いつかの記憶

出てきたコトバは
罪に似た味だった
あふれそうな涙傘で隠して歩く

ざわつく教室で生き抜くには
当たり障りない、そう表面だけの会話
そんなの繰り返して

誰だって君だって
好きで泣いてるわけじゃない
強さだって愛だって
持ってたはずなのに

親友、友達、クラスメイトそんな区別はいらない
みんな一つの世界

騒がしい街を生き抜くために
無理して笑顔振りまいて
そんなことして何が生まれるの

誰だって君だって好きでさみしいわけじゃない
ただ過ぎ去ってしまうのが早くて
この一瞬もその心も
夢だって希望だって
持ってるはずなのに

疑問に感じた
毒になり得るコトバ
それに救われる、なんて
机に伏せて考えた

世界はこれで広がるの?
ひと時過ぎたら(夢から覚めたあとは)ひたすら進むしかないのに

待ってちゃだめだ
自分で探しに行こう

足りないコトバ
探しに行く旅

〜メモより再構成〜