労働

フィンランド首相が「週4日&1日6時間労働制」の具体的検討を指示 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200827-finland-pursuit-shorter-working-times/

おお〜、と思ったけど瞬時に「待てよ?」と思い直した。

なぜ1日に6時間、週に4日も働かねばならんのだ。

今は8時間×5日だから、6時間×4日になったら良いじゃないか、というのが多数派で、日本も見習おうぜ!みたいな感じで話題になるのだと思う。

でもそもそも、8×5を誰が決めたんだろう。
誰が決めたかもわからない、根拠もわからない8×5が、改めて6×4になって、何が嬉しいんだろう。

労働0×0で好きなことだけして生活していけるのが一番嬉しくない???

つまり何が言いたいかというと、労働時間をお上が勝手に決めるんじゃないよということと、お上に決められた労働時間で一喜一憂するんじゃないよということ。

昔就活してた頃に、某社の社長が「年収800万を超えたら、それ以上は労働への対価ではなくリスクに対するリターンだ」と言っていた。
今思い返してもふーんというのが正直な感想だけど、10年以上経って覚えてるということは自分にとってそれなりに重要なキーワードなんだと思う。

今自分の年収は800万には遠く及ばないけど、雇われモノとしてまあそれなりに楽しく働いて、その対価として月々のお給金を頂き、困ることなくぬるぬると生きている。

じゃあそれはノーリスクかというと全くそんなことなくて、うちは地方の小企業なので、今年のコロナ禍をはじめ、さまざまな要因で会社が吹っ飛ぶ可能性は常に付き纏っている。

社長を始め偉い人たちがあの手この手で会社を経営し、優秀な上司や同僚や後輩たちがその知識やスキルを遺憾なく発揮して社会に貢献し、そうやって会社が稼いだお金からおこぼれを頂戴することで今日を過ごせているだけなのだ。

それは結局のところ自分の人生を他人に委ねるというこの上ないリスクである。

800万円ください。

ともあれ、8×5やら6×4で一喜一憂するということは、他人に人生を委ねることに疑問を持っていないということに他ならない。
ワークライフバランスがどうとか、労働生産性がなんだとか、そんなことは本来お上に言われる筋合いはないのだ。

僕は努力が嫌いなので、人よりたくさん働くなんてことはできないし、アイデアも行動力もなければ、社会貢献とか奉仕の心もあまり持ち合わせていない。
なので起業したり独立したりしてリスクをとって大きなリターンを得て、8×5・6×4議論から距離を置くというようなことが容易ではない。

でも0×0がベストだよなーということは常に頭に置いておきたいし、そのために努力せずに出来ること、続けられることを探して実践している。
それが何かは機会があれば書くけれども、内容はさして重要ではなく、大事なのはそこの意識とか気持ちのところなんじゃないかと思う。

自分の人生は自分で作ろう。うん。

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