見出し画像

消防団ってサークル活動みたいなもの


どぅもほのぼの🍵です

今回は世にも珍しい消防団についてのnoteです

消防団と言って思い浮かべるのが最近ではハヤブサ消防団ではないかと思いますが、あの話はこのnoteと趣旨がちょこっとズレるので端に置いておきます

それよりもSNSやネット検索のサジェストで出てくるほぼネガティブな意見について自身の考えと経験を踏まえて書いていこうと思います

前提としてですがそこまでめっちゃ消防団に対して知識があるわけではないので、雰囲気noteぐらいに思ってもらえるといいかもしれません

SNSやネットで消防団について多く書かれてることをネタとして拾い上げてみたいと思います

所属先



特別区の消防団です

簡単に言うと東京都23区内の消防団のことを特別区と言うらしいです、警視庁みたいなもんでしょうたぶん


団歴




20年弱になります、たぶん長い部類に入ってくるんじゃないかと思います


そもそも消防団を知ってたか?




消防団なんて組織があること自体全く知りませんでした、地域のおじさん達の勧誘があって初めて知りました

団員数の減少に歯止めがとか言ってますがそもそも周知が全然できてないと思うので、総務省さんにはその辺からどうにかしたほうがいいんじゃないですかと思いました

ほとんどの人が存在自体を知らないと思います、それじゃー流石に人は集まらないです

テレビやCMやポスターもいいかもしれませんがSNS系のインフルエンサーに協力を願ってまずは認知度を上げてもらったほうがいいと思います

知ってもらうことがまずは肝要かと思います


実際の勧誘




勧誘うざいやしつこいなどをよく目にしますが今から考えてみたら確かに家に「消防団どー?」みたいな感じで地域のおじさん達が時々来てました

ただ強制やプレッシャーをかけられるような言い方ではなくお伺い程度です、何度かそんなお伺いがあって入ったという経緯があります

それから時は流れて現在ですが人の家に勧誘に行くのはまずないと言っていいです

そんなことしたら通報される可能性もあるのでいきなりピンポン押して「消防団です」は地域によってはなんでしょうが、ほのぼのが所属してる地域ではないです

色んな人が出たり入ったりしてるので隣や近所に知らない人が住んでるなんて当たり前にある昨今でいきなりピンポンはヨネスケでもしないでしょう、東京はその辺ある意味シビアなのかもしれません

今ではほとんどが知り合いを誘うというケースです、街頭などでビラ配りなどしてますがほぼ入ってくることはないです

誰かの知り合いという点である程度人間性がわかってるということで入団後の孤立とかも少ないですし、今までの付き合いかたの継続が出来るのでお友達関係の延長みたいな感じだと思います

もちろん全く人間関係がない所から入団してくる人もいますポスターを見て興味を持ったなど理由は様々です、これはレアケースですが長くやってるとたまにこういうシーンにも出会します


活動内容




火災現場への出動と言いたいところですが火災なんてそうそうあるもんじゃないです年に1回もありません、誤報で出動することは時たまあります、病院や老人ホームなどの施設での火災報知器を誤って押したとかです

誤報の火災出場は消防団あるあるではないかと思います

それ以外で主にやることは地域のお祭りや行事の警戒の協力や定期的に行われる訓練や機器のメンテナンスです

消防団には可搬ポンプや積載車と言った装備に加え色々な機材が配備されています、それらを使って実際に水を出す訓練などを年に数回行います

積載車や可搬ポンプを定期的に動かして確認したり、チェーンソーなども動かして動作確認を行なったりします

実際に火事があった場合に水が出ません(ポンプが動かない)でしたでは済まされないですからね

そのほかにも水害に対する訓練や消防署との連携や他分団との連携などや、細かいものまで入れると色々とあります


報酬




年に2回で3月と9月に振り込まれます、これは俗に言う幽霊団員の方にも振り込まれます、各個人の指定した口座にちゃんと振り込まれます

いつだか話題になった幽霊団員の報酬を集めて飲み食いに使ってたとかあった気がしますが、ほのぼのの消防団ではそもそも個人の口座に振り込まれるのでそういったことは無理です

