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2021年東北楽天ゴールデンイーグルス開幕スタメンを「若手厨」の視点で妄想してみた

1/29、田中将大契約につき追記

※2021年版の緒言は毎回同じなので
一度読んだ方は読み飛ばしてください。
また外国人選手は開幕に間に合う前提で書いてあります。

緒言

いわゆる「若手厨」と呼ばれるような人たちが
主張しそうな
2021年開幕スタメンと投手起用を考えてみた。
あくまで「『若手厨』ならこう考えるだろう」というもの、
たとえば毎年3月ぐらいに出ている
ドラフト絡みの某問題だらけシリーズに書かれそうなスタメン候補を
考えてみたものなので、
私個人の意見ではないことはお断りしておく。
私自身の若手起用に関する考え方はこちらを参照のこと。
あと「若手厨」各人の嗜好についても
かなりごちゃまぜにしている部分はあるから、
中には極端な例を挙げているところもある。

起用ポジションについては
実際の2020年の数を計算して機械的にあてはめた。
最近は以前と比べても日替わりでの起用がかなり増えており、
また故障者もかなりの数出ていたため
イメージとはかけ離れたチームもあるかもしれないが
その点はご容赦いただきたい。

投手については、
2020年版は先発が7試合以上、リリーフは20試合以上登板の選手を記載。
先発の基準がかなり緩いのは
こうしないと1週間分の6人すら埋まらないチームが出てくるためだ。
一方の2021年版は
先発6人、中継ぎ4人、クローザー1人の計11人とした。
2016年の時点で
一軍の投手は11人で1年間を戦うもの」と
のたもうたドラフト評論家がいたので、
その教えに準じている。

もし「これいいじゃん」と思ってしまったあなた、
これは「3年後、5年後」じゃなく「2021年の開幕」です。
目を覚ましてください。

「若手育成」に勝る感情

昨年は後半不調に陥ったものの
リーグトップの得点力をほこった楽天打線。

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ロメロの加入と好調だった小深田の存在で
不調、故障者の穴を埋められたのが大きかったと思われる。
そのロメロがオリックスへ戻った今年はどうなるか。

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ここであげたのは
ショート、セカンド、サードにいる4人を
何とか使い切る組み合わせ。
DHには浅村や故障の多い茂木も入るだろうし、
その際にはユーティリティが可能な鈴木大が
大きな役割を担う仕組みだ。

さて現在の楽天は
ある意味横浜と似た状況ではないだろうか。
若手至上主義より
監督へのヘイトが優先される可能性が大きく、
しかもこちらの場合は
最初から多大なヘイトを抱えた新監督が就任する形になったので
昨年までの起用の不満がある程度リセットされている。
そのため
実際のこうした人たちの要求は
シーズンが始まってからじゃないとわからない。
石井監督になってから起用された選手がゴートにされ、
今年『「干された」選手を使え』の声が高まるからだ。
展開次第では
昨年まで大きな批判の的になっていた銀次すらも
後者の枠に入ってくる。

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それでもあえて「若手厨」視点で作った一例がこれ。
高卒2年目の黒川をセカンドに固定するのが
唯一絶対の目的となる構成である。
ライトには生え抜きではないが高卒の和田を入れたが、
「ドラフト上位指名がいなければならない」と主張する
ドラフト評論家などは
辰巳以外に6年目のオコエを推すかもしれないし、
長打特化なら岩見を推すこともあるか。

「高卒1位は先発で」

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シーズン全体では比較的好調だった打線に対し
投手陣は全体的に苦戦。
先発陣の調子がいまいちだったのに加えて
クローザーに据えた森原が絶不調に陥ったこともあって
リリーフ陣が崩壊寸前に追い込まれた。
そんな中
今年は田中将大と契約が成立。
また、昨年先発に転向したものの
抑えても球数過多でイニングを稼げなかった松井は
クローザーに戻るという。

それに異議を唱えそうなのが「若手厨」。
「松井タイプの選手を先発で見たい」、
「高卒ドラ1は先発でなければならない」など
理由は様々(と言いながらあまり変わってない)だが、
「先発で使い続ければ慣れて課題を克服できる」と
先発での起用を頑なに主張すると思われる。
今のところ
楽天ファンにそんな人は見かけないが、
シーズンが始まって
監督へのヘイトがさらにたまった時
にどうなるか。
昨年もリリーフ復帰の際にかなり叩かれたので
危ないところではあるのだ。
その一方でドラフトの指名順位を格とみなす
ドラフト評論家
は可能性が高い。
同じく高卒ドラ1安樂も先発枠との兼ね合いでリリーフとしたが
本音は先発復帰だろう。
ここであえて則本をクローザーにしたのは
まず何が何でも高卒の2人を先発枠に入れると
則本の枠がなくなってしまうためと、
そして9年前のドラフト当時は
則本をクローザー候補と考えている人が少なくなかったからだ。
あとドラフト評論家だと
自分たちの評価がずっと高い森原の復活に
全てを賭けさせることもありうる。

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