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自分の「価値観」の根底を作ったもの

「子供時代で今の価値観に影響を与えたと思う出来事はなんですか?」

一昨日電子書籍を買って

昨日読み終わって

今日書籍版を買った

「やりたいことの見つけ方」

その本の中にある問い

難しい。

部活? それもある。

先生との出会い? うん、大きかった。

父親との衝突? うーん、自分が悪かったw

どれも大切だけど、もっと根底にあることが

見つからなくてモヤモヤしていた

でも、見つけたんだ、今日。

ある人の生き方のドキュメンタリーに触れて。

個性を生かして生きること

自分のありのままで生きる姿をテレビで見せ続けること

人に対しての接し方がずっと変わらないこと

人前に出る時の服装や髪型など誰かの目に映る自分の姿を大切にすること

何より、今もかわいいこと

インタビューに応じた関係の深いタモリさん。

タモリさんが初めてテレビに出た時に、黒柳徹子さんに説教をされ、その後すぐに徹子の部屋に呼ばれる

彼の二回目のテレビ出演は徹子の部屋

そしてタモリさんは合計39回出演することになる

タモリさんの人生を構築した存在

インタビュー最後のタモリさんの言葉

「今でも初めてお会いした時と同じ態度で接していただいていますよ。」

自分はこの番組をみるまでそこまで黒柳徹子さんの番組を見ることはなかった。

意識していないわけではなく

実は子供の頃から、黒柳徹子さんを見ると、うちの祖母を重ねていた

物心ついた頃から、うちの祖母は黒柳徹子さんに似ているなぁと

ずっと思い続けてきたのだ

いつも明るくて

自分のことを笑顔で褒めてくれた記憶しかない

結構やんちゃなことや悪いことをしてしまった時も

かわいいね。あなたは優しい子だからね。と認め続けてくれた。

思春期 人が自分を悪く言っているのではないかと疑心暗鬼になってしまうような不安定な時期

親には反抗し、人には愛想なく接する自分

もちろん祖母にも目を合わせないようなそっけない自分

それでも揺るがずに褒め続けてくれた祖母

自分の彼女(今は妻)を学生時代に家に連れて行った時には

まるで徹子の部屋のごとくマシンガントークで彼女と仲良くなった祖母。

祖母から人の悪口を聞いたことがない。

母が結婚する年に夫にあたる祖父を癌で亡くした祖母

悲しそうに、寂しそうにしている姿も見たこともない

(今思えば小さい頃換気扇の前でタバコを吸っていた時があったけど、それは少し切ない時だったのかな。すぐにタバコはやめたようだからわからずじまいだったけど)

いつも明るくて 人に優しくて 世界を信じている目をしている祖母

社会人になった年、脳梗塞で身体の自由と言葉の自由を失った

今は介護施設で暮らしている

久しぶりに会いに行ったりすると、

脳梗塞でも唯一はっきりと聞き取れる言葉を自分にかけてくれる

「かわいいね。」

孫を見せに行っても

「かわいいね。」

でも、実は一番言ってくれるのは、自分に向けて。

ああ、わかった。

自分の価値観の根底にあるのは

この祖母の生き方

人を悪く言わない

信じて認め続ける

自分が辛い時でも いつも明るい人であろうとする

そんな生き方に

美しさを感じているんだ

そう生きたいと思っているんだ

偶然見ていた黒柳徹子さんのドキュメンタリーで

ずっとモヤモヤしていた問いへの答えを

見つけることができた

ばあちゃんのように

かわいいと思える

自分でいられるように

2021年 真剣に

やりたいことをする生き方を見つけよう

あと1時間で2021年。

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