私の周りにいる、親低学歴、子供高学歴のパターン【子育て】

最近、SNSにて「親が低学歴の場合、子供が高学歴というパターンはあっても、就職までうまくいく例を見たことがない」と発言している人がいて、賛否の意見があったのを目にした。

「低学歴・高学歴」および「就職がうまくいく」の定義が何なのかは定かではないが、正直、親が低学歴→子供が高学歴・就職もエリート級という人は、私の周りにも本当にたくさんいる。「うまくいく例を見たことない」というのは、申し訳ないが、かなり狭い範囲での話なのでは?と思うくらいだ。

低学歴・高学歴のボーダーラインを私がひくのも気が引けるので細かな定義はしないでおくが、「高学歴・就職がうまくいく」の中には、例えば旧帝大卒もたくさんいるし、外銀外コン・五大商社・弁護士・会計士もたくさん含まれている。その他の成功パターンを含めると、本当に様々なパターンがあることだけは言っておきたい。

ただし、私の周りに、あまり見ない例もある。

それは、資産家になったパターンと、医者になったパターンだ。

医者になったパターンは全くのゼロではない。奨学金などで医学部に通った人も見たことがあるし、社会人になってから医学部に入り直した人にも会ったことがある。ただ、これは私の想像だが、医学部に入学すること自体にお金がかかるためか、全体的には他よりも少ないように感じる。実際、知り合いの中には医学部に受かったけど、学費が高すぎて諦めた人もいる。(その人は、アテにしていた奨学金はもらえなかったようだ)

また、資産家になったパターン(親は低学歴だが元々お金持ち、という人は除く)は、今のところ1人も見たことがないので、知っている人がいたら話を聞きたい。

ちなみに、私の周りで親が低学歴→子供が高学歴・就職もエリート級の場合、ほとんどの人に共通していることがある。

それは、親は勉強に全く興味がなく、自分が自ら学んでいることだ。

親は低学歴だが、幼少期にめちゃくちゃ勉強をさせられたというパターンは、今の所聞いたことがない。

勉強をする理由は様々(貧困から抜け出したい人もいれば、単純に知的好奇心を満たすために勉強していた人もいる)だが、自ら勉強したくて勉強してきた人がほとんどなので、子育てにおける再現性は低いだろう。自分はエリートだが、兄弟はヤンキーという人も結構いる。

また、成長の過程での「出会い」も大切で、例えば「良い先生にたまたま出会い、導いてくれた」「エリートの道を歩む先輩を追いかけたらそうなった」などのエピソードはよく聞く。

低学歴の親が「子供を高学歴にさせるぞ」「エリートにさせるぞ」と自分メソッドの教育したところで、子供がエリートに転身するものでもないような気がはしているが、低学歴の親からエリートは生まれないというのは完全に間違いであることだけは確かである。

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