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親友の結婚式で伝えたいこと



先日、親友の結婚式がありました。

結婚式といっても挙式は行わず、
式という名の写真撮影会でしたが
とても素敵な会でした。

最近は結婚式を行わない夫婦も多いようですが、わたしも賛成派です。

結婚式というと人生の一大イベントのイメージがありますし、
お世話になった人に感謝を伝えるには最高の舞台だと思います。

とはいえ夫婦それぞれの事情もあるし、
感謝の伝え方は盛大な演出のもと行わなければ伝えられないものでもないと思うんです。

人生で一度のことですから
やるもやらぬも、どんな形にするかも、
たくさん夫婦で話し合って決める。
それ自体が二人の記録になるんだなぁ
と思っています。

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結婚式で本当は予定にはなかったのですが
友人代表としてサプライズで手紙を読ませてもらいました。

その親友とは幼稚園からの仲で、
実家も歩いて20秒くらいのご近所という
お名馴染みだったので、
わたしにとっても特別な式だったんです。

そんなに長いこと一緒にいるのに、
性格はわたしと正反対の
めちゃくちゃ社交的で明るいタイプ。

人見知りのわたしに対して、
彼女はすぐ誰とでも仲良くなってしまうので
ついていくのが大変だった思い出があります。

そんな彼女とどうして23年間も
親友をやれていたのかはわたしも謎です。

でも笑いのツボはいつも同じだったかな。笑


思い出は色々ありましたが
改めて手紙となると、
何から話せばよいのやらわからないものです。

こんな時でもないと言えないんだから
改めて「友だちになってくれてありがとう」
とか言うんだろうか…

一番の親友にまだ伝えられてないこと
あるんじゃないかな。

もやもやもや…

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わたしたちはほとんど
ケンカをしたことがありませんでした。

おそらく幼稚園でしたのが最後。

それはどういうわけか
お互いへの"敬意"みたいなものが強い気がしていて
それもあってケンカにならないんだと思うんです。

ケンカをするほど仲が良いなんて言いますし、
はたして親友と言えるのかなとか思ったこともあるけど、

家族にも話せないことまで言える仲はやっぱり彼女だけだし、
たぶん親友であってると思います。笑

でもそれはお互いにそんな空気を察しているだけで、言葉にしたことはないことでした。

なんとなく、そんな彼女に対する敬意を
手紙に込めることにしたのです。

23年間で初めての話題です。

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結婚式は富士山の麓で行われました。

広大な自然の中色々なスポットを廻って撮影していき、
和装と洋装と時々わたしたちも入れてもらいながら、素敵な写真をたくさん撮ってもらいました。

親友が旦那さんへ向ける幸せそうな笑顔を見ていたら、
この子も本当に奥さんになるんだなぁ
としみじみ実感してしまいました。

撮影会も終わり、
新郎さんの友人とわたしと
順番に手紙を読みました。

なんでなのでしょうか、
勝手に呼んでるのわたしなのに
読みながら友だちより号泣してました。笑

今までの思い出と、
そしてあなたのことを
ずっと尊敬してたよってこと。

親友でいてくれたことが
わたしにとって自慢だったよってこと。

伝えた時、彼女も笑顔で
うんうん と強く頷いてくれていました。

なんとなく心では感じていたけど
言葉にしてみて改めて
それが自分にとってどういうことだったのかって気づかされることありますよね。

今回はまさにそんな体験になりました。


まだ言葉になっていない気持ちを
身近な人に伝えてみること、

ちょっとくさい時間になるけど
良い思い出になるかもしれません。


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