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どんな言葉を積み重ねていきますか?【顔は言葉でできている!】松本千登世著

「20歳の顔は自然から授かったもの。
30歳の顔は自分の生き様。
だけど、50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る」

これはココ・シャネルの有名な言葉です。

この本のタイトルを見て「まさにこの言葉通り」と感じました。

若い頃は、生まれ持った外見が美しいかどうかで変わります。
特に学生時代〜20代前半くらいまで
見た目の美しさや可愛さで、
いい想いをしてきた人もいるでしょう。
私の周りにもそんな人がいました。

ただそういう人たちが、
50歳になっても同じ想いができるかは別問題です。
※若い頃も、年を取ってからも美しい人は
相応の努力をしていると感じます。

私は今35歳なので、
今は生き様が顔に現れているのでしょう。
まさにこの本のタイトル通り
「顔は言葉でできている」と実感します。


・「言葉が積み重なってその人ができあがる、っていうのかな?」

全84話のエピソードが収録。
その中の26話目からです。

どんな美人もいつも不平不満ばかり言っていたら、
30歳、50歳と年をとった時に
美しくいられるかとなると難しいと感じます。

それとは対照的に、
生まれつき美人に生まれたわけではないけど、
いつも周りの人への感謝や
ポジティブな言葉を口にする人は
年を重ねるごとに美しくなると感じます。

口から出る言葉が積み重なって
顔つきまで変わると感じました。

・若い頃は美しかったに違いない

働いている時、
たくさんの患者さんに出会ってきました。

時々「この人は若い頃、きっと美人だったに違いない」と思われる女性を見かけることがあります。
なぜそう感じたかというと、
顔の造形自体は整っていたからです。

しかし、私はその人のことをあまり美しいとは思いませんでした。

口を開ければ不平不満ばかり。
薬の説明をしている時に、
誰かの悪口ばかり言っていたり、
私を含めた薬局の職員に対して
横柄な態度を取ったりすることもありました。

生まれ持った外見が美しい人が
必ずしも美しく見えるわけではないと感じました。

・感想

年を重ねるにつれて、美しく見せるために
努力する余地が生まれると実感しました。
美しく見える要素に、生まれつきの顔立ち以外のものが入ってくるからでしょう。

本書では、顔立ちと顔つきについてこんなことが語られています。

大人になるほどに「顔つき」が「顔立ち」を超えていくのを感じていました。

顔は言葉でできている! p2

顔立ちは、生まれ持った顔の形や作りです。
顔つきは、気持ちを表す顔の様子と定義しています。
顔立ちは綺麗なのに美しく見えない人は、顔つきがそうさせているんだと発見です。

もう私の年齢になると、
顔つきで見た目が変わってきます。
美人に生まれてきたわけではないので、
せめて顔つきだけでも美しくいたいと思いました。

以上、ちえでした。
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