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【勉強の価値(勝ち)って何?】UFOキャッチャーで考える「勝者のルール」①

こんにちは!熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です!


UFOキャッチャーの景品で後部座席が死にました(笑)完全に飽和状態なので近々空にしたいなと思っているのですが、さて、そんなこんなで今日のテーマは「マインド」についてです。


え!?まさかの真面目な話!?


はい。UFOキャッチャーの振りからまさかの真面目な話へという急カーブ展開ですが、ちゃんと繋がっているので安心して下さい(笑)


私はUFOキャッチャーに負けたのか?

さて、ここ2ヶ月ほどはUFOキャッチャーにどハマりしてしまいまして、本当に散財しました。それこそ秒で4千円5千円が平気で飛ぶので、時々は流石に


「あ〜マジか、、、」


と思う時もあります。ありますが、それでも私は止めないんですね。「止められない」のではなく、あくまでも自分の判断として「止めない」んです。


それって単なる負けず嫌い??


単なる、ではありませんが、その感は大いにあります^ ^; もちろんプレーをしていれば想定以上に取れなくてイラッとすることはある。あるんですが、だからと言ってテンション的に「取れるまでやってやら〜!!!」というのではないんです。


ではどんな心理状況なのかというと、


①これはこのまま行けば取れそうなのかどうか

②取れるとすればいくらくらいで取れそうなのか

③それだけ賭けるだけの価値がこのプレーにあるのかどうか


という、だいたい3つのことを軸に考えているんですね。


例えば①ですが、まず自分がプレーを始めた台について考えるのは、このままやり続けてこの景品は取れそうなのかどうかです。それが最初に見える時と見えない時があります。


最初に1プレーやってみた時に、なんとなくの状況が掴めるので、その時点で「あ、これは可能性があるかも」と思ったものだけ2プレー目以降が続くことになりますが、問題はこの2プレー以上やって行き詰まりを見せた時。


ある程度やり込んだ時に、それでも想定したような状況にならない場合に社会学で言うところのサンクコスト効果(心理学的にはコンコルド効果)にハマってないか?という自己分析をします。


これは、ここまでやったら途中でやめると勿体無いよなっていう心理です。だから止められない、という心理的な状況に陥っていれば、それは冷静さを欠いていると見なすことができます。


ただこの時点で、「景品がこういう状態にあるなら取れるのは時間の問題だな」と思えるかどうかが肝です。この判断には経験がモノを言うわけですが、ある程度下調べをした上で経験としてプレーをやり込んでいれば、目の前の状態が景品GETに至るかどうかはなんとなく分かるものです。ここで「まぁ、これ頑張れば取れるし」と思えると、次の思考に進めます。


②のいくらくらいで取れるか。これであと数千円も掛かると判断すれば、ちょっとそれはキツいなってなります。その場合はもう止めます。投資しすぎだし、今日は縁じゃないと思うようにしています。


これって本当に不思議なんですが、どんなに頑張っても取れなかったものが、ある日ちょっとやったらスッと取れちゃう時があるんです。そういうのを体験すると、その日が縁かどうかで判断ができるようになります。自分が想定したようになかなかならないなと思ったら、「ん〜どうしよっかな」と考え、これであと千円以内で終われそうと思えればGOサインです。


実はこの時点で③も同時に考えたりします。ちょっと淡白に考えれば、ヤフオクやメルカリを駆使すれば別の手段でもおそらくこの商品は手に入るんです。かなりの高い確率で。でもやっぱりUFOキャッチャーで自分で取りたいっていう達成感を求めてしまう部分がある。ここがUFOキャッチャーの怖いところなんですが(笑)、ただこれまで投資した金額と、これから掛かるだろうと想定されるトータルの金額を賭けるだけの価値がこの”プレー”にあるのか?ということは確実に考えます。


大事なポイントは「この景品」の価値ではなく「このプレー」の価値を考える点です。


勝ち負けを判断する基準

私が大事にしていることは「結果」であり「結論」です。この結果や結論によって私たちは自己評価を下しているからです。それも無自覚的に。


例えば私が欲しいと思った景品を取れるまで諦めずに何度でもやり続ける理由は、最終的に自分がそれを


「取れなかった」

「ゲームなんかに熱くならずに途中で退くことができた」


という結果を残すよりも、


「取れるまでやり切った」

「欲しいものを結局は手にすることができた」


という結果や結論を残したいからです。そしてこういった上手くいった結果や結論を積み重ねることが何よりも自己肯定感を保つのに必要だと分かっているからです。


UFOキャッチャーに限らず、思った通りに事が進む、欲しいモノを手に入れる、欲しい結果を実際にたたき出すことを私は「成功体験」と呼びます。そして自己評価を上げて自己肯定感を保ち続けるためには、この成功体験をどれだけ積み上げられるかが重要です。


