ニュースつぶやき:「液体窒素を使った授業で児童33人軽傷、高知県で」
京都大学の出張特別授業で液体窒素を床にまき、児童33人が怪我をした話。
マイナス196℃の液体窒素を体育館の床にまいて気化する様子を観察するという趣旨の授業だったようですわね。しかし、高知新聞の掲載した記事の画像を見るかぎり、講師の方が素手で容器を持って、走り回りながら児童の間近に液体窒素をぶちまけているように見えます。
4校での授業のうち、最初の1校で事故を起こし、その後注意喚起したものの、残る3校でも同様の事故を起こしたとか。
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色々な面で頭を抱えますわね……
まず液体窒素の取り扱いの問題。容器を持つときに革手袋とかしませんの?
次に実験環境の問題。児童の間近にまけば、接触による負傷はもちろん、急激な気化による低酸素濃度の空気を作り出し、酸欠の危険があること。窒息という言葉になぜ窒素の窒が使われているのかご存知ありませんの?
続いて改善が見られない問題。最初の1校で事故を起こしたのに、続く3校でも同様の事故を起こしたというのは理解できません。失敗から学びませんの?
最後に、これを企画する段階、実践する段階で危険を認識していない問題。子供なんて何をするかわからないのですし、その子供たちの手の届く所に危険物をまくというのは、私の中ではありえませんわ。生活の中でも、お仕事の中でも、安全は最優先されるべきものです。百歩譲って、危険をかえりみずに行うものがあるとしても、それは自分たちだけでやればよいことであり、ひとさまを巻き込んでよいものではないはず。まして授業で子供たち相手ならなおさら。
教育を考える前に、教育者の教育を考えなければなりませんわね……
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