日本のドキュメンタリー映画への憂い

ぼくはドキュメンタリー映画を見るのが好きだけど、正直日本のドキュメンタリーはナレーションに頼りすぎていて「コレジャナイ感」を抱くものが多い。

ドキュメントは割と好き嫌いが分かれるジャンルで、テレビでも見られることになぜお金を払って映画館まで見に行くのか?と感じる人もいると思う。

もちろん、興味があるテーマなら「勉強のため」という理由もあるけど、個人的には「映像作品」を見るためにお金を払って見に行っているつもり。

だから、テレビのドキュメントの延長みたいな作りの作品を見ると、かなりガッカリする。
何というか、映像を見たというよりも人の話を聞きに行ったみたいな感覚になる。

ぼくが思うドキュメントというのは、たとえば「まず人がいて、そこから景色が広がる」ではなくて「たくさんの景色があって、その中のひとつに人がいる」みたいな作りであってほしい。

日本の作品は人にフォーカスを当てすぎて、景色をおろそかにしているものが多いと感じる。

ひとつひとつの事柄を丁寧に拾って説明する必要はないから、極端な話、ナレーターもいらない。

映画を作ったこともないくせに、偉そうなことをつらつらと並べて申し訳ないけど、ぼくはそう思う。

今後も記事を増やしていきますので、ご期待ください。