「殿、利息でござる」監督:中村義洋/2016
こんなお話
1766年(明和3年)の仙台藩領内の宿場町・吉岡宿。仙台藩の宿場町には宿場町間の物資の輸送を行う「伝馬役」が役目として課せられており、通常は藩より宿場町に助成金が支給されているのだが、吉岡宿は藩の直轄領ではないため助成金が支給されていなかった。このため、伝馬役にかかる費用は全て吉岡宿の住人が負担して町は困窮し、破産者夜逃げ者が相次ぐ有様であった。
レビュー
私財を投げ打って、宿場町を困窮から救う話です。
後世のためとあらば、自分の店を潰れてもいいとする「無私の心」。
いやぁ、すばらしい。
とかく、自分勝手な人間が多い昨今。
「自分さえよければ・・・」が横行する世の中だからこそ、
こういう話は心にしみますね。
仙台の話なので、フィギュアの羽生君がゲストで出てました。
意外にちゃんと演技できてるし、まげもしっくりw
多彩なお方ですな。
あと、竹内結子も出てます。
東日本大震災を意識して、地方再生もテーマになっているそうな。
災害があった時、日本人の礼儀正しさや助け合い精神の素晴らしさがニュースに取り上げられることも多いですが、災害があってもなくても、いや災害なんてなかったとしても、地域の人々が無私で助け合えるコミュニティが当たり前になるといいですね。
映画にも色々な種類のものがありますが、こういう「勉強になったな〜」「こんな偉い人もいたんだな〜」ってのを親子で観るのもいいかなと思う今日この頃。
よし!私も明日からは無私の心で・・・・いや、一日一善ぐらいから始めようかなw
▼primeで見られます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01KSLW6AW
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殿、利息でござる
2016/松竹
<スタッフ>
監督:中村義洋
脚本:中村義洋、鈴木謙一
原作:磯田道史「穀田屋十三郎」
(『無私の日本人』所収)
製作:池田史嗣
ナレーター:濱田岳
<キャスト>
阿部サダヲ
瑛太
妻夫木聡
竹内結子
羽生結弦
松田龍平
草笛光子
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