見出し画像

冬の前の雪溶け

『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』

川端康成の小説『雪国』の書き出しでよく知られた一節です。

これとは全く逆に、
長い長いトンネルを抜けてみると、晴れ晴れと暖かい光が降り注ぎ、
今、まさに雪溶けを迎えた場所に出た。

そんな出来事があり、
久方ぶりにこの記事を書いています。



長い間(もう25年にもなるかな)

ずっと仲違いをしていた妹。


『こころの風邪』を引いていた彼女に
言われた言葉。



 「お姉ちゃんのせいだからね!」


思い当たる節がある。


そのためか、わたしはずっと自分を責め続けていました。


実家にも長年帰ることなく、
手紙も電話もダメ。

10年ほど前に、思い切って訪ねてみましたが、会えることはありませんでした。


離婚、パニック障害。
自分自身も、「こころの風邪」を引いてから

『自分と向き合う』ことを続けてきました。


ヨガをはじめ、チャクラワーク、ビリーフリセット、心理学、フェミニンケア、エネルギーワーク、宇宙の法則、
スピ、量子力学、神道…


ありとあらゆる学びを続け、
やっと最近、


   『自己受容』


あるがままを受け容れる。


心の底から、自分を許し、受け容れるということが、体感として感じれるようになったとき、
それは起こりました。


母からの電話。

「最近、よく帰ってきてね。(妹) 
こないだ、買い物に行ったとき、
お椀を買おうとしたら、

 『お姉ちゃんの分も買おうよ!』

そう言ってたんだよ。」



私の中で、なにかがパーンッと弾けるような感覚がきました。
そして


ブワーーーーーーッと
涙が溢れ出し、
嗚咽と共に

重く、硬い、そして大きな大きな氷の塊が溶けていくのを感じました。



生きてさえいれば、いつかは会える日が来るだろう。


そう思い続けてきた25年。


まだ彼女とは会えていませんが、

会える日がもうすぐそこまできているのを確信して、これを書いています。



You cannot change others or the past. You can change yourself and the future.


「過去と他人は変えられない。 あなたが変えられるのは自分自身と未来だ」

カナダの精神科医エリック・バーンの有名な言葉。

アルフレッド・アドラーも同じことを言っています。


わたしが、今回のことで、確信したこと。


【自分の内側が変われば、外側、視える世界が変わる。
そして、周りも変わるのです】


自分を信じて、
向き合い続けてきて、
本当によかった。


心の底からの安堵感。


これが人生。


今、苦しみ、悩んでいる人に
届くことを願っています。



〜大丈夫!世界はあなたの味方です〜





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?