場」として人気があるスタッドランド(Studland)は「人気のビーチ」としてガイドブックにも載っているし、実際に風光明媚な上にトイレやカフェやギフトショップなども完備されていて、サーフィンやカヤックなどのウォータースポーツ用品の貸し出しもあったりするので多くの

失われた村、Tyneham(タイナム)

タイナムは1943年から時が止まっている。 元々、家が数軒と小さな教会と小さな学校があるだけのとても小さな村だった。 その村は、第二次世界大戦中、陸軍の練習場となり村人は全員退去させられた。 みんな「いつかまた戻って来れる」と信じていたが、その願いは結局叶わなかった。 今でもこの村は陸軍の練習場として使われているが、学校や教会、家屋の一部は残っていて、「Lost Village」(失われた村)とか「ゴーストタウン」と呼ばれ、陸軍の練習がない土日や祝日、夏休み中などは一般に

木のトンネル

ここを抜けると明るい未来が待っているような気がしてくる。 田舎の山道なので、時速60マイル(約100キロ)出してもいい。 対向車や後続車もほぼない。 新緑と木漏れ日が美しいこの”木のトンネル”を、時速100キロで通り抜けると清々しく、パッと抜け出るとあまりの眩しさに、本当に私の未来が明るく変化したのではないかといつも錯覚(期待)してしまう。 実際は何も変わらない。 秋になって紅葉し、冬になれば葉が散る。 そしてまた初夏に真緑の新葉を茂らせる。 その繰り返しの一時にすぎな

きいろ

春の白、初夏の青、夏のアクアマリン・・・ そうだった、きいろ もあった! ブルーベルやフラックス(亜麻)もいいけど、今イギリス各地は菜の花畑が美しい。 なだらかな丘陵が、息をのむほど鮮やかな黄色で埋め尽くされる。 そして意外と知られていないが、牧場ではキンポウゲが満開!! キンポウゲ、英名は「Buttercup (バターカップ)」

アクアマリン色

イギリス南海岸と言えば、やっぱり、ビーチ! コンウォール、デボン、ドーセットと風光明媚なビーチが続く。 実は私もここで暮らすまでイギリスの海がこんなに美しいなんて全然知らなかった。 イギリスに海やビーチのイメージが全くなかった。 だって、真夏でも平均気温が22℃ほどで湿度もそれほど高くないし、北から流れ込んでくる北大西洋やイギリス海峡の海水はとても冷たい。 どんなに天気の良い真夏でも、海に足を少し入れてみると身震いするほど冷たかったりする。 日本の海岸線で生まれ育ち日本の

清々しくもちょっと切ない あお

スノードロップやワイルドガーリックの白い花が終わる頃、次はブルーベルやツルニチニチソウ、わすれな草、亜麻などの青い花が咲き始める。 青い花は春が終わって夏を迎える初夏のサイン。 学校もSummer Term(夏学期)に入る。 青い花を道端で見かけるようになると「今年の夏は何しようかなぁ~」「夏休みはどこに行こうかな~」とワクワクしてくる。 それと同時に、こちらでは学校が9月から始まるので5~7月は卒業の季節。 母校や恩師、友人などとの別れがあり、少しセンチメンタルになる時

久しぶりのダードルドア

しばらくずーっと雨が続いていたが、イースターホリデー中は天気が良く、気温も15℃前後で春日和! 久しぶりに海岸線を子どもたちと散歩した。 相変わらず、いつ行っても、どこを見ても美しい。 約2億年前の白亜紀・ジュラ紀の地層が残る世界自然遺産ジュラシックコーストは圧巻。 案外知られていないが、イギリスの海はエメラルドグリーンで本当に美しい。

冬景色

連日の大雨で川が氾濫し、町全体が大きな水たまりになった。 そのせいで町の真ん中を通る道が通行止めになり、日々の生活に支障が出た。 イギリスは雨が多いので牧場や湿地帯が大きな水たまりになることがよくある。 特にこの時期、雨が多い上に日照時間が短いので町の至る所が大きな水たまりになっていてなかなか水が引かない。 でも、その大きな水たまりを野鳥や白鳥が優雅に漂っていたり、馬や牛が颯爽と横切ったりしてそれはそれでなかなか美しい。 毎年のことなので、これが冬の風物詩。 それでも、

私が暮らす町

結婚して、イギリスで暮らし始めて早15年。 イギリス南西部は、イングランド唯一の世界自然遺産があるエリアで生活している。 2億5千万年前の三畳紀からジュラ紀、白亜紀の海岸地層が今も綺麗に残っているためジュラシック・コースト(Jurassic Coast)と呼ばれているが、正式名称は「ドーセットと東デボンの海岸(Dorset and East Devon Coast)」、2001年にユネスコ世界自然遺産に登録された。 さすがジュラシックコーストと呼ばれるだけあり、アンモナイト