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非常時照明を日常の中に Vol.5

非常用照明で過ごす夜 #1 @M宅

<実施バックグラウンド>
体験日時:2020年12月12日(土)日没から翌朝まで
※ 冷蔵庫はONのまま。空調はOff。
天気:曇り
気温:最高15度 最低〇〇度
人数:3人(夫婦+子ども(6歳男児))

 チームで組み込んだ非常照明キット一式を受け取り、日没に向けて充電を進めます。

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 いつでも使えるように、充電作業も日々に織り込む必要がありますね。

 子どもには、今日はおうちの中でキャンプだよ、と伝えておりわくわくしています。この機会に防災マニュアルを改めて見返したり、備蓄食料(会社の備蓄をローリングストック)も初めて試すことにしました。

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 雨戸等で街灯の干渉もなくし、日没後ソーラーパネルやコンセントから充電された機器を初めて点灯してみます。初めて触る機器ばかりでしたが、基本的に非常時に使えると謳われるものはシンプルで操作はしやすい印象です。点灯した器具を転々と室内に置いていってみます。

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 ランタン的なものはあっても一つでよいだろう、と思っていましたが、複数の明かりを点在させることが、実用的に心地よさとしてもとても有用でした。

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 トイレにはセンサー点灯の置き型照明を。出入りのある空間で必要な時だけ点灯できるのはとてもいいと思いました。

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 トイレにおいては衛生状態を保つためにも、またトイレでのお世話が必要な人がいる場合には十分明るい必要がある空間であることを、初めて実感しました。

 マグネットで金物に直付け照明できる照明は、風情度外視ですがとにかく実用的。簡単に取り付けられて十分な視認性確保ができるのはとても心強いです。

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 すごく役に立ちそうと思っていたヘッドライトは、対面の人の目くらましになったり、光の向きがちらちら変わることでの気ぜわしさもありました。特段細かい作業をするときや移動を伴う時に一番力を発揮するアイテムなのでしょう。

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 一番活躍したのが軽くて柔らかい樹脂シェードのソーラー充電ランタンです。まず持ち歩くのに楽。子どもも安全に持ち歩けます。落としても壊れず周りも人も痛めません。

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 吊り下げたいときに試すのも簡単。軽くてやわらかい、ということがこんなに利点になるとは思ってもみませんでした。

 手巻き&ソーラー充電(電池もOK)懐中電灯は、ラジオの感度も良好です。ただ、手巻き充電はかなり音が出ることと一定時間回さなければいけないので、避難所などへの持ち込みをする際には周囲に対して気が引けてしまうかもしれません。

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 そしてソーラー充電バッテリー。非常時であればなおのこと、携帯電話やタブレットが充電できるということがどれほどの安心材料となることかと思います。日が昇ればまた充電できるので非常に心強いアイテムと実感しました。


 今回のまとめ;

・ランタンの複数使いが◎
・柔らかく軽い、というのはとても助かる。
・段調光は暗さに慣れた目に楽
・出入りのある空間でのセンサースイッチはとても便利

 家族からは、

夫:”肩ひじ張りすぎない防災訓練は、気づきも沢山もたらしてくれながら負担が少なくて良いと感じました”
子ども: ”暗いのはとても困りました”

というコメントがありました。

 実際の災害時とは比べ物にならないのどかな“電気なし体験“ではありますが、このように気楽に試してみることで災害時への想像力が増したり、自宅に備える防災用品の補充や家族と非常時の動き方の話をするいい機会となりました。

非常用照明で過ごす夜 #2に続きます。

by  Momoko Muraoka




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