見出し画像

親が変わる以外ない【これからの親の教科書】

これは子育てについて書かれていますが、
内容はビジネス書のように感じます。

そもそも、子育てもビジネスも本質は変わらないのかと気付かされました。


・他人軸で生きるデメリット

「人の目を気にしすぎて結局何もできない」

これが一般的によく見聞きするデメリットでしょう。
私個人としては、これだけでも十分不利益を被っていると感じます。
しかし、それだけでは済みません。

心当たりがある人いませんか。
「自分に不都合なことが起こると、すぐに誰かのせいにしてしまう」

思いついた具体例は、
「貧しくなったのは政治のせい」
「生きにくくなったのは社会のせい」
こんなところでしょうか。

他人の目を気にしてばかりいると、
人のせいにする人生になるのかと思うと
ゾッとします。
他の誰かに人生乗っ取られてますよね。

私はそんな人生を送りたくないです。
そうなったら他人軸で生きてる場合じゃないですね。

・バランスシートで考える

簿記で勉強していたときのことを思い出しました。

習い事にかかる費用が負債、
得られる能力は資産のみなして、
「妥当な支出か」と判断するそうです。

この考え方は面白いと思いました。

子どもの習い事で例示されていましたが、
大人の自己投資でも使えます。

「このセミナーの費用(負債)で、
どんな能力、便益(資産)を得られるか」

決断するのに使いやすいと感じました。

セールスが上手な人だと、
提示された金額以上の価値を得られると
具体的に示していますね。

・いきなり会社経営を始めたわけではない

娘のすみれさんが大学生になったのを機に
英語塾の経営を始めた著者。
今では英語の参考書を出すまでになりました。

最初は地道に自分にできる範囲のことをしていただけです。

これからの親の教科書 p152

今でこそ全国放送の情報番組に出演しています。
しかし、最初からそうではありませんでした。

実は私、先月の末からある起業塾に入会。
長年抱えてきた課題に向き合う時期が来たと感じました。
この言葉を聞いて、「まずはできることから始めよう」と勇気づけられました。

今月末に、お試しでzoomセミナーを開催する予定です。
右も左もわからずオロオロしていますが、
今、やれることをやります。

・感想

すべての親は「子どもを産んだだけで素晴らしい」

著者は全編にわたって強く主張しています。
夏に、著者が出演していた番組を録画していました。最近見ましたが、この主張通りでした。

1人娘のすみれさんの子育てが楽しかったとおっしゃっていました。

正直私は、ここまで楽しめてないと感じました。
「手がかかるなぁ」
「自立できなければ、育児から介護になる覚悟をしないといけない」
「そのためには、私が死んだ後でも、彼らが困らないように準備しよう」

今も不安、将来はもっと不安。
こんな状態です。

2人の息子を抱えながらこんなことを考えています。
福祉の制度を聞きはしますが、いつまでも続かないと思っています。
社会から切り捨てられる覚悟をしてます。

そう考えるようになったのは、あるインタビュー記事です。
重度の知的障害と発達障害を持ってる息子さんがいる母親が答えていました。

「日本は人口が減っているのに、発達障害と診断される子は増えている。国力がダウンしてるのに、支援を受ける人が増えれば、1人あたりの支援や支給金額は当然減るかなくなる」

「そうだよね」と妙に納得。

どうやって自立できる子に育てるか。
改めて考えさせられました。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。


この記事が参加している募集

#読書感想文

189,831件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?