未熟な大人/こどもの暴力②
未熟な大人が息子に殴られるまで~序章~
前回はコチラ↓
つづきより
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保育園は離婚後も変えなかったが
今は変えてあげればよかったと
後悔している
というのも
保育園は基本的に家の近くを選ぶ人が多い
お友達はみんな保育園の近くに住んでいた
休日は私と遊び倒して気づいていなかったが
休日にお友達と遊べていなかった
離婚で苗字が変わり戸惑わせたので
今いる仲良しのお友達を引き離すのが
かわいそうだと思っていた
子供は順応性がつよい
新しいところで新しくお友達を作っても
前がどうだったとか記憶には残りにくい
家の近所にも子供は居るので
外に出ると自然に遊ぶのだが
相手も「保育園のお友達」とは
なんだかくくりが違うようだった
このころのケンタの保育園の様子は
恥ずかしがり屋だけど
挨拶とか先生に教えられたことを
素直にできる子だった
女の子にも人気で
女の子が言うことも優しく聞き入れたり
するところが良かったのだそうだ
かといって男の子とも走り回り
戦闘ごっこもしていた
ちょっと自分の気持ちを伝えるのが
苦手なようだった
私はべたべた甘甘だったが
怒るときはすごく怒った
叱るというより怒っていた
「感情的に接した際は謝るとよい」と
育児本では読んでいたので
謝ったりもしたが
1回2回の話ではないので
ケンタも戸惑っただろう
このころの私の心境はこうだった
皆はちゃんとしっかりお母さんなのに
なんで自分はこんなに不安定で
本に書いてあるみたいな
優しいお母さんになれないのだろう
どうやってこの人たちは感情を沈め
間違いがなく正しい育児をしているのだろう
どうやって育児のビジョンを立てているのだろう
私自身の幼少期を思い出しても
ちっとも当てにならなかった
私が母親と色々あり尊敬していないので
経験からのビジョンを見いだせなかった
そして育児本を読み
まわりの母親の表面的な様子を見ては
自分を責めた
「気にしちゃダメだ」とごまかし
日々を過ごしていた
つづく
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