見出し画像

【イベントレポ】Salesforce主催:(B2B向け)お客様と“繋がり続ける”コミュニティ成功への道

まさかの二日連続イベントレポ!実は同日に2つ参加したので、アウトプット渋滞が発生しました(笑)イベントレポは自分の記憶との戦いですね。。

というわけで、今回はSalesforceさん主催の「B2B向け: お客様と“繋がり続ける”コミュニティ成功への道」のイベントレポです。

(ヘッダーの画像、スライドの画像が荒いのはPCをスマホで撮ったためです…準備不足反省)

■Togetter

■Twitter

■Salesforceとコミュニティについて

1)オフライン:ユーザー会やコミュニティイベントによるつながり
①課題やノウハウの共有をする会(全国40以上のコミュニティグループがあり、毎月15回以上のイベントを開催)
 →全国に100名以上のコミュニティリーダーがいて、ユーザー・開発者による主体的な活動
 →Salesforce運営母体のユーザー分科会が20、完全自立コミュニティグループが21
 
②事例自慢大会
 →全国8か所で予選会を開催
 
③ファンの育成
 →キャラクターやグッズで楽しさを演出。ファンイベントの実施。

2)オンライン:カスタマーサクセスに結び付いたコミュニティ(Trailblazer COMMUNITY)
①QA(ユーザー同士で解決)
→月に5,000の質問が投稿、99.9%の回答率、平均一次回答時間は45分
 
②製品へのアイディア収集
→1年で300以上のアイディアが実装
 
③トップ貢献者の発掘と紹介
→200人のMVPがいて、60%の質問がMVPにより回答。

・コミュニティの効果
1.2.5倍大きい受注商談金額
2.2倍のパイプライン
3.33%以上の製品活用度
4.顧客離れを25%削減
※コミュニティ上でアクティブでない顧客と比較


■コアバリューにつながるコミュニティへの転換

・コミュニティ自走化に向けて転換期に実施した施策
1.コミュニティのゴールと価値の再設定
2.拡張する仕組みを構築(スケール方法、やらないことを決める)
3.社内への啓蒙(社内・経営層の支援を得る)

・ゴール設定がないとどうなるか
 ・コミュニティマネージャーが報われない
 ・効果が明示的に出せない
 ・ロジカルにやらないことを決められない(ニーズひとつとっても、やる・やらないの判断は必要)

・ゴールに対して適切な施策か把握する
→施策全体を俯瞰した視点で優先順位、リソース配分を決めるべき

・ユーザーイベント実施フローをシステム化して、なるべく低リソースで実施ができるようにした

画像3

画像2

■コミュニティリーダーのモチベーションは?

・Trailblazer(*)としてフォーカスする
 └グローバルMVPプログラム
 └数千人規模の基調講演での登壇
 └様々なメディアで紹介
 
・「人」へのフォーカスする
→本当に貢献している「人」、そのポテンシャルがある「人」にフォーカス
→コミュニティに参画する人を「企業軸」で判断しない(大企業だから、役職者だから、社内からの依頼等)

*Trailblazer:(未開地などで道しるべとなるように)通った道に目印をつける人、先駆者、草分け

・個人の成功は、企業宛にも感謝を伝えることが重要
→企業の経営者や上長に活動を認知してもらうことで、社内からの理解を得ることができる

・社内政治を制するものがコミュニティを制す
→コミュニティの重要性の啓蒙、自社内での理解の獲得、他部門との連携をすることはとても重要!

・コミュニティのガバナンスを保つためにガイドラインを作成
→会の目的、形態ごとに異なる内容に

・オンラインコミュニティ活性化施策
→貢献者をトラッキングして、感謝バッジを付与
→ウェブセミナーやオフラインイベントの施策を載せ、ログインするきっかけを作る

■コミュニティ運営で重要なこと

画像1

■おわりに

・B2Bコミュニティの施策だが、考え方などはC向けサービスでも使えそうなところがたくさんあった。
→ゴールの設定、ゴールに対して適切な施策か把握する
→繰り返し行われること(イベントの準備等)をシステム化してリソース減
→コミュニティリーダーのモチベーションキープの方法
→コミュニティ運営で重要なこと

・「企業」ではなく「人」にフォーカスするという考え方はとても共感した。

・「社内政治を制するものがコミュニティを制す」は、やはり名言すぎる…!
→メシコレのときにできていなかったところの一つなので、改めて自戒。

・コミュニティ運営で重要なことに挙げられている5つは、コミュニティに関わるなら忘れてはいけないポイントだと思う。
→どれもめちゃくちゃ思い当たるところがありまくる。。。

さまざまなコミュニティイベントに登壇されているSalesforceさんの取り組みを、やっと落ち着いて聞けたのでよかったです。
たくさん試行錯誤をされてきた結果をお話しいただいたのだと思うので、参考にしまくりたいと思います…!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?