生活費ほぼ0円!長期休暇有り!準ジャパな平和村での仕事について。
こんにちは、風友乃です。
帰国して1か月。
平和村&ドイツの生活と、日本での生活にギャップを感じることもしばしば。
特に
「じ、じぶん、、、、でかっ、、、。」
私は身長が170センチあります。日本ではやっぱり、頭一つ出ちゃう。
まあそれはよくて。
今回は
平和村のインターンボランティアについて、5つのことを書きました。
✓平和村は準ジャパ
✓しっかり働きます
✓ルーティンは外国人のおむつ替え
✓マストの長期休暇
✓平和村での生活費ほぼゼロ円説
どのような方に届けたいかというと
・平和村という名前だけ聞いたことのある方
・ドイツに住みたい、ドイツ語を活かしたい方
・国際協力に関わりたいけど現地に行くのは不安な方
・平和村の住み込みインターンについて調べていたらたまたまたここに辿り着いた方
に届けたいと思います。
と、その前に。
ヘイワムラとはナンゾヤ?という方、
こちらをご覧ください☆
平和村は準ジャパ
平和村にはドイツ人と日本人のスタッフがいます。
(写真:アンゴラとガンビアの子どもたちの帰国パーティーでの一コマ。同期の一部です。2010年南アフリカW杯公式ソングのwakawaka、アフリカソングを踊り、最高に盛り上がりました!)
見てもらえればわかるかと思いますが、
日本人がたくさんいます。
正規の職員(有給)が4名、
半年から1年のインターンボランティア(無給)が
平均して10人働いています。
(あくまで平均です。過去20年間ほぼ常時日本人のボランティアスタッフがいました。)
ドイツ語に困ったときは誰かが助けてくれますし
ドイツ人スタッフも日本人に慣れいるので
文法がおかしくても大体理解してくれます(笑)
日本人スタッフが平和村を知ったのは、テレビ番組の影響が大きいそうです。
女優の東ちづるさんがテレビ取材で平和村を数回にわたって訪問し、
その番組(『ウルルン滞在記』)が数年間にわたって放送されて以来、反響が今でも続いています。
と、日本人スタッフが多いので
平和村内にも随所に日本が漂っています。
例えば住み込み生の寮では
・常に日本食のストックがある!
・日本米に近いお米が支給される!
・日本語の本が数百冊もある!
・ドイツ語と日本語がまじりあう!
(公用語はドイツ語)
さらに。
平和村にいる日本人、おもしろい。大好き。
私がいた時は
・20代と30代の男女
・北海道〜高知まで
・学生も社会人も
年齢も場所も様々な人たちが、日本中に散っていました。
バックグラウンドが違うのはもちろんのこと、
時間をとってドイツまで来てボランティアしている人たちということもあり、
生き方や考え方に個性があるように感じます。おもしろい!
そんな準ジャパの場所で
一体私は何をしていたのか。。。。
しっかり働きます
平和村のインターンボランティアは
半年~1年間の受け入れ期間で
週40時間(週5日8時間)働きます。
活動部署は3つあります。
・リハビリセンター(看護師・作業療法士・理学療法士)
・キッチン
・子どもたちの日常のお世話(Heimbereich)
このうち、私は3つ目のHeimbereich(ハイムベライヒ)で活動していました。
部署によって勤務時間は違いますが
リハビリセンターは日中、
キッチンとHeimbereichは早番と遅番に分かれていて
正規スタッフ同様に毎月シフトが組まれます。
そのシフトの中で何をしていたかというと、、、
ルーティンはおむつ替え
(もちろんおむつ替え以外もしていましたが…。)
私が活動していたHeimbereichでは、
日常生活のお世話を担当します。
子どもたちは3つの建物に別れて生活しています。
・小さい子どもたちの建物(Kleine Kinder、2-6歳)
・女の子の建物(Mädchen)
・男の子の建物(Jungs)
それぞれの建物に早番、遅番、夜勤の3交代制でスタッフがいます。
(インターンボランティア生は早番か遅番のみ)
小さい子を担当するときは、保育士をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
特に日本人女性は小さい子どもたちの部署に入ることが多いです。
(写真:一番左の男の子と、車椅子の右横のアンゴラの子は小さい子の建物で生活しています。)
具体的な内容は、
✓食事の配膳、サポート、片付け
✓トイレのサポート、おむつ替え
✓シャワーと着替えのサポート
✓子どもたちと遊ぶ
✓正規スタッフのサポート
✓夜の掃除(床掃除、トイレ掃除、ごみ捨てなど)
などです。
ちなみに平和村で働くと
☆アフガニスタンやアンゴラなど外国の子たちのおむつ交換マイスターになれます。
☆彼ら/彼女らと日本人の自分がドイツ語で会話するという、かなり謎な環境に身を置けます。
☆ドイツ語を話さなきゃいけない状況に置かれるので、文法が間違っていても外国語を気にせずゴリゴリ話す力がつきます。
(おかげで英語もドイツ語も、会話へのハードルがだいぶ下がりました!)
