見出し画像

「読む」だけじゃない!読解力が人生を豊かにする理由【なぜ、読解力が必要なのか?】

『AI vs.教科書が読めない子どもたち(新井紀子著)』を読んだことはありますか。
テレビで紹介されて気になって読んでみました。

もともと国語が苦手だったので
「私の読解力は大丈夫だろうか」と不安を感じました。


・読解力には2種類ある

読解力には、
論理的読解力と情緒的読解力の2種類があります。

・論理的読解力

論理的な文章を読み解ける能力と定義。

相手の主張を理解したり、多角的なものの見方を身につけるための力でもあります。

私が高校生の時、
授業でディスカッションがありました。

議題とそれに対して賛成か反対かは
自分たちの意思とは関係なく
ランダムに割り振られていました。

一クラス4グループに分かれました。
自分たちの反対の意見の人たちが
どんな反論をするかある程度予測をして、
資料を集めて対策しました。

実際は…私たちのグループの圧勝でした。
驚いたのは相手のグループは何も準備をしていませんでした。

そこから学んだのは、「世の中は答えが出せない議題がたくさんある」ことです。
相手の主張を如何に理解するかが重要だと気づかされました。

・情緒的読解力

人間の感覚で考えられることと定義されています。

ネットのニュースやSNSで
誰かの体験記を読んだことはありませんか。

そこには病気の体験記や仕事をなくしたり、
過酷な人生をことを余儀なくされたりした人が
出てくることがあります。

自分が体験したことがなくても
「大変そうだな」と共感することはありませんか。
これが情緒的読解力です。

・これがわかれば、半分わかったことになる

「何でみんな質問しないんだろう。分かっててすごいな」
学生の時、こんなことを思いました。

当時の同級生に質問をしてみたら
「何を質問をしたらいいかわからない」
「何がわからないのかが、わからない」

こんなことを言われました。

わからない以上、そもそも質問しようがない。
こんな事実に気がつきました。

・人生経験が豊かになる

最終章では、読解力と切っても切り離せない読書の話でした。
読書をする人は人生経験が豊かになるとのことです。
「どういうこと!?」と思いました。

ビジネス書、実用書なら著者の経験が書いてあります。
小説なら、今の自分とは違う人生を送ってきた人物が出てきます。

読むだけで代理経験ができるとのことです。
読むことで人間への洞察力がつき、
相手の心を読み解く力も鍛えられるとのことです。

本を読む人と読まない人で、
代理経験の数で差がつくとのことでした。

・感想

「読解力が高い人は例外なく読書家」
読書の章にこんなことが書かれていました。

有名な企業の社長さんも紹介されていましたが、
驚いたのは元野球選手の松井秀喜さんも読書家であることです。

メジャーリーグまで行くような一流の選手は
読書をしているものかと思いました。

読解力に不安はあるものの、
読書と感想文を書くの続けていたら
身につくだろうかと希望が持てました。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?