「ボーダー女はParisにいる。」

〜ボーダーそれは憧れにも似た。

ボーダーそれはParis....

....あたし、ボーダーの服着たいわ。

着れば？　　なんて言ってるのは
何処のドイツ？ドイツ、フランスはヨーロッパ..

....なんつって林家一門の落語みたいなオチになっちまったわね。

それは笑点に出演した時に大喜利でやるとして、

そうね、ボーダーね。

巷はボーダーで溢れかえってるわ。

Tシャツ、バッグ、靴下、パンツと
右を見ても左を見てもボーダーね。

ボーダー、ボーダー、ボーダーと
ボーダーを見ない日はないんやないかしらん？

ちょと森過ぎたわ。

いや、盛り過ぎたわ。　

にしてもさ、ボーダーの服を着てる人は
沢山いるわよね。

そして、だいたいのお店でボーダーの服を
見つけられましょう。

気軽に着られる〜ってのがボーダーなのかしら？

ノンノン、
あたしにはその逆なのよ。

さっと取って、さっと着れるって代物じゃないわけよ。

Tシャツなんかは着てる人多いし、
なんやったら　誰でも一枚くらいは持ってるのかも知れないわね。

勿論、あたしだって2枚ばかし所有しておるわよ。

でやんすが、

年に一回着れれば良いわね。

そして、ボーダーの服を着て行くときは
えいや〜！って覚悟を決めて外に出ますでんす。

おうちで何回も鏡見てさ、

なんてゆーか、こー
色んな角度から自分を見て、

脱いでは着て、
着ては　また脱ぐを繰り返し

やっと外出する決心がつこうってもんです。

それほど　あたしにとってのボーダーは
簡単には着られませんことよ、奥さま！

ボーダーのお洋服を着ているかたは多いけんど、似合うかどうかは別の話しだわね。

辛辣ごめんくさいませ。

ボーダーのルーツはなぁに？
水兵さんかしら？

あら違った。

元々は囚人や異端児が着る服だったのが
漁師に広まり水兵さんの制服に採用されたのだって....

ルーツ、　　なんだかわからないわね。　　

芸術家も愛好してるかた沢山いらっしゃるわ。

パブロ.ピカソなんかとても似合っていらっしゃったわね。

アジアでお似合いになるのは
島田順子さんしかいないわね、きっと。

てな具合いでさ、
ボーダーをお洒落に着こなすには
ちょいとテクニックが必要なのよ。

あたしには皆無ね。

あたしが着ると"海の男"て感じになるのよ。

....まず、小太りはボーダー着ちゃダメだと思うわね。
さらっとスマートになんて着れる気がしねぇわよ。

嗚呼、ボーダーをお洒落に着こなしてみたい。

時にはトレンチコートと共に、
ある時はボリューミーなスカートでキュートに、
ベレー帽でも被りますれば
ほら、もうアンタ、Parisの女よ、ららら〜

そんで、キャフェテラスにて
どデカいキャフェオレボウルに
波波キャフェオレを注いでもろて、
サックサクのクロワッサンを腰までつけて
食べましょうか。

なんて素敵なのParis....行ったことないけど。

誰かボーダーの着こなしご教授くださらない？

上島珈琲店で黒糖ラテ奢るわよ！

はてさて、
あたしがボーダーを全力で着こなせる日は
くるのでしょうか？

まず、横縞に耐えられる身体づくりからよね！

あ、いっけねぇ！
楳図 かずお先生を忘れてたわ！

アジア1のキング・オブ・ボーダーよね、やっぱり！