(写真:バックに映る彼がツボすぎる。イヤイヤ期で何をするにも時間がかかりますが、いつも笑わせてくれます。彼のおむつとお漏らしも何回交換したことか…)
マストの長期休暇
仕事の中には肉体労働もあります。働いてばかりでは疲れてしまいます。
そんな時嬉しいのが、
長期休暇!!!
スタッフは1か月につき3.5日の長期休暇(Urlaub)が与えられるので、
半年間のスタッフは21日、1年間のスタッフは42日間の長期の休みを
取らなければなりません!!
(さすがは休暇大国ドイツ。法律で休暇の取得が義務付けられています。)
スタッフは休暇前になると
「私は明日から○○にいくの〜!あ〜楽しみ!!」「私は明日から掃除しまくるんだ!!(ドイツ人)」
と、それはもう楽しそうに話します。
日本人はこの期間にヨーロッパ中、モロッコにまで旅行します。
(写真:日本から遊びに来てくれた友人たち。『美女と野獣ごっこinフランス』をしようと薔薇を買って映えを求める日本人女子大生🌹)
(家族が年末年始ドイツに来た時。鏡餅のsnow@ミュンヘン市庁舎展望台。なんともいえないミスマッチングさ。)
(写真:ドイツ留学中の友達とベルギーで再会。2日後に財布がスられるとはつゆ知らず、余裕の笑顔をかます私。)
旅行にはお金が必要なんですが、
なんですが、、、
平和村での生活費ほぼゼロ円説
平和村で働くにあたっての重要ポイント
滞在費はほとんどかかりません!!!
というのも、飲食代、光熱代、水道代、部屋使用代、通信代(Wi-Fi)、日用品全部支給されるからです。
(その対価として働いています)
食べ物と飲み物は、週2回希望のものが配給されます。
水・ジュース・ココアに始まり、パン・ごはん・パスタ、たくさんの野菜・果物、ヨーグルト・チーズ・ハム・レトルト食品や缶詰、バター・ケチャップ・油などの調味料、色々なティーパック、ハリボー・チョコ・スナック菓子まで。
ただしお酒は支給されないので、お酒や他に食べたい場合は、徒歩15分ほどのスーパーへ買い出しします(自費)。
余談ですが
平和村から1時間ほどの都市デュッセルドルフには
日系企業が集まっていて、ヨーロッパ最大級の日本人コミュニティがあります。
日本だけでなく、韓国人や中国人もたくさんいるので、「ここは本当にドイツ??」と思ってしまうほど。
日航ホテルや日本食スーパー、和食レストラン/居酒屋はもちろんのこと、日本人学校もあります。
小学校6年生は毎年平和村に訪問して下さいます。
だから、日本食はほぼなんでも買えますし、食べられます!!
(値段は日本の2倍くらい…)
(写真:4人で久々のトンカツinデュッセルドルフ。全員笑いが止まらない。)
話がそれてしまいました。
日用品は、洗濯洗剤・シャンプーなど・各種タオル・歯ブラシ・歯磨き粉・ティッシュ・トイレットペーパー・生理用品などが支給されます。
ですので、
1 円 も か け ず に
生 活 で き ま す 。
かかる費用といえば
【渡独前】
✓A型/B型肝炎の抗体のための注射
(私は1回5000円×6回)
※感染している子どもが時々いるので必須
✓飛行機代
✓保険代(滞在期間や会社によって数万~数十万円)
※必須
✓日本食、服、日用品など
【滞在中】
✓旅費、交際費、交通費
✓上記以外の日用品代(飲食代や服、化粧品など必要に応じて)
✓SIM代(平和村内にはWi-Fi有)
✓帰国の飛行機代
旅費については、ヨーロッパにはLCCのやFlix busがといった格安移動手段、ホステルも普及しているので、安く旅行できます。
だから、ほんとうにお金をかけないでドイツに滞在できます。
さて。
私も実際に働いてみるまでわからなかった
平和村のあれこれを書いてみましたが、
ここで働くのが特にどんな方におすすめかというと、
・お金をかけずにドイツに住みたい方、ドイツ語を活かしたい方、ドイツ語うまくなりたい方
・留学とは違った異文化体験をしたい方
・国際協力に興味があるけど現地に行くのは不安な方
・日本中におもしろい友達を持ちたい方
など。
平和村で働くこと、
本当に貴重な経験になると思います。
(こんなに多くの外国の子どもたちと関わることや、ドイツ人と日本人スタッフに囲まれて働くことってなかなかないんじゃないかなぁ)
日々学びだらけでした。
旅行もそれなりに行けますし、
貴重な日々を共有できる日本人がいるので、思い出をより鮮やかで深いものにしてくれます。
私は、活動してみて本当に良かったです。
☆インターンボランティアについての詳細はのHPに記載されています(こちら)
☆平和村のFacebookアカウント(日本語)はこちら
☆日本各地で元インターン生によるイベントも行われています(こちら)
お読みいただきありがとうございました☆
写真提供:ドイツ国際平和村 無断転載禁止
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