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そもそも、キャリアコンサルティングとは

これから、「キャリアコンサルティング」を業務として行うために学んでいくわけですが、ここでは、スタート地点で理解しておくべき「キャリアコンサルティング」の定義や歴史についてコンパクトにまとめておこうと思います。
1.キャリアコンサルティングの定義
2.キャリアコンサルティングの源流
3.アメリカにおけるキャリアコンサルティングの発展
4.日本におけるキャリアコンサルティングの発展
5.まとめ

1.キャリアコンサルティングの定義

個人がその適性や職業経験等に応じて自ら職業生活設計を行い、これに即した職業選択や職業訓練等の職業能力開発を効果的に行うことができるよう、個人の希望に応じて実施する相談、その他の支援をいう。

「キャリアカウンセリング」と同義。

2.キャリアコンサルティングの三大源流

いずれも1900年代初頭、以下の活動が行われたのがキャリアコンサルティングの三大源流と言われています。

「職業指導運動」
アメリカで”職業指導の父”と呼ばれたパーソンズ(Parsons)が職業カウンセリングを始めた

「教育測定運動」
フランスの心理学者ビネー(Binet)が知能検査を開発し、「教育測定運動」が本格化した

「精神衛生運動」

ビアーズ(Beers)が精神衛生という観点を見出し、患者現状調査をはじめ、メンタルヘルス運動につながった

3.アメリカにおけるキャリアコンサルティングの発展

第2次世界大戦後に就職斡旋や心理・精神的ケアが喫緊の課題となり、1960年代後半から「職業カウンセリング・指導」として、キャリアカウンセリング、キャリアガイダンスが行われるようになりました。

1971年には「キャリア教育」施策が執られました。

1994年には、「学校ー職業移行機会法」が制定され、学校から職業への移行を援助する活動が本格化しました。

4.日本におけるキャリアコンサルティングの発展

第2次世界大戦後、中学校で「職業選択指導」が大阪でスタート

1950年代、高校で「進路指導」が行われるようになりました。

1990年代、バブル経済崩壊後、キャリアコンサルティング(カウンセリング)が急速に広まりました。

5.まとめ

今回は、キャリアコンサルティングの定義とその発祥について簡単にまとめました。

次回は、日本においてキャリアコンサルティングが求められてきた背景についてお伝えする予定です。

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