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現役保育士が考える、園長先生の「やめてほしい行動」3選

現場保育士たちが園長先生にこれだけは辞めてほしいと願っていることを、案外園長先生ご自身が気付いておられません。

保育士たちが輝いて働ける職場を作るために、今回は現役保育士たちの口から聞かれることの多い”どうしても避けてほしい園長先生のNG”をお届けします。

現場がうまくいっていないと感じる園の園長先生、必見です。

子どもたちや保護者の前で先生を叱らないで

クラスの先生と子どもたちはしっかりと信頼関係で繋がっていてほしいものですが、子どもたちの前で先生が叱られてしまうと、先生の立場はなくなってしまいます。

子どもは周囲の状況を結構よく見ていて大人の力関係とかにも敏感ですから、叱られてばかりいる先生よりも叱っている園長先生の方を見ることに気を使い始めたり、先生をばかにするような子どもも出てくる危険があります。これは子どもに限らず保護者においても同様です。
 
誰だって叱られるときは人前では辛いもの。
ましてや保育園で一番偉い園長先生に叱られるんですから、保育士の心もショックは大きくなります。

叱るときは場面と場所を考えて愛情をもって叱りましょう。その方が叱った効果も大きく出ます。

主任は保育現場の代表 仲たがいしないで

現場を代表するのが主任保育士。
主任としょっちゅう揉めているようでは、現場を理解しない裸の大将になってしまいます。

園長には園長の立場やお考えがあるとは思いますが、主任の言葉は現場の声や実態だと理解しましょう。

異なる意見や見解があっても、そんなときこそ園長は人の上に立つ立場として主任の考えをよく聞き、なぜそういう考えに至ったのかを冷静に受け止めてあげましょう。

主任を通じて現場の現状や課題を理解させてもらう、そんな謙虚な姿勢も必要なことです。

稀に現場保育士からたたき上げた方が園長先生をしておられて、「自分の時はもっとこうだった」的な発想を押し付けることがありますが、

今とその時は違うことを冷静に分析し、経験者だからこそ言える適切なアドバイスをもって、否定するのではなくより現場力を引き出す解決方法をアプローチしてあげたいところですね。

何かあったときに現場任せにしないで

子どものケガ、保護者からの相談やクレームなど、園の生活では予想外の色々なことが起こり得ます。

そんなとき、まず対応するのは現場の第一線かもしれませんが、そのまま現場任せにしてはいませんか。

園で起きる全ての事象の責任は常に園長にあるということを改めて自覚しましょう。

問題が発生した時は、現場がきちんとした対応ができているか心を配り、必要に応じて助言・支援しながら一連の流れを現場と共有しましょう。

また必要に応じて保護者への説明なども園長自らしっかり対応しなければなりません。

事が起きたときに逃げ出さない、現場任せにしない、園長自ら率先して解決にあたる、これら当たり前のことをちゃんとこなすことから現場の信頼を勝ち取ることができます。

気持ちのよい保育園は魅力的な園長先生あってこそ

子どもたちが伸び伸びと元気に活動している保育園は、たいてい保育士さんたちが気持ちよく働いています。

そしてそうした園では園長先生がとても魅力的な役割を果たしています。

もしも園長先生自身がここに挙げたような「やめてほしい行動」に思い当たるようでしたら、現場がうまくいかない理由はそこにあるかもしれませんよ。 


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