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いつも一次面接で脱落している私だったが、初めて面接を通過し、それから次も通過し、「役員に…
椎村との2人体制になって一番しんどいのは、1人当たりの業務量が増えることはもちろんだが、椎…
2年目に突入した。 私の営業所には、空元気な男の子が配属された。 相変わらず忙しかった。 …
年が明けた。 パートの森根が呼び出される。どうやら人員整理の話だそうだ。 本人から聞かずと…
9月には、社員旅行という名の苦行がある。 私たち新入社員は、余興というものをしないといけな…
7月に差し掛かるころ、私の歓迎会をすることになったと聞いた。 私の予定は一切聞かれず、予…
お局社員の椎村は当時35歳。 出社するたびに「めんどいね～」と、パートの方々とため息を漏らすのが今流の言葉でいう、「モーニングルーティン」の一発目だ。 社会人なり立ての私は、どうしてこんなにやる気をなくさせるようなことを言うのか、どうしてそんな風に感じるのかが全く分からなかった。 あれから11年。 34歳になった私は、当時の椎村と同じく、毎朝仕事を始める前、仕事中何度も、仕事終わりにすら、「しんど」と口にする。 彼女と違うのは、周りに一緒に同調してくれる人がいないこ
2011年4月、社会人になった。 直前には東日本大震災があり、日本全体が暗い雰囲気に包まれて…
