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ないものを探すより、そばにあるものを大切にしたい

情けないことにGW明けからやる気が上手く起きないいわゆる五月病にかかり、なかなか抜け出せずやっとアクティブな私を取り戻した。(もう七月長すぎ)


わたしはいつだって誰かの前では完璧でありたいと思っている。認めてもらえたら嬉しいし、頼ってくれたら嬉しいし、もっと頑張りたいって思うし、承認欲求が大きいのだろう。
けど、いつだって今の私の目の前にあることは、私じゃなくてもできると思っている。
自分の存在価値ってなんだろうか。そう考える事がしょっちゅうある。

完璧でありたいので陽気でにこにこパワフルに毎日を過ごしているのだけど、わたしもアンパンマンのように力が出ない時があって。
「器用だよね、なんでもできるよね」
なんだか日常においてそう言われる事が多いのだけど、器用に見せかけて多分不器用なので、自分の気持ちを大事にするとか考えるとか、キャパの調整とか、そのコントロールがとてつもなく下手くそ。自分に腹が立つくらいに。
そんな自分を隠してるつもりはないが、頼れるなんでもできる人。そう思われる事が多い。
そう思われる事が嬉しい反面、そうでなきゃならないと勝手な責任感に囚われる事がある。

自分じゃなくてもいいかもしれない。
自分にしかできない事なんてないかもしれない。

でも自分だからできることはある。

今の仕事を続けるか否かここ半月ほどずっと悩んでいた。今後どう自分が在りたいとか、どうなりたいとかどうしたいとか、聞かれても何もわからない言葉に詰まる。悩んで訳わかんなくなって言葉にならないから聞かないでくれとも思ってた。
もう全部一旦リセットして、自分の事を知ってる人がどこにもいない環境に飛び込みたい。自分の手持ちを全部捨ててどこかに行きたい。ゼロから何かを作りたい。何度も何度もリセットボタンを押したくなった。

自分にできる事とは。

わたしは自分のお店を持つのが夢だった。
でもお店を持つ事がゴールではないと気づいた。
だから今、その夢は描いていない。

誰かを喜ばせる事が好きだった。
友人の誕生日にケーキ作ったり動画作ったり、サプライズ考えたり。中学生の頃は担任に頭下げて学校の1年間カメラを借り、卒業式にクラス全員にDVDを作ったこともあった。その過程というものはいつだって過酷。DVDなんて30枚ダビング上手くできず卒業式当日の朝まで粘って作ったおかげで卒業式は猛烈な睡魔に襲われたし、誕生日ケーキも部屋がベタベタになる程毎度バタバタ、片付けがなんとも大変でもうやらない!って毎度思う。
でも、いざその努力が相手に届いた時、嬉しそうな顔をした時、やってよかった、またやりたくなるんだよね。不思議。本当に。

わたしは仕事で「美味しい」を届けている。
わたしは今の職場にほぼ新卒で入ったにも関わらず直属の上司というものがいない。少ない引き出しの中で自分で考えて形にして、お客様からお金をいただいている。
壁にぶち当たった時、「なぜこうなるのか、どうしたらいいのか」相談できる人がいないので処理するのに時間がかかる。ましてやそれが正しいのかもわからない。「美味しい」そう言われる度に少し不安も募る。これでいいのだろうか、怖くなる。自分じゃなくてもいいんじゃないかと。

もっと高度な技術を持っていて、たくさんの知識を持っている人はこの世界にわんさかいる。わたしなんてちんちくりん。
けれど、その中に(わたしが作る)という事にひとつ何か価値をつけられるのであれば、それは誰かにとってのハッピーにつながると思う。
それは技術でも知識でもない。人柄だったり想いだったり話し方だったり。形ではないもの。

人をハッピーにしたいという気持ちは誰よりも強いと思ってる。誰よりも大きい自信がある。
そんな自信を一つの価値として加えられたなら、もうそれで喜んでもらえるんじゃないかと思う。
わたしだったらそんな人が作った「美味しい」は(もっと美味しい)に変わると思うから。

いつも先々の事を考えてしまうけど、今を、今日を当たり前になってるものを特別に変えて、映画みたいな日にする事だって楽しいと思う。

楽しいと思ってもらいたいときは自分から
幸せになってもらいたいときは自分から

だからわたしは今日という日、今という時間を、
楽しく幸せに彩っていきたいと考えます。

そんなわたしを見て、「こうなりたい」
そう誰かの憧れになれたらいいなと。

毎日陽気だと思われがちなわたしの、実はジェットコースターみたいな激しい感情の浮き沈み。
また落ちてしまった時にここに戻ってきて、そうだったそうだった。そう思えるように。
今の感情をブワーっと言葉として形にしました。

支えてくれる周りにいる人の味方でありたいです。
誰かのパワースポットになれたら、それでハッピーでいいかなってね。

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