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書籍「がんと闘う戦士の物語」

骨髄異形成症候群と闘う小学5年生の坂田裕奈さんが、自身の闘病日記と病気についての観察研究結果をまとめたレポート的な一冊。

病気のことを詳しく知らない人にもわかりやすく書かれていて装丁も素晴らしいけど、実はこの書籍、書店でもネットでも購入することができない。

ぼくがボランティアで携わっている「Make a Wish」という団体が主体となって、彼女の「自分の本を出版してみたい」という夢を現実にした特別な一冊で、市販はされていない。

実際に読んでみると、とてもじゃないけど小学5年生の女の子が書いたとは思えないほど病気について詳しく、そして分かりやすく解説されている。

もし自分が同じ年齢で同じ病気になったとしたら…とてもじゃないけどここまで前向きになれないし、自分の病気に向き合おうとは思えないだろう。

裕奈さんは自身を「血液細胞&免疫学オタク」と称しているけど、それだけではない自分に向き合い病気に立ち向かう強さがある。
きっと彼女は近い将来、患者さんの気持ちに寄り添える、素晴らしい医療従事者になれることだろうと思うし、これからも全力で応援していきたい。

ちなみにこの書籍は市販されていないけど、裕奈さんのご家族のご厚意で無料で譲っていただくことができる。
たくさんの人に読んでいただきたい!と思うものの、ご家族の負担になるので直リンを載せるのはここでは避ける。
気になる方は「もんなとりえ ブログ」で検索してほしい。

そして裕奈さんの夢の実現に貢献した「Make a Wish」は、難病や障害を抱えた子どもたちの夢を叶え、生きるちからや病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って1992年に設立された団体で、設立以来3,700人以上の子どもたちの夢を叶えている。
自分はボランティアで携わるようになってまだ3年ほどだけど、夢が叶うことがゴールではない。

今回も
Just her first wish came true.
それだけのこと。

コロナ禍でまだまだオープンに活動しづらい状況ではあるけど、これからも携わり続けたいと思う。

「Make a Wish」について詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。
https://www.mawj.org/


今後も記事を増やしていきますので、ご期待ください。