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視野が狭くなりがちな私へ【なぜ世界を知るべきなのか】池上彰著

対象年齢は、おそらくティーンエイジャー…。
20年以上前なので、
私は「元ティーンエイジャー」です。

私は仕事もしてなくて、子育て中。
「日本国内どころか、半径10mのことだけで
物事見てしまいがち」と感じました。


・気づき1.世界の出来事を自分事として考えるか

世界の出来事をよその国の話で片付けるか、
自分に引き寄せて考えるかで、
知識や情報を生かせるかどうかが決まります。

以前は、「海外のニュースをチェックして
利益があるのは投資家くらい」
「私のように仕事もしてない子育て中の母親が、
海外のことを知って何になるのか」と思っていました。

今なら「視野が広くなる」と言えます。
今の自分たちの課題に対して、海外の人の事例からヒントを得られることがあります。
自分たちの常識を疑うきっかけにもなります。

・気づき2.勉強をしっかりやって得られること。

勉強をしっかりやっていれば、知識が財産のように積み立てられていき、やがて知識がつながりあって、豊かな教養となるでしょう。

なぜ世界を知るべきなのか p84

勉強を始めた頃は、知識のストックが少ないから
その実感がわきません。少しずつストックが増えていくと、知識同士が繋がります。

大学生の頃、学年が上がるにつれて、
科目同士の知識が繋がりました。

例えるなら、
薬の効き方について詳しく学ぶ薬理学と、
病気について学ぶ病態生理学の知識が
繋がるイメージ。

少しずつ増えていけば、
やがて財産になるイメージを持ちました。

・気づき3.自分は何て知識がないんだろうか

大学を卒業して社会人になってから、自分は何て知識がないんだろう、勉強あまりしてこなかったんじゃないかと反省しました。

なぜ世界を知るべきなのか p180

あんなに物事に詳しく、
わかりやすく説明できるほどの著者が、
「勉強をあまりしてこなかった」と
反省するなんて信じられません。

自分に知識がないことを自覚しているからこそ、
「もっと学ぼう」と思えるのでしょうか。
この発言から、考えさせられました。

・Todo1.わからないところは、ネット、専門の本を読む。

一度しっかり勉強をしておけば、そのあと、たとえば中東の問題に関してのニュースが出てきても、新聞の見出しを見るだけで、あの話が今こうなったのだなとわかるようになります。

なぜ世界を知るべきなのか  p168

一次情報は新聞から得ますが、
時々わからない用語が出てきます。

そういう時は、
まずネットで「〜とは」と検索します。
高い確率で用語を説明してるサイトが出てきます。
場合によっては、詳しく書いてありそうな書籍のタイトルをチェックします。

 「○○と言うテーマの本はありますか」と
図書館の司書さんに尋ねるのもいいですね。

一時期、旧統一教会の本を読んでました。
「この人たちの内在的論理からいくと
こうなってもおかしくないね」と
思うようになりました。

・Todo2.国際情勢の理解のために歴史を学ぼう。

思いついたのは、イランで起こってる反スカーフデモについて。
背景知識に、イスラム教やイランの歴史がある程度わからなければ、なぜこんなことが起こっているのか全く見当がつかないでしょう。

こんなことを言ってる私も、
イスラム教に、「女性の体や髪の毛は魅惑的だから、惑わせないために隠す」という教えがあるのを聞いたことがあるという程度です。

新婚旅行でモルディブ、シンガポール(経由地)に行ったときに、イスラム教徒の方を見かけました。

イスラム教の女性といえば、
全身真っ黒の服装をイメージしてました。

私が見かけた人は、肌の露出はしていないものの
私達と服装があまり変わらず、
頭にスカーフを巻いていました。
中にはエルメスのスカーフを巻いた女性もいて、
度肝を抜かれました。
「黒じゃなくてもいいのか」と驚きです。
国によっても違うのでしょうか。

ある程度理解するためには、
基本的な歴史の知識が必要と感じました。

・Todo3.コミュニケーション能力は、思いやりから生まれる。

著者は、まずはその国の言葉で挨拶。
その後、英語に切り替えているそうです。

英語圏以外の国では良さそうな方法ですね。

台湾に行ったとき、「ニーハオ(こんにちは)」と
「シィエシィエ(ありがとう)」は使いました。

・感想

このご時世、なかなか海外旅行に行けません。
それでも「気持ちだけは内向きにならないで」と
子どもたちに語りかける著者。

期限が3年残ってるパスポートを持ってますが、
切れる前に使うことがあるかなと考えてしまいます。

今はこの状況だけど、
ずっと続くとは考えていません。
海外から人はまた来るようになるし、
自分たちが行くことになるかもしれません。

それまでに、英語の勉強は勿論、
歴史や文化などについても
勉強しようと思いました。

以上、ちえでした。
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