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日本でスポーツをがんばる子ども達なら、みんな「ショーヘイ・オオタニ」になれる!!の実話から得た可能性を∞にする方法


こんにちは。
カリフォルニア在住、元超熱血ママのyasugoです。


あなたは、「日本でスポーツをがんばっている子ども達は、みんな大谷翔平選手のようになれる!!」と聞いたら信じられますか?


みんながみんなスーパースター選手になれるわけがない!!と思う方が大半かもしれません。


大谷選手は、世界が認める誰も成し遂げていない記録を打ち立てる程の実力と、ファンからもチームからも愛される人柄を併せ持つ日本を代表する素晴らしい選手ですが、大谷選手のあの人懐っこい天性のキャラクターが備わっていないとしても、日本人としてのバックグラウンド自体が「世界で愛される選手」の素質なのです。


実際に私の娘はアメリカ大学のバスケ部で「女版オータニ」のようにチームにとても大事にしてもらいました。


自慢の娘ですが、人懐っこさをお腹の中に忘れてきたかのように甘え下手で、自分からは積極的に人の輪に入らないタイプです。それでも愛されキャラになれたのがまさに物語っています。


娘は、小2からミニバスを始めて高校まで日本でバスケを続けてきましたが、どのカテゴリーでも日本代表に選ばれたことはありません。


全国大会も出場したことはないし、地区選抜選手に選ばれた経験があるだけです。スポーツ留学をする選手としては、経験値が低い方と言えるでしょう。


ですが、娘は渡米後バスケ部に入ってすぐに、普通にしているだけでコーチからもチームメイトからも大絶賛されるようになりました。


その答えが「日本で育ったから」でした。笑

・コーチがコート整備をするのを手伝っただけ

・コーチの話を最後まで聞いただけ

・自分より先にいるチームメイト(先輩)に
 後輩モードで接しただけ


・時間通りに行って一生懸命練習しただけ



本当にそれだけで、「なんて素直な良い子(選手)なの?!」と愛されキャラになったのです。


日本の高校まで部活をやっていたら、全員がやってきたことばかりですよね。私もそれを聞いた時には笑ってしまいました。


日本の学校教育の中では「掃除」が当たり前にカリキュラムに入っていますが、アメリカの子ども達は学校で掃除をしません。そのためか、学校内のごみ箱の数が日本の3~5倍以上あると思います。


学校で掃除をしないのも驚きましたが、部活でも準備や片付けはコーチやスタッフがやってくれると聞いた時は本当に驚きました。


娘の大学が試合会場になった際には、選手達はアップして、コーチやスタッフが会場設置をしたり、モップを掛けたりしていました。
(息子のハイスクールでも同様)


試合後のモップ掛けも選手はノータッチですが、娘はそれまでの10年間の習性でコーチを手伝うと「ありがとう」と感謝されて逆に違和感だったと言っていたのも頷けました。


それに「謙虚であること」もコーチ陣に驚かれたことが強く印象に残っています。


娘の高校は全国を目指す強豪校だったので、自分よりも上手い選手や体格の良い選手の中でプレーをしたり、全国常連校と対戦をしてきた中では、天狗になるタイミングが一瞬もなかったことから、娘の中では当然だった感覚なのですが、


「それだけ上手いのに、どうしてそんなに謙虚なの?!」とみんなに言われたのです。


逆に娘は、(誤解を恐れずに直接的な表現をすると)「そこまで上手くないのにみんなすごい自信たっぷりにプレーすることに驚いた」のです。


これぞ、まさに日米カルチャーショック!!



良くも悪くも、自分をアピールすることに長けているアメリカの子ども達がスポーツをしているので、コーチがプレーを注意しても最後まで聞かずに言い訳を始める選手が多いのには、私も試合を観ていてすぐに気が付きました。


練習中ならまだしも、試合中に監督からの指示や注意をされたら「はい!」と返事するのがデフォルトだった日本では考えられない光景でした。



娘はとにかく話を最後までちゃんと聞くし、動作を止めてコーチの顔を見て聞くし、意図されたことを理解していると伝えるように頷くしって…書いてて当たり前のことすぎて笑っちゃいますけども、その選手として「聞く姿勢」がこちらでは当たり前ではないということです。


それまでの経験で培われた指導者への節度とリスペクトを持った態度が、より娘への指導に力を入れてくれる要因になったのは事実です。


だんだんと、私の意図する日本でスポーツをがんばっている子どもなら、みんな大谷選手になれるがお分かりいただけてきたでしょうか?