その時に自分の中での勝ち負けの基準がどこにあるのかを意識することは大切です。なぜかと言うと、この勝ち負けの基準を「自分」に合わせるか「世間」に合わせるかで潜在的な自己評価が変わってくるからです。潜在的なものなので自覚が持てないのが結構ネックになります。


ちょっと矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、冷静に思考し判断基準に即して勝ち負けを決めるにしても、自分の勝ち負けの基準は自分の本性に合わせた方が絶対にイイです。自分の性格がもし「負けず嫌いである」「負けるのが実はものすごく不快だ」ということであれば、そちらの感情的、感覚的価値観を尊重した方が良いと言えます。


もし自分の勝ち負けの判断基準を「世間」「常識」「理想」に合わせてしまうと、自分では勝ったと思い込もうとしても、心のどこかで自分の価値観と異なる判断をしているモヤモヤ感が残って、結局積もり積もってストレスになります。そしてその勝ちは「思い込んでいる」ものなのでそのストレスの原因が分かりません。それこそ


「なかなか取れなくても熱くならずに途中で退くことができた自分はカッコイイ」


と思い込もうとしても、それがもし自分の正直な価値観(本当は自分は負けず嫌いなんだ!本当は何事にも負けたくない性格なんだ!という価値観)と異なるカッコよさだったとしたら、その判断基準で勝ちを拾ってもストレスが溜まる一方だということです。


「結果」にこだわるが「○○」は柔軟に

私の場合は分かりやすいもので、超絶ワガママです。やりたいことはやりたいし、やりたくないものはやりたくない。欲しいものはどうしても欲しいし、諦められる自分よりもやり通した自分の方が好きな性格です。興味のあることはやり出したら徹底する性格で、伊之助と一緒で猪突猛進、程よく思考を放棄してでも挑戦して前進し結果を出すまでやり続ける方が性に合っています。


だから基本的には「欲しい景品は手に入れる」という結論を最優先に考えるわけですが、それは結論であって、その結論に至るまでの時間(タイムラグ)については柔軟に考えます。つまり、結果にこだわる半面、結果に至る「過程」には柔軟な発想が必要だという事です。


それこそUFOキャッチャーはイライラしてプレーが雑になること自体は避けなければなりません。どう考えても1回100円200円は投資額として小さくない。千円、2千円が秒で飛ぶのですが、やってる最中は冷静さを欠くので、それこそディズニーマジックのように金銭感覚がマヒします。だからイライラして「クッソ〜」となると沼にハマって散財するわけです。


これをもし感情的に繰り返せば、本当にただの散財にしかならない。


でもせっかくUFOキャッチャーをやるのであれば、この機会に自分を高められなければ意味がない。単なる娯楽で終えるのでは時間とお金を投資するのが勿体無いですよね。


では成長するにはどうするか。思考を放棄しないことです。そして思考を放棄しないで済むように、常に冷静にプレーをする必要があります。感情的にならず、イライラせず、常にプレーをするたびにしっかり状況を観察して次のプレーの精度を上げていく。


・この景品はここに引っかければイイ

・この台のパターンはこれ

・重心はどっち側にある?

・このアームの力はどのくらい?

・この台の癖は?


こう言うのもなんですが、UFOキャッチャーと言うゲームは数をこなせば最終的には取れる糸口は遅かれ早かれ見えてきます。どんな台でも「あ、これは詐欺台だ」「これはイケそう」「これはイケるけど時間掛かるな」など、何となく肌感覚で分かってくるものです。でもその分かるまでのタイムラグを少しでも早くしたい。


また、最終的に取れればイイとすれば、今日取れることにこだわらなくてイイ。その場合は先ほど言ったように「今日は縁じゃないな」と早めに切り上げることが判断として重要になってきます。なかなか取れないのに熱くなって止められないっていうのはいただけませんが、なかなか取れない時に「今日は縁じゃない」と割り切れるかどうかは大事。そして縁がある日に集中できるように”今日のところは”退く。これは負けじゃないんです。勝つための意義ある撤退。


最終的には勝ちたいんです。でもその「最終的に」っていうのが今日じゃなくてもイイという柔軟な思考は必要かと思います。何よりUFOキャチャーを楽しむためには。


今回はUFOキャッチャーにハマってて考えたことを雑記してみました^ ^ それではまた次回お会いしましょう!



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