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ウクライナの市民を支援するクラファンを立ち上げました。

はじめに


昨年の2月に始まった、ロシアのウクライナ侵攻
何の罪もない人たちが一方的に攻撃をうけるようなことが、
今の時代に起こるとは、誰もが想像していなかったことが、
今も続いています。

侵攻直後にスタートしたEAST LOOPのウクライナハートブローチ(寄付付き商品)はたくさんの方に購入いただき、合計1,000個以上が皆さんのお手元に行きました。
そしてお預かりした寄付はモルドバ共和国に送付させていただきました。
ありがとうございました。

私たちの想いに賛同してくださり、支援いただいたこと心より感謝を申し上げます。

戦闘地域の国に入ることはできないため、当初は隣国に避難してきた人へのサポートを、と考え、また支援が届きにくい「モルドバ共和国」に向けて皆さんの寄付をお届けしてきました。

具体的なレポートをお届けすることは困難なのですが、きっとモルドバに避難してきた人たちに役立てられたと思います。

ポーランド在住の坂本氏との出会い


そんな中、もう少し形の見える支援ができないものかと、模索しておりました。まさか、こんなに長く戦争が続くとは思っていなかったのですが、ご存じのようにウクライナの状況は悪くなるばかりです。

少し話は変わりますが、以前国際NGOのオックスファムジャパン(世界的な緊急救援なども行っている)で理事をしていた時に、どのような支援が人々に役立つように届くかということを学びました。

・できるだけ支援したい人たちに近いこと
・支援したい人たちのことが理解できること(伝統や慣習など)
・ダイレクトである(いくつもの団体を挟まない)


有名で大きな支援団体に寄付しても、多くの場合、動いているのは災害の現場に近い人たちなのです。一番効果的な支援は、上記のような条件を備えた人を見つけることで、被災している人のニーズをタイムリーに組み上げて届けることができると。

そんな観点で探していたところ、SNSを通じて坂本龍太郎氏と出会いがありました。ポーランドに12年以上滞在して、ワルシャワ日本語学校の教頭として活動されている方です。

坂本氏はロシアの侵攻直後から、ポーランドへ逃れてきた避難民の人をサポートしています。
ご自宅も開放し、今はウクライナの市民に向けて、食品、衣料品、発電機、生活用品、消防車のホースや救急車に至るまで、ウクライナの人たちとネットワークを繋ぎ、日本からの寄付金を活用して物資をポーランドで調節して、ウクライナの市民に送っています。

すでに6,000万円以上の物資を送っておられます。

しかし、戦争が長引くにつれて、日本からの寄付もどんどん少なくなっているそうです。
一方で反比例するように、ウクライナからのリクエストは増え続けている。

戦争との戦いだけでなく、世界の人たちの無関心との闘いだと奮闘されています。


少し想像してみてください。
東日本大震災から復興するのにかかった年月(10年以上たってもまだ復興していない地域もたくさんあります)
ウクライナでは、市民への攻撃が、1年以上続いています。

爆撃で家を失った人たちに仮設住宅が用意されているのでしょうか?
破壊されたインフラは、すぐに復旧しているのでしょうか?
国は復興予算をくんで、最優先で、市民をサポートしているのでしょうか?

いずれも 「NO」です

そして、紛争国には日本のメディアもほとんど足を踏み入れることができないので、私たちのところには、ウクライナ市民の生活の情報は届きません。


ウクライナ市民の生活は?


北海道より緯度の高い極寒のウクライナで、電源を失ったときにどうやって寒さを防ぐのでしょうか?

爆風で窓ガラスが割れた学校で、外気と同じ気温の中で、どのように子供たちは学ぶのでしょうか?

空襲により物流もままならぬ中、物価が高騰して、安定的に食糧を手に入れるのでしょうか?

医師がいても医薬品がない、生理用品すらガーゼの代わりに使っていることを想像できるでしょうか?

坂本氏からオンラインで様々なお話を伺いました。

学校では空襲警報が鳴るたびに、子供たちは地下へ避難しています。
それは日常化しており、子供たちは学ぶ機会を失っています。
先生からは、「学びの場にはならない」

学校の地下の避難場所。電気があるのはマシな環境

写真は電気のある地下室ですが、電気がない地下室での子供たちの不安や恐怖など想像すらできませんし、精神的なケアも必要になってきているそうです。
そして、子供の教育の機会を失われるということは、輝く未来も奪われていることにつながります。


また、先日は消防車のホースを送付したと話を聞きました。

消防用のホースが届いたよと、写真を送ってくれた。

私たちは、お金さえ出せば、ほとんどのものが手に入る生活を送っていますが、ウクライナではあらゆるものが手に入りにくくなっています。

攻撃によって連日のように発生した火災を沈下するための消防車。

そのホースが壊れてしまっても、新しいものを手に入れることが難しいというのです。なのでわざわざポーランドでホースを手配して送ったと。


坂本氏に
「どんな支援が必要ですか」と尋ねると

食品から、衣料品、発電機など、あらゆるもののリクエストがあります。日用品の需要が全く衰えません。消耗品であるため今後も必要になる。ポーランドでは多くの避難所が閉鎖され忘れてしまいがちだが、ウクライナでは未だに避難所生活を送っている人が多い事実は変わりません。」

消耗品は今も需要が減ることはない



それが、ウクライナの今だそうです。

私も坂本さんとお話をして、自らの想像力の無さに、愕然としました。

できることをしたい


ならば、EAST LOOPの仲間や私たちのネットワークを通じて、ささやかであってもできることをしたいと、この度クラウドファンディングを立ち上げました。

「ウクライナ市民」へ支援を届ける! (rescuex.jp)
期間3月29日~4月20日まで


まだまだスタートしたばかりで、告知もほとんどできていませんが、皆さんの力を借りて、少しでも多くの寄付を集めたいと思っています。

そして、寄付を集めることが、最も大切なのは言うまでもないのですが、EAST LOOPのウクライナバージョンを胸につけて、いつもウクライナの市民へ心を寄せていることを表現し続けたいと思い、阪本氏と相談してこのようなプロジェクトを立ち上げました。

ぜひ、みなさんのお力添えをお待ちしております。


改めて、昨年2月以降、たくさんの方に EAST LOOPの寄付付き商品を通じて支援をいただいています。ありがとうございました。

すでにEAST LOOPをお持ちの方も、SNSでの拡散や、応援コメントなどいただけたらとてもうれしいです。



よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポート費は、生産者さんに還元できるよう大切に使用させていただきます。