日本のスポーツ界で大切にされている【時を守り、場を清め、礼を尽くす】というリスペクトの精神が、海外に出たら評価されることを実感できる機会が多いことも挙げられます。


日本サポーターの観戦後のゴミ拾いや、日本チームのロッカールームの整然とした様子が世界的にニュースになりますが、これは日本人として誇りに思える文化であり習慣ですよね。


しかしながら、娘がアメリカでバスケ選手として急成長できたのは「ちやほやしてもらえたから」だけではありませんでした。



「今まで当たり前だったことが努力の積み重ねだったこと」を自分で認めることができて、それが娘の強みになったのです。


決めて当たり前、
やって当たり前、
頑張って当たり前



その意識では、決めても、やっても、頑張っても当然のことなので、娘はプラス事としてカウントできずにいたし、それができなければダメだと自分を責めることに直結していました。


苦しくてもひたむきに努力し続けることはスポーツをする上で美学に捉われがちですが、常にギリギリの精神状態で疲弊し続けていたことは事実でした。


そのことに対して、ひたすら頑張ること以外に向き合う方法がなかったことが今でも悔やまれます。


アメリカという日本とは全く異なる環境に来て、娘はようやく「今できていることを自分自身が認める」ことができて、達成感を感じることができる思考になったのです。コーチやチームメイト達のポジティブな声掛けにも随分と助けられました。


しんどくてもひたすら頑張って走り続けるサバイバルモードから、肩の力を抜いて心にバスケを楽しむ余裕を持ってプレーできるようになったことは、長く見つからなかった「足りない意識」からの脱却方法そのものでした。


「自分の強みを実感できて嬉しい!!」
「プレーすること自体が楽しい!!」


そう娘の意識が変わったことが、それまでの選手としてのあり方まで変えたのです。



ミスを怖がることなく積極的に攻めることができるようになって、大事な場面では自分しかいないでしょう!!とチームを牽引できるまでになりました。


これは本当に長い間、娘が目標にしつつもなかなか達成できなかった選手像でした。


娘が努力をしてもそうなれなかったのは、実力不足と言うよりも意識の持ち方や思考の方向性がそうなれるサイクルになかったのだと思います。


自信とは、すなわち自分を信じることですが、当たり前のことをしてきただけの思考だと自分を信じる根拠が弱いとも言えます。


娘は、誰かに褒めてもらいたい、認めてもらいたい気持ちはゼロではなかったと思いますが、それ以上に苦しい練習を重ねて来ても、自分を信じることができなかったことが苦しかったのです。


やってもやっても足りない気がするのは、求められるレベルが高いなら仕方ないのかもしれません。チーム全員が意識を高く持つことは、強豪チームに必要不可欠な要素だとも思います。


ただ、自分はもっとできる!と追い込むことには結果を伴えても、自分はもっとやらなくちゃいけないという危機感から自分を追い込むのは、スランプに陥ってしまうこともあり得ます。


まさに娘が後者だったのです。
毎日の練習は頑張っているつもりだったけど、自信が持てなかったことが引き金となって最後の大会で大スランプになりました。


どうしてそうなってしまったのか、最初は本人も戸惑っていたし、試合を勝ち進む中で調子が戻ると信じるしかなかったのですが、最後まで本来のプレーができませんでした。


この経験から、娘がアメリカでもバスケを続けようと思えるまでに、少し時間が必要だったのですが、最終的にやろうと思えたのはバスケが好きだったからだと思います。



自信喪失の状態から、ただバスケが好きだからプレーしたいと動き出せたことがプラスに転換できたスタートだったのもありますが、日本で当たり前にやってきたことが評価されたことで、これまでやってきたことはムダではなかったと娘が思えたことは大きかったです。


日本の「当たり前」は、武器であることを知ることで変われる!!