大体の金額だと3万円〜4万円(この金額を2分割)ぐらいのところじゃないかと思います、そこから所属の分団に年間1万円ちょっと程度のお金を分団費として納めます

これ以外に警戒や訓練への参加や地域への協力など消防団活動と認められるものに出場すると1回数千円程度の報酬がもらえます

これは地域や県などによって違うみたいですので一概に幾らとは言えないところがあります

入団当初に比べて出場した際の報酬は上がっていますが今後とも消防団活動における費用弁償の金額は継続的に上げていって欲しいものです

実際年間にどれぐらいのお金がもらえるのって話になると10万円ぐらいにはなると思います、平均すると月に1万円ぐらいのお小遣いにはなるって感じです

へそくりなどを作りたい方には消防団活動はおすすめです

操法大会



消防団関連で勧誘に並んで1番多いのはこの操法大会に関係するものではないでしょうか、一応ほのぼのも選手として大会に出たことあります

SNSやネットを見ると不要論のオンパレードである操法大会ですが個人的な意見を言わせて貰えば界隈と同じく必要ないです

恐らく操法大会の意義は機材の的確な取り扱いと消火能力の2つだと思います、これだけ聞けばほぉほぉとなるんでしょうがそれを習得するための内容がクソだと言うことです

それもびっくりするぐらいクソ仕様となってます

恐らくほのぼのの地域だけではなく東京都と言わず全国の消防団のほとんどが思ってるはずです必要ねぇって、団員の高齢化や訓練での拘束など現実問題として色々あるところですが

消防団で出世した人達は操法大好きみたいなことは聞きますし、昔からやってるから洗脳されてるというかそれが当たり前という人たちが多いんでしょう

もしかしたら消防署には何かしらのメリットがあるのかもしれませんね操法大会をすることが


大会に向けての訓練



主に大会の3ヶ月ほど前から週に1回〜3回ほどだと思います、天候や選手と言われる大会に出る団員の参加の有無によって決まります

平日の夜と日曜日の日中というのがセオリーです、仕事が終わって駆けつけて休みに日にも駆けつけてって中々大変です

日曜日に出かけたりしてると他の消防団の人たちが操法訓練をやってるのにたまに見ます

選手をする方に家庭があったり子供が進学などのイベントにぶつかると、もーねーなんと言うか大変では言い表せないでしょう(家庭環境にもよる)

上記の操法大会で書きましたがクソ意味のない訓練についてここでは書いていきます、まず火を消せないことに多くの時間を割きます

消防団の方や選手をやった方なら知ってるいわゆる「規律」です

この規律は操法大会という競技の至る所に出てきます、訓練のほとんどはこの1ミリも火を消すことに関係のない規律に浪費されていきます

例としては「集まれ」という動作があります、これを選手たちが全員で合わせられるようになりまで何回も何回も繰り返しやります、操法大会の上位に入ってくる分団であればあるほどこの集まれの練習に時間を割く割合が多い気がします

手の動かし方が揃ってるや位置についた時の踵の位置が綺麗に揃っているなどなど数え上げたらキリがないです

そしてこの集まれなんですが当たり前ですが火を消せる効果は全くありませんし、火災現場でやってるのを見たことがないです

もちろん火を消すプロの消防署員もやりません

それを火災現場でやってたら「さっさと火を消せ」とブチ切れられるでしょう

そんな意味のないことを延々とやり続けるのがこの狂気の祭典「操法大会」の訓練なのです

他にも消火に必要な機材を扱う際にも規律があり、これを機材の取り扱いかたを学ぶ以上にそれにまつわる規律をこなすわけです

筒先というホースに繋いで捻るとそこから水が出る道具があるんですが、それを取る際の規律に取り方や置き方に持って担いで走るまでそれぞれの場面に規律があります

筒先と呼ばれる道具は火災現場で水を出すのに必要すがそんなもん手に持って走ればいいんです、持ち上げ方や担ぎ方なんて規律をきっちりしたから火が消えるわけではないです

とにかく規律規律規律

なんでかと言うと操法大会は採点競技で規律が悪いと減点されてしまうんです、全く現場で役に立たないことを一生懸命やってあげく減点されて指導員と言われる団員(元選手)に「あれが悪いこれが悪い減点減点」なんて言われたら誰だってやりたくなくなります、仕事から帰ってきてストレスや疲れを引きずって訓練に参加したらそこでまたストレス…

