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助産師ファイルvol.1武藤啓子さん@和歌山③

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5人の母の助産師マニアみつこと
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助産師ファイル第一弾は和歌山県和歌山市の
むとう助産院 院長の武藤啓子先生です。

助産師マニアみつこが、助産師マニアになる
きっかけとなった武藤啓子さん。
わたしの5人目の自宅出産を介助してくださいました。
ぜひ皆さんむとう先生と繋がってください❤️



前回の記事


ー今どんどん助産院がなくなってるとか言うじゃないですか?


高齢の方が閉じていってることもあって、
でも若い人はちょこちょこと開業してるそうなんです。

ー子供も減ってるし、お産も減ってますか?

お産も減ってます。全体的に。
助産師会全体のお産の方も減ってます。

ー経営が苦しくて閉じるとこもありますか?

分娩件数があまりに少なくて、
でも、保険とかそんなものは絶対いるじゃないですか。
機械とか絶対いるじゃないですか。
で、そういうことから経営難で。ってことは、
確かに聞くことは聞きますね。
まだ私達は恵まれてる方かも。

うちもどっちかといえばお産減ってます。
20〜30あったのが20になり
去年は13件しか無かったから。
産後ケアが増えてるので仕事は楽にはなってないけど。


ー経営的には大丈夫なんですか?


まぁなんとかやってるかな?
別にどんどん増えてる訳ではないんやけど
みんなに手伝ってもらってるとこもあるので。

気持ち楽をしていきたいのもあって
食べていけたらそれでいい。
自分が余生を過ごせるだけあればいいかなー。


ー開業してすぐ助産院を建てたのですか?

いや、4年間はね、出張だけやったんですよ。
自宅出産か、自宅ではちょっとっていう人は
私のお師匠さんの岡本助産院の方が
全然早くからあったから。


私は看護師だったけど、
岡本先生も一緒に仕事してたんですよ。
だからお知り合いやったし、
助産師の先輩やったから

だから私が病院辞めて開業したいって言った時に、うちにおいでって言うてくれたんで。

あそこで勉強させてもらいながら、
お仕事させてもらいながら、
2年経ってむとう助産院開業したんかな?


ー快く応援してもらえたんですか?

そうですね。
やっぱり助産院必要やから、
うちだけじゃなくてやってほしいって言うてくれたし、
いっぱい惜しまず教えてくれたし、
病院とは違うところの視点で教えてくたんで
ありがたかったですね。

2年経って開院したけども、
自宅出産と、
岡本先生とこ借りて、
オープンシステムってことになりますか?

岡本助産院でお産させてもらって、
ちょっと1泊2日ぐらい私も一緒に
向こうへ行かしてもらって、
そっから自宅へ帰るとか、
そんな感じとってました。

で、お金もなかったから、
退職金なんとかつぎ込まなしゃあないなと思って。
そこからプラス2年、全部で4年、

病院辞めてから4年で、
ちっちゃいながらも建てたんで、
そこらへんから来てくれる方も増えてきたかな。

ーお金がない中どうやって建てたんですか?

そうお金がなかったんよ。
退職金がいくらかあったのと、
辞める4、5年ぐらい前から
助産院建てたいっていう気持ちはあったので。

子供にもお金かかるけどな。
ちょうど私が病院やめようと思ったとき、
子供が中学と高校になるときやったかな?

ー1番子どもにお金がかかる時ですね!

そうなんです。
これからかかるっていう時にやめるんかって
なったけど、うちの夫もええよええよみたいな、
なんとかなるやろみたいな感じあったから。

建ててうまいこといかんかっても、
この家売ったらいいだけやからとか、
普通の家みたいやから
何かに使えるじゃないですか。

あかんかっても、
建物なくなるだけやからいいかって思って。
ちょっと姉に借りたり、母に借りたり、
あっちこっちで借りながらなんとか建てました!

ーすごい!!!
その時に開業しようって
勤めながら先生を駆り立てた思いっていうのは
やっぱり自分の信念が沸騰して、
もう無理ってなったからですか?


そう、、、ですね。
どちらにしても、あの時代、
ちょうど産科がなくなっていた時代やから。
平成で言うたら16年なんで、
産科が少なくって、
あちこち閉じて行った時代で。

ちょうど無くなるから、
もうあそこを辞めて、
どっかの産婦人科に行くか、
公務員やから看護師として一応残るか、
そんな選択やったけど。

もう私はやっぱり
自分のずっと思ってた開業助産師になるから
もうきっぱりやめます。 って。
収入は3分の1ぐらいになりましたけど、
まあまあなんとかなるでしょう
っていう感じですかね。



ーかっこいいなー!!
収入とか経営面でもやっぱ不安じゃないですか。どうやって乗り越えたんですか?

どないやってきてやろうな?笑
借金は返さなあかんしな。
で、子育てもまだ途中やし。

その頃は夫が一応給料持ってきてくれるんで、
なんとか生活が成り立つんやったらええか。

で、私もただ修行に行くっていうだけじゃなくて、お仕事させてもらいながらなんで、
お給料もいただいて。

他の開業医さんとこで
アルバイトで夜勤しながら、
先生の技術を盗みたいじゃないですか?

やっぱり病院勤めてる時って
自分が必死にやってて、
それほどわかってないんですよね。

だけど、
自分が開業するっていう視点で見てたら、
先生、こんなんするんやとか、
こんな判断するんやっていうのが、
見えてくるものがあるから。

その勉強がてら
アルバイトもしながら行ってたんで、
収入はゼロではないので。
そんなのもあってお金は貯められやんけど
建てたらなんとかなるやろうって。

なんとかばっかりで
先のこと考えてないんですよ。
もう、ええ加減なもんよね。
計画も何もないんですよね。笑


つづく





🍀むとう助産院基本情報🍀


〒641-0013 和歌山市内原582-6
にて開業されています。

以下ホームページ抜粋

看護師として病院勤務をしながら二児を出産。
自分のお産に満足できなかった事や、
母乳育児をサポートしてくれる人が
いなかった体験から、自分自身が助産師に。
公立病院に22年勤めましたが産科病棟が閉鎖!!
ならば、自分で満足できるお産を・・・と、
自然でアットホームなお産を求めて
退職しました。
平成18年4月、自宅出産介助やおっぱいケアーをしながら、
ひとりひとりの妊産婦さんとじっくり関わりたい・・・
そんな思いで出張専門助産院を開業しました。
平成21年4月に自宅を無床助産院として開院。
平成22年3月、有床助産院として
念願の助産院を新築オープンしました

休診日:  日曜日・木曜日
診察時間:午前9時から午後5時
(最終予約午後4時)

むとう助産院メニュー

乳房マッサージおよび母乳育児相談
 初診5,000円 
 再診3,000円~
育児相談料 3,000円~
新生児沐浴料 3,000円
産後2週間健診 3,000円(母子)
産後1ヶ月健診 5,000円(母子)
★和歌山県内市町村の産婦健診受診券を利用できます
・その他
産後入院、産後デイサービス、産後訪問を御利用いただけます(各市町村との契約状況により、自己負担額が異なります)

乳児預かり(4か月ごろまで)
上の子と同時預かりや
乳児期後半の赤ちゃんはご相談下さい

https://muto-jyosanin.amebaownd.com

むとう先生、快く取材にご協力いただいて
ありがとうございました

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