子どもがスポーツを楽しいと思えるかどうかは、自主的に取り組めることが大前提です。
誰かにやらされている感覚があったら、自主性がないので「楽しい」には繋がりません。


言われたからやる⇒言われないようにやる
怒られたからやる⇒怒られないようにやる



こうなると確実に「楽しい」から遠ざかります。
その分だけ、開花されるはずの可能性も限定的になっていくし、子ども自身が選手としての自分を信じる力が弱まってしまいます。



私はずっと超熱血に物を申す母親でした。
それが娘のためになると信じて疑わずにサポートしていたつもりだったのですが、私が何か言う度に娘を言われてやる子の型に入れてしまいました。


私は、自分が娘をやらされてやる子の型に押し込んでいたことに気が付きませんでした。もっと言うと、私が言わないと娘はやらないと決めつけていたのです。


それでも娘はずっと一生懸命にバスケをやってきたので、そこそこの実力が付いたとはいえ、それは娘のポテンシャルのほんの一部だったと思います。


娘がアメリカで選手として成長できた時に、私が超熱血ママを辞めていたことも大きく影響しました。


私自身も、娘があんなに頑張ってきたのに結果に繋がらなかった原因が自分にあったことにしっかり向き合って、私の親としてのあり方を変えたのです。


親が変わると、子どもの「楽しい」を原動力に進む力は加速します。
私たちには子どもにそれだけ大きな影響力があるので、言葉や態度には十分な配慮が必要なのです。


それは、完璧な子育てを目指すということではありません。


子どもが持っている力を発揮できると信じることで、今できていないことよりも、すでにできていることに意識が向くようになります。


今できていることが見えるようになることで、子どもが力を発揮できる現実が次々に実現するのです。


不思議なことに、「子どもを変えよう」としても変わらないけれど、「子どもを変えようとしない」ができるようになったら、子どもが変わりました。


親のあり方を変えることが、子どもの真のサポートに繋がって、ずっと目標にしていた選手像を実現できました。


これはすべて私が実際に経験したことです。
どんなにポテンシャルがある選手でも、親のあり方を誤ってしまうと可能性は可能性のまま結果には繋がらないことも私の経験に含まれています。


もし、私がこの真のサポートを娘がバスケを始めた頃からできていたら、娘は今夏パリでプレーしていたかもしれません。笑


大袈裟でなく、バスケを楽しんでプレーしてた娘ならば、それぐらいの大きな違いの結果が出てたと思えてしまう程の変化だったのです!


本家の大谷翔平選手は、それこそ「楽しんで野球をやり続けて」現在地までたどり着いた選手です。これからまだまだ私たちの想像を超える大活躍を続けてくれることでしょう。


「子どもがスポーツを楽しむこと」が成せる可能性は、親の理想よりも大きな結果に繋がることを想像してみてください。


親の理想が県の強豪校に入れる選手だったのに、全国の強豪校で活躍する選手になり、大学からも声が掛かって、U18の日本代表に招集されて世界を相手に戦うレベルまで行ってしまう可能性の話です。


全国大会出場ができたらいいなが親の想像できる範疇だったのに、気付いたらW杯やオリンピックに出てた…ぐらいの成長を遂げるかもしれません。


日本の環境で、すべての子どもが楽しんでスポーツができたら、世界で大スターとなる日本人選手が量産されてもおかしくない!と私は確信してます。


日本のスポーツ界は、子ども達に根気強さを養い、道具を大切にしたり、周囲の人や場所に感謝ができる選手=応援される人々から愛される選手として大切な基盤を作る環境が整っています。


ここに「楽しい」がプラスされたら、もう怖いものなし!最強なのです!!


大谷翔平選手の活躍で、この方向性に間違いないことはすでに証明されています。


生まれ持った才能や恵まれた体格があっても、「楽しい」を極めていなかったら今の大谷選手はいたかな?と考えてみてください。


現役キッズアスリート・学生アスリートのお父さんやお母さんには、お子さんの「楽しい」に賭けてみよう!と思えるきっかけを掴んで欲しいのです。


幼い頃から1つの競技で努力を重ねている日本の子ども達が、「楽しい」をとことん追求してスポーツに取り組んだら…



あー!!もう想像しただけで大興奮!!

胸の高鳴りが止まりません!!笑



そんなワクワクする未来の一助となれるよう、これからもスポーツをがんばるお子さんを全力サポートされているお父さん、お母さんに向けて「子どもの可能性を∞にする親のあり方」を発信していきます!

この活動が、いずれは日本のスポーツ界全体を巻き込んだ変革となっていったらすごいことになるぞ!って私の夢と野望は果てしなく広がっておりますが…

まずは、このnoteをここまで読んでくださったお父さんとお母さんの「我が子が楽しいに目覚めたら面白いかもしれない…」の想像力に火が付いたら最高に嬉しいです。

「楽しいは無限大♾️」を盛大に楽しもう!!



#創作大賞2024
#ビジネス部門


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