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見てみぬふりできなくなった【人生に必要な教養は 中学校教科書で全て身につく】池上彰、佐藤優著

宣言します。
「今から最低1年間は
教養を身につけるために勉強します。」

鬼滅の刃の関連書籍で
様々な分野の本を通して
「私には教養がないな」
現実を突きつけられました。

大学受験もそれなりに頑張ってきたし、
薬学部で6年間勉強し、国家試験にも合格。
「勉強してきたんだね」とママ友に言われたこともあります。
それでも自信持って「教養を身につけてきた」とは言い切れません。

以前投稿したこちらの本で、
「知識の欠損」について気になってました。

「教科書?」と訝しがっていたところ、
こんな本を見つけました。
人生に必要な教養は 中学校教科書で全て身につくです。


・なぜ中学校の教科書?

中学校は日本の義務教育の最高段階。
高校生まで行くと 専門的な分野になるそうです。

池上さんは週刊こどもニュースをやっていた時、
小学校や中学校の教科書を見ていたそうです。
「教科書の内容を身につけていたら、相当な物知りになれる」とおっしゃっています。

世界情勢から宗教、哲学、最近のベストセラーまで詳しい佐藤優さんの知識のベースも、
中学校の教科書とのことです。

中学校卒業してから約20年。
「なぜ今教科書?」と思いましたが、
この20年間でずいぶん進化しているんだなと感心。

・今からでも遅くない

そうは言っても私は既に30過ぎています。
現役の学生さんならともかくと思いましたが、
佐藤優さんはこうおっしゃってます。

「 もし必要とされる教養が不足している」と自覚があるなら今から身につけよう。遅くはない。

30代、40代だけでなく、それ以上の世代の人に対しても同じことをおっしゃってます。これだけでも勇気づけられました。

・各教科の勉強法を読んで思ったこと。

地理、歴史、公民、理科、
数学、国語、英語、道徳の8教科が掲載。
教科によって勉強法はそれぞれ。

薬学部出身の私にとっては、
理科は大学の専門教科に
比較的内容が近いと気づきました。

学生時代に得意だった科目や、
大学での専攻によっても
学び直しの必要性は変わってくると思います。

・勉強し直したい科目

「全部」と言いたいところですが、
一度に全科目するのは難しいので
現実的ではありません。
特に優先したい科目は公民、英語、数学 です。

・公民

政治や社会の仕組みなどを学べます。
時代に合わせて 内容が変わっています。
熟読をお勧めしてるぐらいです。
知識を一通り身につけられれば新聞をスムーズに読めそうです。

・英語

本文に掲載されていた英文はスムーズに読めました。中学校卒業程度の能力はありそうです。

勉強法としては、
教科書を体が覚えるくらい音読するそうです。

池上さんがNHKの記者をやっていた時に、
待ち時間で音読していたそうです。
今では海外の人にインタビューができるそうです。

「TOEICを受けようか?英検を受けようか?」
迷っていた時、 英語の先生をやっている仲間から、英検を勧められました。

中学生の時に3級まで受験して止まっていますが、
学生時代のTOEICのスコアを考えたら
「どうせなら準1級を目指して勉強した方がいいのではないか」と感じました。
当時のスコアは500点前後です。

英語の勉強を随分していないので、
まずは音読をしようと思います。

・数学

学生時代は、得点源であるほど得意でした。
それでも国立大の二次試験の問題は
歯が立ちませんでした。

数学は得意だったけど、 何のためにしているのかはよく分かりませんでした。

大学入学後の実習でpHを求める計算がありました。
その時に対数を使っていたくらい。
関数電卓に対応していたものもありますが、
微分積分はどんな用途で使われるのか
よくわからなかったです。

数学は計算式そのものを使うのではなく、
考え方を学ぶ教科だそうです。
数学のやり直し勉強にぴったりな本を見つけたので、来月から買ってみようと思います。

・感想

「教養のある薬剤師ってどんな人?」
この問いをしてる時点で、
私のアイデンティティは
薬剤師なんだなぁと気づきました。

薬剤師の業界も様々な課題があります。

薬学部の大学が増えたものの、
学生の合格率が半分もない大学が出てきたため、
新設や定員増加を禁止する事態になりました。

医薬分業の現状でも問題はあるし、
調剤に偏りすぎていたり、
市販薬に関与できていなかったり、
※対人業務になかなか着手できなかったり…。

※患者さんへの薬の説明の他、医師や医療従事者、介護スタッフなどの他業種との連携など。

専門知識だけあっても問題解決は難しいと
限界を感じました。

現場から離れている今、
専門以外のことを学ぼうと思います。

以上、ちえでした。
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