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酎愛零 強化計画

 芸術の秋、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 どうも、最近では美術展に行きまくっている私です。

 日々noteを巡回してみなさまの記事や作品を読んでいると、どうしても私に足りないところが見えてきて、それが気になって気になってしょうがない、そんな今日このごろです。
 フォローしているnoterさんは「この人の主力はこれ!」というジャンルといいますか得意分野を持っており、いわばおいしいパン屋さんならこの人、腕のいい時計職人さんならこの人、といったような定番のカラー、鉄板の得意記事を確立している方が多いように見受けられます。


■主力の不在

 私には今のところそういったものはありません。酎愛零と言えばこれ!という定番メニューが無いのです。もともと文章修行というふんわりした目的で入ってきたので、当初書いていたお仕事とはなんぞや的な記事も頭打ちとなり、今では気になったニュースのリンクを貼り付けたニュースつぶやきがもっとも数を伸ばしているというありさま。ときたま書く長文もつぶやきの延長線上みたいなものですし、創作は今のところ誰かとのコラボや企画などにのっかって書いたものがほとんどです。

 もっと自分独自のカラーがほしい!酎愛零のところでも読める、ではなく、酎愛零のところでしか読めない、そんな主力記事になりえるコンテンツが!


……なんてことを考えていたのが7月14日。なぜ日付を覚えているのかって?スマホのメモに構想を残しておいたんですよ……(私は基本、思いついたものとかビビッときたものをなんでもかんでもメモする癖がありますので、そこから引っ張ってきたネタを記事にすることもあります)
 そこからブラッシュアップすること約4ヶ月。やっぱりあそこが足りない、ここの詰めが甘い、これはムリがある、など数多あまたの問題点をひとつひとつ潰していき、ついに今日、名づけて「酎愛零 強化計画」を本格始動することにしました!今まで言わなかったのは、言うだけである程度満足してしまう自分の性格を考慮した 結果さ!😃


■酎愛零 強化計画

 具体的にどんな計画かというと……

・主力コンテンツを決め、1週間に1回、あるいは10日に1回のペースで主力記事をアップする
・サブコンテンツを決め、定期、更新頻度高でアップする。
・マイクロコンテンツを決め、毎日アップする。
・このうちマイクロコンテンツは今までどおりニュースつぶやきが担当、さらにもうひとつ毎日更新するものを追加。ニュースつぶやきの更新時間は基本的に朝か昼か夕方か夜、新規マイクロコンテンツは日付が変わった瞬間にアップすることとする。
・サブコンテンツは各種レビュー、エッセイ、探求系記事が担当。サブコンテンツに曜日と時間を担当させることにより、読者が何曜日の何時にどんな記事が更新されるかわかりやすくする。
・主力となるコンテンツはアートをテーマとした創作とする。


 はい、来ましたね。主力が。

 アートをテーマにした創作、と。


 私はもともと美術展めぐりを趣味とすることもあり、noteに来る前から「アートの良さを世の中に広めていきたい」というこれまたふんわりと言いますかぼんやりした人生の望みを持っていたんですね。そしてnoteに来ていろんな人の記事や作品に触れていくうちに「一冊の本を出してみたい、ライターになりたい」という思いを抱いたんですけれど、そこに至ってなお、なにをするべきなのか、自分にとってなにが必要なのか、よくわかっていませんでした。

アートを世の中に広めたい
→アートとは何を指すのか。その範囲は。
→世の中とはどこまでのことを指すのか。その範囲は。
→どうやって広めるのか。その手段は。
→どのような層に広めたいのか。全くの初心者か。
→ライターになるにはどうすればよいのか。名乗るだけか。
→本を出したいと言っているが、そのために何をすればよいか。

 などなど、やろうとなると自分に足りないものがたくさん見えてきて、しかもそれをどう解決したらいいのかもわからない、そんな状態だったんですね。

 ここで私はある決断を下します。

 時期尚早だと。

 私はもっと学ばねばならない。勉強は好きだから多少の知識はあるかもしれないけど、まだ小娘の私には圧倒的に経験が足りない。なにかのアートに打ち込んできた経歴も実績もない。もちろん、出版などに関わってきた経験もない。あるのは情熱と慎重さと、どこか冷めた頭、そして燃えるような好奇心。「私はたいしてものを知らない」という自覚、その自覚を得てなお「他の人にできるなら私にもできる」「私は他の人にできないことができる」と確信できる謎の自信。

 他のnoterさんから、世の中のあらゆることから、学ぶのだ。優れた人に習え。先をゆく人に教えを乞え。ありとあらゆるものを糧として、自分を育てるのだ。目指すべきものは、

・アートをテーマにした1話完結方式の創作小説
・光と闇の2面性を持つ物語
・ターゲットはアート初心者、アート愛好家の両方
・アート初心者にも読みやすく、アート愛好家にはさらに知識や教養を深められる内容
・作品から物語のヒントを貰う
・利用できるものはなんでも利用する

 そんな内容の物語、それが私のアート。そして世の中とは、手始めにnoteの中の世界。まずはここで腕を磨き、ある程度まとまったらKindle出版を視野に入れる。これに全力を傾ける。片手間ではない、全力で。


 今まで小説を読んだことはあっても書いたことはない私がここまで決意できたのは、noteでの体験が大きかったです。

 まず、かよんさんの素晴らしい絵を目にして、どうしても頭に浮かんだものを表現したい!この絵に物語をつけたい!と思い、いてもたってもいられずに書いたものが初の小説でした。

 これを書き上げることができて、私は最初の確信を持ちました。書ける。私にも、ひとつの物語を終わりまで書ききることができる、と。



 次に、余勢を駆って画家の清世さんの企画に参戦してみました。お題として出された3枚の絵に、物語をつけるという企画です。

 これを3つとも完成させることができ、さらに自信を深めました。異なるジャンルの文体でも書ける、やってやれないことはない、と。そしてアートをまったく違うジャンルのアートで翻訳する、あるいは打ち返すことにより新たなアートが生まれること、その行為自体がアートであることを確信しました。



 さらに、お酒noter・dbnさんご本人を題材にした2次創作?で、初となる連載小説に挑戦してみました。

 この作品で初めて小説の書き方というものを意識しました。起承転結、場面、因果関係、あらすじ、脚本、物語、推敲、洗練などの作業を基本に忠実に行いました。連載ものとしては各話ごとに文字数の顕著な違いがあったのが課題となりましたが、良い経験となりました。 



 そして現役公務員noter・福島太郎さんの企画「ウイナーメーカー」では、初となる童話・寓話ふうの語り口の作品に挑戦しました。

 この作品では、私オリジナルのアートのために重要だった、既存の作品のリライト、ミックス、note界の比喩メタファーの折り込みなどに挑戦し、一定の成果をあげることができました。これをもって作品づくりの下準備はすべて整いました。また、Kindle出版への可能性を示唆してくれたのも福島太郎さんです。



 最後に念を入れて、伝説や逸話に取材した話を再構成する力を測るために、青紗蘭さん・麻衣さんの企画にのってみました。

 この作品で、私のオリジナルアートのまとう空気の色が決まりました。微調整した第1弾は、あとはロールアウトを待つばかりです。



 この4ヶ月間、さまざまなnoterの方からいろいろなことを学ばせていただきました。関係してくださったみなさまには厚く御礼申し上げます。学ぶべきことはまだまだたくさんあるのでしょうけど、まずはここからスタートを切ります。


 実は酎愛零強化計画はまだまだあるのですけれど、長くなりましたので今日はここで筆を置きたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります!より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります!