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恋を失って、新たに得た事。56才!無心になれた生け花体験

どこまでも沼のようにはまりこんで
もがいて泣いて喚いて?
それでも解決されない日々を過ごしていますが

新しいチャレンジ!

それが

生け花


でした
ずっとずっと、やりたくて
でも、やらなかったこと
やっと体験レッスンを申し込んで
行ってきました

というのも
別れた彼は
実は・・・・


生け花の先生


だったからです

付き合い始めたころは
彼もお花を始めたばかりでしたが
年数を重ね
生け花の学校にも行き、本格的に学び
様々な試験や発表の場などを経て指導者となり
今は生け花の流派の素晴らしい先生となっています

間近で人がどんどん成長し力を付け
上り詰めていく様子を
傍で見せてもらったことは
やはりぼくにとって貴重で幸せな経験でした

ぼくもずっとお花をやってみたかったのですが
生け花の立派な先生の元彼の前では
なんとなく言いづらく
避けてきましたが
いまならできる!!!
と思い立って
体験レッスンを申し込みました

お花屋さんの上でやっている教室なので
まずはお花屋さんでお花を選びます
でも、お花の名前すらわからない状態なので
先生が一緒に選んでくださいました

テキストを見せていただき
先生が実際に生けるのを見せていただき
いよいよ、ぼくが生けることになりました
花を触るのも、鋏で切るのも
乾山を触るのも、すべて初めての事

先生がされたように
見よう見まねで乾山に刺していきました
「花の一番きれいな表情を見せてあげてね」
のアドヴァイスを聞きながら
う~~~~ん・・・・・・とうなりながら
花や葉っぱをクルクル回したりしながら
生けてみました

なんだかよくわかりませんが
先生が触ってくださり
もう少しこっちに向けて、もう少し空間を広げて
花同士が重ならないように・・・
と、いろいろと直すポイントをお話していだだきました

こんなかんじかな~
とわからないながらも
この辺りで完成!と終わることにしました

先生がコーヒーを淹れてくださり
他の生徒さんと一緒にお茶タイムとなりました
そこで、いろいろとお花の話を聞かせていただきました
まったく縁のない世界で
何一つ分からなかったのですが
でも、きっと続けると
見えてくることがたくさんあるのだろうな・・・
という気持ちに傾いてきました

画像を撮って・・・・
「あ、ぼくが初めて生けたお花
彼に見せてあげたいな
同じ流派の先生として
ぼくのお花を見たら
どんなふうに言ってくれるかな・・・」
と頭をよぎりましたが

でも、思いかえすと
お花を選んで
生けている間
ずっと、別れた彼のことを
思い出すことはありませんでした
考えるのは
お花のことだけ・・・・
久しぶりにこういう時間を持ちました

でも、彼も同じ流派の先生だったため
見せていただいたその流派の生け花の雑誌には
彼が生けた作品が・・・・
ああ、、、せっかく忘れていたのに
彼が戻ってきました・・・・

でも、それは今までとは少し違う感覚でした

一緒に過ごした楽しかった
忘れられない時間や
別れの辛さでもない
ああ、これが彼の生けた花なんだ・・・・
という事だけでした

彼に見せてあげられないのは残念ですが
その分、読んでいただいた皆さんに
ご披露させてください

ぼくが56才にして
初めて生けたお花です


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