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ルドゥーテの庭 Masterpiece collection: 殿堂入り おすすめのばら園(南関東)Ver.1.0

 わたくしの最も好きな花、ばら。
 今まで自らの足で訪れたたくさんのばら園の中から、素晴らしい、何度でも訪れたいと思った所を「殿堂入り」としてまとめました。
 これからも未知なるばら園に出かけて、殿堂入りにふさわしい所を見つけてまいりますので、ここに載せる数もどんどん増えていくことと思います。その時には、頃合いを見て、県別に分類いたしますわ!




■千葉県

・京成バラ園(有料)

 南関東でもトップクラスの広さを持つばら園です。品種の種類、数、ともに膨大な数にのぼり、ショップの品揃え、種苗販売にも力を入れています。私の中で暫定一位のばら園ですわ。
 ただ、車でも電車でもアクセスが良いとは言えず、シーズンともなると道幅の狭い道路がはてしない渋滞で埋め尽くされますので、ご来園の際には注意が必要でしょう。健脚が前提ですけれども、いちばんおすすめなのは最寄りの八千代緑が丘駅からほぼまっすぐ伸びる遊歩道コース。ここにも多数のばらが植えられていて、ばら園への気分を高めてくれます。




・谷津バラ園(有料)

 千葉県有数の広さを誇るばら園です。群生するばらの迫力は随一。テラスや遊歩道などですりばち状の高低差をつけてあり、広々とした園内を一望のもとに見渡せます。春ばらの季節に同じく見ごろを迎えるニオイバンマツリの香りもポイントが高いですね。
 経年劣化で消えかかっている名札がけっこうあるのはマイナスポイント。
 最寄り駅は、京成線の「谷津」、京葉線の「南船橋」。近いのは谷津、商業施設が充実しているのは南船橋ですわ。




・いこいの広場 バラ園(無料)

 知る人ぞ知る、穴場中の穴場。手入れのされていない廃墟のような正面入り口からは想像もつかない、美しい中規模のばら園です。まさに秘密の花園。あまり知られていないのか、シーズン中でも人がまばらで、思う存分ばらを楽しむことができます。
 ただ、案内板に掲示物をべたべた貼って本来の園内図が見えなくなっているなど、施設の管理はいまいち。また、スズメバチに二回、遭遇しました。ご来園の際は十分ご注意ください。最寄りは地下鉄東西線 南行徳駅。




■東京都

・旧古河庭園 バラ園(有料)

 都立九庭園のひとつ、旧古河庭園のローズガーデンは、段丘上になった敷地に整然と植えられていて、気品ある美しさがあります。春ばらの季節はもちろん、秋が深まるわずかな間には秋ばらと紅葉の競演が見られることも。
 ただし数や品種はそれほどでもなく、また都立九庭園という知名度ある観光スポットなので、シーズンは──特に秋は人でごった返すのを覚悟しておいてくださいまし。




・南葛西フラワーガーデン(無料)

 天に向かって伸びる、入口の三連大アーチのつるばらが圧巻。穴場の中規模ばら園です。園の中央を、ふたつの噴水をつなぐ水路が流れており、汗ばむ季節になりゆく春ばらの季節には、せせらぐ水音の風情を楽しむこともできますわ。
 穴場のばら園といえども、近所の人にはただの利用しやすい公園なので、噴水や水路に入ってはしゃぐ子どもたちには要注意です。




■神奈川県

・山下公園(無料)

 山下公園の中、特にホテルニューグランドの前あたりにある中規模のばら園です。小ぶりなつるばらが中心で、手入れの行き届いた品の良さを感じられますわ。海に隣接しているので、とても開放感があります。近くのマクドナルドには充電コンセントがあるのも良いですわね!
 ガーデナーたちが作業している時、運が悪いと辺りに肥料の匂いが充満するので、様子を見て入園するタイミングを計るのも大切です。




・港の見える丘公園(無料)

 横浜港を一望できる高所にあるイングリッシュ・ローズガーデンです。ほぼ左右対称幾何学模様のフレンチ・ローズガーデンと違い、英国式はより自然の持ち味を活かした造り。地形を活かして立体感のある庭園づくりをしています。
 難点は、徒歩の場合のアクセスの悪さ。アクセスが悪いというより、普通にちょっとした山登りみたいなものなので、山下公園側から登っていくと根性が要りますわ。




・横浜イングリッシュガーデン(有料)

 西横浜の大規模ばら園。わたくしの中では京成バラ園と一、二を争う珠玉のばら園です。丈高い生垣に視界をさえぎられ、迷路のような園内をさまよい歩くのはなんともぜいたくな非日常。他の花々もいきいきと咲き誇り、しばし別世界を味わうことができます。
 難点はやはりアクセスの悪さ。最寄りのように見える相鉄線 西横浜駅で降りてしまうと川を越えられず、ひとつ手前の平沼橋駅で降りてもまっすぐは来られずに大回りをするはめに。横浜駅から無料送迎バスが出ているので、そちらをご利用なさったほうがよいでしょう。






 以上、2022年9月24日現在の殿堂入りばら園でした。こちらは随時追加していきます。

 やはりばらは姿も香りもよいものですね……

 どこかおすすめのばら園がありましたらお教えくださいませ、遠方であってもいつか必ずまいります。










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