そんなに操法大会がしたいのなら操法団でも作って年がら年中好きな人たちだけ集まって操法大会したらいいんです

操法大会は誰にとっても負担にしかならないですし、こんなクソ大会辞めて基本的な技術の習得とかに時間を割いたほうがよっぽど消防団として活動に活きますしタメになると思います

ただ見かけたモノで「操法大会があることが団員の確保の妨げになる」と言うのがあったんですが、これは違うんじゃないかなって思います

そもそも消防団に入ってくる(入ろうとしてる)人は操法大会なんて知らないからです、入ってから初めて知ってブチ切れる結果になる訳です

入団したいですって人を前に「操法大会があるから悪いな」なんて考える消防団員はいないんじゃないですかね、それよりも選手をやらされて辞めてくって方があるのかななんて思います


それでも消防団は必要?




必要です

これは理由は簡単で楽しいからです

ポスターとかで我が街を守る的なのや地域貢献とか書いてありますがそんな堅苦しいことはどうでもいいんです、実際にそんなこと思って活動してる人なんてほぼいないんじゃないでしょうかというのが個人的な印象

ただただみんなで集まってワイワイやるのが楽しいからです

人それぞれ色んな趣味や好きなことがあると思います、気の合う仲間とスポーツをしたり友達と出かけたり飲みに行ったり推しを応援に行ったり一緒に何かを作ったりすることと同じです

それこそ趣味なんて千差万別ですがそれらのことに1つだけ共通してる事があります、それは楽しいということとそれを分かち合える仲間(友達)がいるということです

誰でもする楽しい時間の過ごし方の中にある1つが消防団活動なんです、世間一般の人の楽しい休みの過ごし方と大して変わらないです

大人になると友達や仲間ができるって少なくなると思います、そういう意味では結構新鮮ですし面白いものなんじゃないかと思ったりもします

知り合いが増えるってのも人によっては魅力の1つでもあると思います


お酒に関して




消防団と言えば酒ばっかり飲んでるやことあるごとに飲み会がありお金を徴収されるなどと言ったこともSNS等で見受けられます、それこそドラマのハヤブサ消防団では行きつけのお店で飲んでるシーンが多かったです

ほのぼのからしたらハヤブサ消防団ちょっと飲みすぎでしょって思いました、他は知りませんがほのぼのの分団では飲み会なんて殆どないですし強制参加や徴収なんて全くないです

訓練終わったらさっさと帰る方が圧倒的に多いです、実にあっさりしたもんで訓練場所で解散して「はいさよなら」って感じです

もちろん訓練後に飲んでる人達もいます、その人達は自腹で割り勘にして飲んで楽しくあーでもないこーでもないと世間話をしたりしています

どこにでもある日常の風景ですし草野球などをした後に皆んなで1杯みたいなもんです

お酒に関して悪いエピソードが操法大会と並んで多い気がしますが、ほのぼの的にはそんなことないですよと言いたいところです

ほのぼのの消防団ではお酒を飲まない人も参加しやすい食事会みたいなものを開催したりしてます、それは団員同士のコミニュケーションの場を提供して仲良くなってもらおうって考えからです

やはり時代は変われど人間が中心である以上は人間関係が大事なんです、それに楽しい仲間と喋ってればストレス発散にもなりますし消防団楽しいよと思ってもらえれば参加率の向上につながります

どんな時代になっても知らない人のレビューやSNSの評判より友達の言葉の方が響くはずです

長々と書きましたが操法はクソオブクソですが言われてるほど消防団は悪くないよと伝えたいです、地域や所属先の消防団により様々ですが時代の流れに沿って変わってきてるのは事実です

昭和のおぢさん達がいなくなってきたりしてるので絵に描いたような飲み会だの理不尽だの何だのってのは減少傾向にあると思います、その時代にあった形を模索して表現してる現役の団員さん達の努力もあると思います


最後に




最後に友達に消防団を勧めるか?と聞かれたら間違いなく

Noと答えるでしょう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?