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年末年始マヨルカ島旅行1日目 ホテルディナー&島散策

こんにちは。
あっという間に2024年を迎えていました。
あけましておめでとうございます!

2023年の振り返りを下書きに保存していましたが、
心の中がぐちゃぐちゃで書き殴られた内容になってしまったので途中で止めて眠らせています。

ドイツは曇りの日が続いたかと思うと、最近は気温がぐっと下がったり、晴天の日が続いたりと変動が激しいです。

少しでも晴れ間があると心からワクワクして走り出してしまいそうです。
それくらい幸せのハードルが下がったように感じますね。


年末年始はかねてから計画していたスペイン領のマヨルカ島に行ってきました。
マヨルカ島を選んだ理由は、①年間300日以上晴れの国だということ②地中海料理がおいしくて物価も比較的安いこと③冬だと観光客も少なく穴場だということ④元日の花火爆音を聞かないで済むところ です。
ドイツ人のハワイと呼ばれています。


結果、すべてうわさ通りで最高の島でした。


12月31日朝7時の飛行機でドイツを発ちました。その日も極寒の雨で、心の底から旅行を決めてよかった。と思いました。(笑)

マヨルカ島の空港であるパルマデマヨルカ空港までは2時間30分くらいです。

1時間くらい飛んだ時にはすでに窓からカンカンの太陽が差し込んでいました。うれしい…

初日はパルマ市内で軽く昼ごはんを食べてすぐホテルに向かいました。

今回は4泊同じホテルに泊まることにしました。
絶対に海が見えるホテルがよかったので、くねくね道の山脈を越えたような結構辺鄙なところのホテルにしました。
観光するというより「過ごす」ような旅行にしたいね、と夫婦揃って言っていたのでホテルもすぐに決まりました。


Can Busqetsというホテルです。

着いた瞬間、今まで嗅いだことのない、吸ったことのない美味しい空気に包みこまれました。

人工物がほとんどなく、広大な自然と豊かな果物に恵まれた本当に素敵な場所にありました。

なんといっても周りにはオリーブの木・レモンの木・オレンジの木・ベリーの木などなど空気が悪いわけがない…



オートロックもこんなに馴染む
間接照明の使い方がすごい

こじんまりとした店内。
ロビーや受付はなく、でもウェルカムな居心地のよいスペースです。
大好きです。


部屋からは海が見えました。
これから4泊毎日この景色が見えると思うと本当にうれしくてたまりませんでした。

ジブリでいうと、思い出のマーニーです。
なんだか切ないような懐かしいような澄んだ場所。



ホテルの周辺を徒歩で散策。

どこを見てもベージュと緑で作られています。
自然の中にある色でしか作ってはいけないルールがあるのでしょうか?

何度も深呼吸をしました。

こんな近くにヤマヤギが!
ピンクの車がいとおしい

温暖な地域ならではのオレンジもたくさん。
旦那と、どうぶつの森なら人気の島だろうな、という話をしました。

人がいない
うんこだうんこだ とはしゃぐ
きれいな山脈

この通り、右を見ると海、左を見ると山があり自然そのものを感じました。

でもしっかり人の手が入っていて美しい。

自転車コースやハイキングコースはしっかり整備されているのに人工感がないってどういうこと?!と疑問が浮かぶ島です。

全部写真におさめたくて何枚も写真を撮ってしまいました。
1日目で大好きな場所になりました。


ディナーはホテルのスペシャルディナーを予約していました。
2023年最後の日のメニューをいただきました。

ボトルワイン1本付きで一人85€。
お互いの誕生日も近いし、クリスマスもどこにも行かなかったし
1年よくぞ生き抜いたというご褒美で満喫することにしました。

まずはウェルカムドリンクです。

私たちはこういうパーティーの楽しみ方を知らないので端のほうで座って隠れていました。

でも全員特に楽しそうではなかったので、誰も正解は分からない時間だと思いました。子供がはしゃぐ姿を見てにんまりするだけ終わりました。

テーブルコーディネートが本当に美しい
ラッシーみたいなドリンク。淵にはココナッツパウダー?が!


昼とはまた違ったおしゃれな空間。

スペインの方は間接照明の使い方がプロです。
日本人からすると暗すぎなんですが、日常を忘れるにはちょうどよい暗さでした。


ここから恐ろしいくらい美味しい料理がずっと出てきます。永遠においしいコースでした。

鯖のマリネにチーズとハーブと紅ショウガ?
ホタテ
包の中にローストビーフ
白身魚のトマトソース煮込み
リブと甘いマッシュポテトソース付
チョコムースとベリー
チーズケーキ

まだあと数点ありました。

ほんと~~~~~に美味しかったです。
見たことない食材をふんだんに使い、しかも細部まで全部手作り。
最後のチーズケーキは見えないですが、下はタルト生地になっていたり、
お皿もスペインのものをつかっていたり。

美味しさもしかり量も致死量くらいあって(笑)、シェフは私たちをどうしたいのか、と話してしまうくらいでした。
残したくないのに、全部胃の中に入れて栄養分にしたいのに、最後のほうは食べきれず残してしまいました。

ホテルに持ち帰って食べたい!と思いましたがここがホテルでした。
あとは寝るだけなので絶対に食べられない…くやしい。

最後は口下手なシェフが出てきて、みんなから拍手されていました。

他のお客さんは5~6組で、全員温かく優しく声をかけてくださり
居心地のいいディナーでした。


私にもっと語彙力があればシェフに「あんたはすごいよ!素晴らしいシェフだよ!!料理から食材へのリスペクトを感じるよ!日本にきて店を開きなよ!」と言えたのに。
「ゼア グ~」というドイツ語一言が出てきた私を許してください。


夜はシェフがカウントダウンの瞬間は花火が上がるよ!と教えてくれたので
窓を見ていたら3発ほどの花火があがり、終わりました。


そうそう、こういう儚いのがいいんですよね。
花火はその瞬間の儚さとか記憶とか景色を感じるためにあると思います。

ドイツの花火は一般人でも購入することができるので、エンタメとして消費されすぎています。
幼いころの思い出として伝統的なのは構いませんが、危険を伴ったり眠れなくなるくらいの騒音はどうかと思ってしまいます。

私の家の近くは29日あたりから夜23時頃からうるさくて、強い重低音があるせいで、ここは戦地かと思うくらいしんどい音でした。

来年も多分私は年末年始をドイツで越すことはないと思います。


心地よい眠気が襲い、次の日は9時頃まで寝ていました。
旅先でこれだけゆっくり眠れたのもこの島の穏やかさがそうさせたのかなと思いました。



1月1日は日本にとってつらい地震が発生しました。

また続きは次の記事に書きたいと思います。



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