見出し画像

【コールセンターの苦悩】妖怪クレーマーさん、私も人間なのよ勘弁しろよ

と感じた今日。本当にコールセンター の仕事が好きだ。ずっと外回りの法人営業をやってきて、勿論対面のよさもあるけどほとんどが「え、これ来なくて良かったよね?電話で済んだやん。人混みに揉まれながらハイヒールすり減らしてきた私の労力返してよ?」と思うことも多かった。仮に一人で担当するクライアントの数も、対面営業だと1日3件しか回れないものがコールであればまあ頑張れば20件くらいの対応はできる。しかもリアルタイムで。まあ電話だからこそ相手は顔が見えないことをいいことに色々言ってきたりもするけどね。そんな時いつも思い返すのは上司の誰かが言ってた言葉。【大丈夫。殺されることはないから】あ、そうか。この言葉を思い出すと別に電話する前に胃が壊れそうだろうが、クレーム対応だろうがなんでもできるし、対面でセクハラ受けてた時より100倍マシだわ、と解釈でき今は本当にコールセンターの仕事大好き。在宅でも問題ないしな。

でもたまに。ごく全体の1〜2%ぐらいの方に本当に本当にイライラさせられる。いい大人が、まともなコミュニケーション取れず最悪のクレーマーとなり受話器の向こうに君臨する。いつも思うのだが、そのクレーマー達は、クレームをぶつけている相手(=私)が、顧客になる可能性を失っていることと、社内でそのクレーム内容が共有されているかもしれず、一つの会社の中で自分が起こしたクレーム案件が事細かに晒されているという考えに至らないのだろうか。理不尽なクレームは勿論議論・解決のために社内で共有されるし直接案件に関わっていない人からだって、ああ面倒臭そうな人だ。関わらないようにしよう くらいの印象はもたれる。それって、何かプラスになるのか?

とこんな感じで、お客様の中には、謎のクレーマーが潜んでおり定期的に私たちコールセンターのスタッフの神経をすり減らしてくれる。まじで魔物だ。反吐が出る。

クレームを言うことそのものを批判しているのではない。(実際、クレームは言う方も体力を使うので本当に良くなって欲しいと思わなければ大体の人が言わずに去っていく。だからクレームを言ってくれる人には基本感謝しているのだ。冗談抜きで神だと思っている。

私が忌み嫌っているのは、自分の欲望だけをぶつけるだけぶつけ、理由を言わない。何が気に入らないのかも言わない。こちとら、しっかり対応したくても訳がわからず対応しようがない。まるで妖怪のようなクレーマー達。そんな妖怪の経営しているサービスやお店を使いたいとつゆ程も思うはずがなく。グーグルに口コミでも書いてやろうか?と思っていたところ他の方が既に辛辣な口コミを書いていらっしゃったので自粛した。(妖怪クレーマーのことを調べると大体、既に辛辣口コミの先客がいるので妖怪だと言うことは既に世間にもバレているらしい。

そんなこんなで毎日神と妖怪の相手をしていると。本当に怖いのは人間だ、と言う聴き慣れた言葉が脳裏に浮かんでくる。

妖怪は今日もひっそりとたくましく生きており、そんな妖怪に食われないよう臨戦態勢で臨む。そんなコールセンターの日常は思った以上に過酷だ。クレーマーの皆さん。たまにヤクザのようなドスを聞かせたセリフを口走るそこのあなた、少し想像を巡らせてみましょ?受話器の向こうの人が自分の店の顧客かもしれない。ただの人間だってこと、思い出しましょうね^^?

と、いつかまじで言ってやりたい。

さて、イライラしたのでワイン飲みながら村上春樹でも呼んで心を落ち着ける。素敵な週末の始まりに。この場で、妖怪のことは忘れる。

そしてまた月曜には妖怪の対応に追われる。

妖怪撲滅の日は遠くない。そう信時ながら、今日も残りすくない週末をいきる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?