2学期が終わる頃
もうすぐ1年生の2学期が終わろうとしていた。
娘は突然体調を崩して学校を休みだした。
私自身は8月末にパートを辞めていたので、そろそろパートで働きだそうと思い始めていた頃だった。
病院へ行っても原因は分からなかった。
体調が良くならないまま2学期が終わった。
担任の先生が成績表を自宅に持ってきてくれた。
冬休みに入ると体調はほぼ良くなった。
しかし、3学期に入るとふたたび体調が悪くなって寝込むようになった。
学校は行くものだと私自身が思い込んでいたので娘の体調不良の理由を理解するのに少し時間がかかった。
土日は冬休み同様良くはなるのだが、平日はずっと寝込んでいた。
顔色も悪いので仮病ではないのは分かった。
色々な病院にも行った。
そんなある日、これは不登校の兆しなのではないかと気づいた。
ネットで調べたり鬱になったことのある兄のことがきっかけだったかもしれない。
娘に「学校に行きたくないなら行かなくてもいいよ」と伝えた。
その時の娘は頷いたか黙って聞いていたかのどちらかだったと思う。
娘は「学校に行きたくない」と言えなかった。
怒られると思って言えなかったのだろう。
こんなにも心身ボロボロになってからでないと分かってあげれなくて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。